ジーコジャパンレポート

2006.6.9 いよいよ開幕

ドイツW杯がいよいよ幕を開けた。夕刻にキックオフした開幕ゲーム、ドイツーコスタリカはホスト国のドイツがエースのバラックを故障で欠きながら、クローゼの2発などで4-2と快勝。終盤にカウンターの応酬となったポーランドーエクアドルは、エクアドルが2ゴールを挙げ、勝利した。

ドイツ各地は母国の勝利に喜ぶ人びとが町中にあふれた。勝利の瞬間はところどころで車のクラクションが鳴り響き、試合を見ていない人でもドイツの勝利を知ることができたほど。この日はA組の2試合のみが行われ、10日にはイングランドーパラグアイ、トリニダード・トバコースウェーデン、アルゼンチンーコートジボワールの3試合が行われる。

その開幕日、日本代表は初戦のオーストラリア戦(12日・カイザースラウテルン)に向けて、調整試合となる紅白戦を行った。前後半25分ずつのゲームではレギュラー組は以下の通り。

前半:GK川口、DF坪井、宮本、中沢、MF駒野、中田英、福西、三都主、中村、FW高原、玉田
後半:GK川口、DF坪井、宮本、中沢、MF駒野、中田英、福西、三都主、中村、FW高原、柳沢

スコア 主力組 3-2(前半1-1) 控え組
▽得点者【主】玉田、柳沢、福西、【控】土肥、小野

炎天下、そして本番間近という状況が重なり、序盤から激しさに欠けたが、随所に好プレーが見れた。ケガ人などの影響で、前半は控え組の攻撃的MFに本来GKの土肥が起用されるなど、紅白戦ならではの意外性が光り、その土肥は前半22分にゴール前のこぼれ球から1点を奪っている。主力組は前線からの守備が甘く、クロスからのセカンドボールにも対応しきれなかった。控え組の勢いに押される場面が多く、前半は終了間際の玉田の1点でやっと引き分けた。

後半は注目の柳沢が戻ってきた。ドイツ戦後、右太もも裏を痛めて練習を離脱していたが、いきなり合流。まだ、練習でフルメニューをこなしていない状況で、紅白戦に臨んだ。ただ、今まで慎重にリハビリを行ってきた成果もあり、開始から動きは軽快。開始30秒で三都主の左クロスに飛び込み、頭で1点を奪った。その後の積極的な守備、ポストプレーや起点となる動きで、主力組にリズムをもたらし、復活を大きくアピール。オーストラリア戦を目前に控えるジーコ・ジャパンに好材料をもたらした。

試合はその後、控え組が小野のゴールで同点に追いつき、主力組が福西の得点で突き放して終了。シュート練習を行って、この日の調整を終えた。また、右足首のねん挫を負っている加地は午前と午後にリハビリメニューをこなした。

日本代表は10日もボンで調整し、その後、試合会場となるカイザースラウテルンに移動する予定だ。

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