ジーコジャパンレポート

2006.6.8 開幕前日

6月9日、いよいよドイツW杯が開幕する。初日は1試合のみで、ミュンヘンで行われるホスト国のドイツ対コスタリカ。ドイツ国内も徐々に盛り上がりを見せており、ドイツ各地で前夜祭が催された。日本が合宿を行っているボン市内でも広場の一角で前夜祭が行われ、多くの地元ファンが足を運んだ。

とはいえ、日本代表にとっての本番はまだ先。この日は午後3時からの練習で調整を行った。今週に入り、ようやく初夏の雰囲気を漂わせるボンは、気温が20度を超え、半袖の人びとも目立ってきた。日本代表の練習場やそこに隣接しているレストランには多くの日本人ファンも足を運び、声援も飛び交った。ただ、W杯が近づくに連れ練習場の警備も厳戒となり、正面入り口では門の開閉の音がひっきりなしに鳴り響いた。ファンも簡単に近づくことはできずに、サインを求めても、厳しいのが現状だ。

練習に参加したのは21選手。右太もも裏痛の柳沢と右足首痛の加地がいまだに別メニューだ。加地は午前中にも1人ピッチに姿を見せ、懸命にリハビリを実施。まだウオーキングと軽いランニングやステップなどのメニューをこなすのみで、完全合流の日にちは確定していない。もちろん、12日のオーストラリア戦へのメドは立っていない状況だ。一方の柳沢は午後練習のアップやパス練習まではチームに混ざってやったが、その後はトレーナーとともに別メニューとなった。柳沢の方が復帰は早そうで、オーストラリア戦への出場に向けて、早期の完全合流を目指している。

日本代表は主に戦術練習に費やした。攻撃陣と守備陣に分かれ、前者はシュート練習、後者はフォーメーション練習を実施。守備ではGK川口、DF坪井、宮本、中澤、右MF駒野、左MF三都主、ボランチの福西が配置され、それに対し、巻、大黒、小笠原、小野らが攻撃を仕掛ける形で練習。長身の巻をオーストラリアの1トップ、ビドゥカに見立て、数種類の攻撃パターンを行った。わざと数的不利の状況で守備を行い、カバーリングやマークの徹底をうながした。

6月9日は午後練習のみの予定で、いよいよ最終仕上げに突入する。

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