ジーコジャパンレポート

2006.5.24 Jヴィレッジ合宿打ち上げ

練習試合
日本代表 22ー0(前半10-0) 富岡高

▽得点者 高原5、柳沢2、福西2、中澤、大黒6、巻、玉田、小笠原3、小野

日本の先発メンバー(3-5-2):GK川口、DF坪井、宮本、中沢、MF加地、中田英、福西、三都主、中村、FW高原、柳沢

ジーコ・ジャパンはこの日、福島で行っていた国内最後の合宿を打ち上げた。午前中の練習試合で合宿を解散。25日につかの間のオフを取った後、翌26日にドイツに向けて出発する。

同日行った練習試合は地元高校の富岡高が相手。高校生だけに力の差は歴然としたものがあるが、その中でも自分たちのサッカーをしっかり考え、イメージしながらプレーすることを確認して、試合に臨んだ。試合は常にシンプルなプレーを心がけ、素早い攻守の切り替えから、的確なパス回し、速攻という形を何度も見せた。ボランチの中田英が絶妙なサイドチェンジやロングボールを見せれば、中村もボールを持ちすぎることなく、バランスを考え、起点となった。

結果的に大量得点が生まれたが、重要なのはその課程であり、まずまずの内容となった。ジーコ監督は試合後、ドイツW杯1次リーグ初戦のオーストラリア戦で現状のままなら今回の先発布陣で臨むことを明かしており、ドイツでの最終調整が注目される。

ジーコ監督に聞く

-福島合宿が今日で終わりだが。
「うまくいったと思う。日本でやっていた選手にとってシーズン途中ということで、3、4日は厳しいフィジカルだったと思う。全力でトレーニングしたことでしっかりと戦えるベースができた。技術的にも前向きにやってくれた。ちょっと怪我人が出たが、あれだけ厳しい練習をやったのだから、これが普通だろう。ドイツにいいコンディションで行けることをうれしく思う」

-2つの練習試合で見たかったことは?
「いつもと一緒。自分たちの仕事、今までやってきたことの確認だ。ドイツでもテストマッチ2試合があるし、その前に今までやってきたことを確認したかった」

-今やっている3バックはオーストラリア戦を想定したもの?
「最初のオーストラリアは問題がなければ、このシステムでいく。ただ選手の状態を見ながら変えていく可能性もある。選手は生ものみたいなものだし、その時その時で一番いいものを当てはめていきたい。3バックで始めてもずっと3ということはなし」

-今日はカウンターの確認だった?
「それもあるが、全体的なもの。取られたときにチームを引かせてしっかしたポジションでボールを奪ってカウンターを狙う。うちの選手はショートもロングも精度が上がってきてる」

-両サイドの選手は?
「コンディションがすごくいい。ただ常にどんどん行くんじゃなくて、タイミングを見て、すすっと上がっていくことができている。ここでポイントになるのは深いところまでいって中を確認してクロスを上げることだ。アレックスも加地も駒野も中田浩も最後の正確性があった」

-DFとボランチの関係は?
「福西が上がって中田英が残る。中田英が上がって福西が残る。その辺のリズムがとぎれなくできていた。両方上がることがない。声も出ていた。福西はタイミングを見て出ていっていたし、遠目からのシュートもあった。中田英も後ろから周りを使う動きがすごくよかった」

-FWは?
「速いし、正確、また自分たちでいけないところも後ろのためにスペースを作ることもできていた。ただ柳沢はリズム感や試合勘を取り戻している最中で、そう長い時間はかからないと思う」

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