ジーコジャパンレポート

2006.5.8 大阪に集合

ジーコジャパンがW杯に向けて最後の調整に入っていく。日本代表はキリン杯のブルガリア戦(9日、大阪・長居陸上競技場)を控え、大阪市内に集合し試合会場で公式練習を行った。 7日にJリーグ戦があった小野、長谷部、坪井の浦和勢と小笠原、本山の鹿島勢は宿舎で別メニュー調整。その他の17選手が約2時間、セットプレーの確認やミニゲームなどで汗を流した。

ジーコ監督はブルガリア戦に浦和、鹿島勢を先発起用しないことを明言。3-5-2の布陣で、2トップには3月末のエクアドル戦と同じ久保(横浜M)、玉田(名古屋)が入るとみられる。

フォーメーション練習では先発組が GK川口、DF田中、中沢、宮本、MF加地、福西、阿部、村井、遠藤、FW久保、玉田 だった。

ジーコ監督会見

「明日は第1戦。厳しいリーグ戦の試合が終わったばかりのところではあるが、日本のサッカーを支えてくれた大事なスポンサーの冠がかかった大会であるので、選手にはできることをめいいっぱいやろうと言った。内容プラス代表のユニホームを着たからにはいつも勝ちに行く姿勢が大事。お客さんもたくさん詰め掛けてくるだろうから、しっかりと仕事をしてとにかくいい準備にしたい。

-監督は以前、ロビーニョのような選手が欲しいと言っていたが?
「ハッキリいえることは全員にその可能性がある。ここにいる全員が、それに近い存在だ。付け加えると、私がロビーニョと言ったのは、現在の代表選手以外でJのクラブから出てくればいいという意味だ。今のメンバーは代表のユニホームを着て長くやっているわけで、その意味でいなかった」

-鹿島と浦和の選手は出ないようだが
「こういうスケジュールになるのは最初から分かっていた。今日、グラウンドに出て来なかった選手たちについては、ホテルで調整している。リーグ戦のスケジュールがここ数節は厳しかったこともあるし、この4年の哲学にならって、試合をした選手は本大会が近くても無理をさせずに翌日は休ませるようにした。明日のスタメンは、今日の練習に参加していた選手。ただ後半からとか途中出場はあり得るが、今日いない選手が先発に選ばれることはない。コンディションは大切だし、次の試合(13日のスコットランド戦)もある。まだこれから調整はできる」

-玉田がビブスを付けていたが、もう一度見てみたいからなのか?
「もちろんクラブで点が取れればいいのだが、この時期になるとそれよりも代表というチームでどれだけできるかということが重要になる。エクアドル戦でも良かったので、もう一度感覚を取り戻すことを期待したい。これが選手を選ぶ時期なら考えるが、もう1試合続けてピッチ上でいい形ができたら、自信が取り戻せるし、周囲との連係でもいいものが期待できると思う」

-今日の練習では監督自らがセットプレーを蹴っていたが
「今日は人数が足りず、蹴る人間がいなかったからだ。ただ、ポジショニングは見ておきたかった」

-中盤については、どんなことを期待するか?
「この時期にきているので、もう彼らのプレーの質は分かっている。海外組が参加できない場合は国内組がそのポジションを担うということは、この4年間に繰り返されてきたことではあるが、海外組の質が高いことは誰もが認めるところだろう。次の試合で国内組も質が高いとなれば、私も最後の23人を選ぶ時点で迷うことになるだろうが、1つのポジションに2人しか選べない。もちろん、選手は皆かわいいが、そうした感情抜きで日本にとってベストなチョイスをしたい。良くも悪くも、この4年間は海外組と国内組に分かれてしまう状況が続いてしまった。これが欧州や南米なら、FIFAデーに試合ができるのでベストのメンバーが組めるのだが、アジアではそうはいかず、どうしてもベストのメンバーが組めなかった。そこがアジアでチームを率いることのつらさだ。ただ、今の日本には23人から30人くらいレベルの高い選手がいる。これをまたチョイスしていかなければならない。これは皆で切磋琢磨して、海外組が使えない状況でも国内組がベストを尽くしてくれたおかげで、30人、あるいはそれ以上の質の高い選手がそろったのだと思う。23人のメンバーについては、自分の感情を抜きにして、ベストのチョイスをしなければならないのだが、そのことがこの4年間で一番きついことだ」

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