ジーコジャパンレポート

2006.4.4 キリンカップ記者会見

日本サッカー協会は4日、都内のJFAハウスでキリンカップの記者発表を行った。日本協会の川淵三郎キャプテンやジーコ監督らが出席して行われた。

キリンカップでは5月9日に日本ーブルガリア戦(長居スタジアム)、同11日にブルガリアースコットランド戦(神戸ウイングスタジアム)、同13日に日本ースコットランド戦(埼玉スタジアム)が行われる予定で、ドイツワールドカップ前最後の国内強化試合となる。賞金総額は16万USドル。その直後の15日にはワールドカップ登録メンバーの23選手が発表となるため、最後のサバイバルの場としても注目される。

前日まで1泊2日で入院していたジーコ監督はこの日、元気な姿を披露し、質疑応答にも対応。周囲の不安を吹き飛ばした。

ジーコ監督のコメント

「まず皆様にお伝えしたいのは、昨日、おとといと日本医療のすばらしさを体験させてもらったのをうれしく思っていること。あれだけの苦痛が一瞬で消えた。日本の医療のすばらしさを体感した。でも、日本の医療にかかるのはこれが最後にしたい。キリンカップでは本大会直前の貴重な2試合を用意していただいた。この2試合が終わった直後に23人のメンバーが決まる。最後のアピールの場となる。ブルガリアは強いしワールドカップ予選もぎりぎりのところだった。日本のことをよく知っている元柏レイソルのストイチコフ監督も研究してくるだろう。スコットランドも中村俊輔が活躍してる国で、イングランドに似た古豪だ。W杯で対戦するチームの仮想という意味では力が入る。選手も国を代表して戦うのでしっかりと準備をしてほしい」

-ワールドカップのメンバー発表はいつを予定している?
「この大会が終わってからだ。15日の予定にはなっているが、詳細は分からない」

-キリンカップに欧州組は呼ぶのか?
「本大会直前の大事な試合。彼らのコンディションを見るということ。基本的には海外組の招集は考えていない。クラブで出番がなくて、直接プレーしたいと言うのであれば考えるが。ただ欧州勢はある程度休養も必要になるから。それぞれと話し合って決めたい。国内中心でプレーする選手を固めようと思っている」

-ジーコ監督はメンバーを固定してきたが、まだワールドカップ最終登録メンバーには新たな選手を呼ぶ可能性もあるのか?
「自分はサッカーについて自分の哲学や考え方に基づいてメンバーを選考してきた。それが固定的と思われるのは仕方がない。それが強いチームを作る基本だと考えてきた。明日がメンバーの提出ならば、今でも23人を選ぶことができる。ただ、まだそれぞれの試合が残されている中で、何が起こるか分からない。門戸が閉ざされているとは思ってほしくない。以前、日本のために戦ってくれたメンバーで今漏れている選手も諦めてほしくない。最後まで信じて国のために戦える準備をしてほしい。30から35人のリストの中で選ぶということが現時点では言えることだ」

-前回のエクアドルでは5人のFWを招集したが、今大会もそういう風に考えている?
「前回は5名を選出したが、柳沢がけがをした。ただ、残りの4人は最高のパフォーマンスをしてくれたと思う。5人を連れて行く可能性もあるが、今の時点で決めるのは早い。試合が残っている。玉田は前線で張ることもできるが、後ろから飛び出すという使い方もある」

-体の方は大丈夫か?
「私も人間だからくだらないものを食べてしまうこともある。よくストレスじゃないかと言われるが、自分はそういうのはない。本当のことを言うと、食い合わせが悪いものを食べてしまったと思う。変なものは食べないということだ。最初病院に入ったときは吐いたり、ものすごい痛みだった。ただ、翌日点滴をしたら効いた。今まではあんな痛みを経験したことがなかった。内蔵の痛み。みなさんはこのままジーコがいっちゃうんじゃないかと思ったでしょうけど、まだまだいますから。あと数か月は(笑)」

-何を食べたのか?
「いや、サンドラ(夫人)もエドゥーも同じものを食べた。その時の体調もあったと思うし、前に食べたものとの食べ合わせが悪かったのかもしれない」

-キリンカップには何人を呼ぶ?
「23人だ」

-そこでメンバーに入らなくて、ドイツワールドカップメンバーに呼ばれる可能性は薄い?
「かなり難しくなると思う。この2試合で呼ばれなければ。ただすべてが終わるというとそうじゃない」

-フランス2部リーグ、グルノーブルの大黒がハットトリックをしたが?
「「知っている。もうあのくらいの選手ならば取れないということの方が不思議だと思う」

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