ジーコジャパンレポート

2006.2.8 練習試合

日本代表 14-0(前半5-0) JYSO(ジャパン・ユース・サッカー・オーガナイゼイション)

▽会場、アメリカ・サンタクララ
▽得点者【日】久保、小笠原2、遠藤2、巻3、長谷部2、佐藤2、村井、本山

アメリカ遠征中の日本代表が8日、サンタクララで地元の日本人クラブチームと前後半40分の練習試合を行い、14―0で大勝した。レギュラー組で臨んだ前半は5-0。サブ組中心の後半は9-0だった。

前半の先発メンバーは以下の通り。(システムは3-6-1)
GK川口、
DF田中、宮本、中沢、
MF加地、福西、遠藤、三都主、小野、小笠原、
FW久保

スタジアムのスタンドには半そで姿が目立つほどの暖かさの中、アメリカ戦(2月10日・サンフランシスコ)前最後の実戦が行われた。相手は地元の日本人クラブチームで、主軸はユース年代だが、この日はOBも混ざっていた。

前半は今まで通り3-6-1のシステムを敷いた。前日の紅白戦では多くの課題を残していたが、この日は進歩した部分も見せた。特に11トップの久保の後ろに位置する小笠原と小野の攻撃的MFの運動量が増え、前線に積極的に飛び出すなど、流動性が出た。これにより、チーム全体にリズムが生まれ、攻撃でもいくつもの形を作ることができた。

前半16分には小笠原のスルーパスに加地が飛び出し、右サイドからシュート。これが左ポストに直撃し、跳ね返りを久保が押し込んで先制した。同21分には小笠原と小野が左サイドで絶妙なワンツーを見せ、抜け出た小笠原がシュートフェイントでGKも交わして、2点目。その後も、遠藤、小笠原、遠藤と加点し、5-0で前半を折り返した。

主力組は今までとは見違える出来だったが、まだまだ改良点も多い。特に1トップの久保を生かしきれておらず、クロスやくさびのタイミングがずれており、今後のテストマッチで徐々に馴染ませる必要がある。

後半から入ったサブ組は前半のメンバー以上に発奮。開始3分で左のショートコーナーからFW佐藤が頭で決めると、同7分には右サイド駒野のクロスをFW巻が決めた。さらに巻が連続でゴールを上げ、同24分にはMF長谷部が相手のボールをカットして、9-0。その後もゴールラッシュとなり、14-0で大勝した。

日本代表は同日、サンノゼからサンフランシスコに移動。9日に最終調整を行い、10日のアメリカ戦に備える。

ジーコ監督に聞く

-今日は練習試合だったが。
「今日は良かったと思う。昨日やりたかったことを考えながら、試合をした。特にポジショニング、動き方、パスワークなどを見ていた。まだまだ、2列目からの飛び出しを含めてよくなると思う。まだ球に慣れていないのか、パスミスも多かった」

-クロスの精度はどうか。
「選手の頭の中にはあると思うので、これからよくなっていくと思う」

-今日の試合はどういう指示だった?
「相手が強い弱いじゃなく、自分たちのやろうとしていることをしっかりとやっていこうと指示した。これから疲れも取れていくし、いくつかの練習試合もあるのでよくなっていくだろう」

-久保はどうだった?
「大丈夫。今合宿も全部練習をこなしてくれている。小野も大丈夫だ」

-サブ組が9得点と結果を出した。
「本当に気持ちが出ている。自分たちのプレーをしようという気持ちを持っている証拠。虎視眈々と(出番を)狙っている」

-3-6-1へのこだわりは?
「ケーキの作り方のように、こうやればこう、というのじゃない。1トップはこれという形がなく、小野なり、小笠原なり、加地なり、三都主なり、久保なりが全員で攻めるのが1トップだ。10人で攻めて、11人で守る。ただ、久保を孤立させないことが大事だ」

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