ジーコジャパンレポート

2006.2.3 練習試合

日本代表 5-0(前半1-0) 鵬翔高校(宮崎)

▽得点者【日】小笠原3、巻2

宮崎市内で合宿を行っている日本代表が3日、地元の強豪、鵬翔高校と練習試合を行った。過酷なフィジカルメニューをこなしてきた選手たちは疲労が蓄積され、この日の午前にも練習を実施。午後に行われた今季初の実戦ではベストコンディションとはかけ離れていたが、それでも、現段階でまずまずの調整となった。

前後半40分で行われた試合では最初にレギュラー組が登場。メンバーは以下の通り。
GK川口、
DF田中、宮本、中澤、
MF加地、福西、遠藤、三都主、小笠原、小野、
FW久保

腰痛から復帰した久保、そして浦和に移籍した小野が加わった日本代表は3-6-1のシステムを採用。1トップの久保の後ろに小笠原、小野が配置され、トライアングルが形成された。

序盤は久保がボールを触る場面が少なく、サイドからのクロスも単発に終わった。しかし、徐々に前線で起点ができ始め、前半22分に先制の場面が訪れる。左サイドを小野が突破。ニアに低いボールを送り、そこに飛び込んだ久保がスルー。後方の小笠原が左足で決めた。

同31分には右サイドでボールを持った小野から華麗な攻撃がスタート。小野ー久保ー小野ー小笠原ー久保とダイレクトでつなぎ、最後は遠藤が決定機を迎えたが、シュートは枠の上を超えた。同33分には久保が左足で強烈なミドルを放つも、GK正面。同39分には左の三都主からゴール前に好クロスが上がるも、久保のヘッドはわずかにゴール左にそれた。

前半は1-0で終了。後半からはシステムを変更した。
GK川口、
DF駒野、坪井、茂庭、村井、
MF長谷部、阿部、本山、小野、
FW佐藤、巻

3-6-1から4-4-2に変えた日本代表もまずまずの動きを見せた。後半7分、左からの佐藤のクロスを巻が合わせ、2-0。同16分にはゴール前のこぼれ球を再び巻が押し込み、3点目。その後、小野と代わった小笠原が2点を加点し、5-0で試合を終えた。

会場につめかけた6000人のファンからも大きな歓声が上がっており、上々の練習試合となった。日本代表は4日の午前に宮崎合宿を打ち上げ、一時、解散。5日にアメリカ遠征に出発し、10日のアメリカ戦に備える。

ジーコ監督に聞く

-ヨーロッパで監督をやりたいというような話が挙がっていたが?
「まだ分からないよ」

-イングランド代表監督が今年6月で辞めるが、興味はある?
「今、自分は日本代表の監督であり、W杯を戦う前にコメントすることはない」

-午前中の練習では色々と指示を出していたが。
「いつもと同じ。自分が学んできたことの基本を伝えただけ」

-練習試合の際の指示は?
「フォーメーションについてだけだ。どういう風にしてほしいか、ということ」

-個人的な指示は?
「今日はない。攻撃と守りの基本的なことを言っただけだ」

-アメリカ戦の先発は今日のメンバーになる?
「今日(のシステム)に関しては、常に意識している」

-今季初の試合としてはどう分析するか。
「満足している。今日は練習を始めて5日目。細かいことは望めないし、どちらかと言えば、これから行うフィンランドやアメリカとの試合というより、W杯で何をやるかということを計画している。勝ち点3を狙うのは(アジア杯予選の)インド戦だけだ。公式試合だけ。インド戦は非常に大切な試合だからね。だけど、他の試合は全部W杯に向けた準備だ。W杯1次予選のオマーン戦から2日前に紅白戦をやって準備してきたように、W杯も同じ形でいくつもり」

-今日はアメリカを意識していない?
「自分たちの中の準備をしただけ。そういうシミュレーションは考えていない」

-小野は今日は?
「良かったよ」

-久保はどうだった?
「全員が良かったと思う。今年一発目のゲームだし一人一人について言うのは早過ぎる」

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