ジーコジャパンレポート

2006.1.29 2006年始動

ジーコ・ジャパンはこの日、宮崎市内に集合し、2006年シーズンのスタートを切った。ドイツW杯を6月に控え、計画的なコンディション作りで本番に備える。宮崎には21選手が集合。FW鈴木隆行がレッドスターに移籍したために合宿を辞退しているほか、浦和に復帰したMF小野伸二も遅れての合流となったため、当初の予定より少ないメンバーとなった。小野は2月1日から合流予定だ。

宮崎では2月4日まで合宿を行い、フィジカルを徹底的に鍛え上げる。その後、2月5日にアメリカに向けて出発し、同10日にアメリカと試合を実施。その後、フィンランド、インド、ボスニア・ヘレツェゴビナなどと試合を行い、3月のJリーグ開幕に突入する。

合宿初日の29日は午後の1回だけ練習を行い、約1時間半、ボールを一切使わず、ジョギングや数種類のダッシュ、筋力トレーニングなどで汗を流した。練習前には宮崎県から果物や宮崎牛10キロが送られ、また、練習場に8000人のファンが詰め掛けるなど、熱烈な歓迎を受けた。また、新ユニホームのお披露目や記念撮影なども行われた。

気温は関東よりも暖かく、曇り空ながら、環境の良い中での始動となった。30日からは午前午後の2部練習となり、フィジカルテストなどが行われる。

練習前のミーティングでのジーコ監督の言葉

「2004年から宮崎で練習のスタートを切ったが、今までと違うのは、ファンの数が年々増えているということ。我々はこの期待に応えなければいけない。そのためには、これから先のハードルを一つ一つ乗り越えて、今までよりもほんの少しだけでもレベルを上げるように今日から努力してほしい。クラブでも同じような量とレベルで練習に臨んでほしい。みんなで手を取り合いここまで来た力をもう一段上げて、集大成としてほしい。今年は厳しい年になる。みんなに対してだけではなく、自分にも厳しくしていこうと思う」

ジーコ監督に聞く

-初日の練習を終えて。
「今日の動きは、各自が自主トレで動いていたようで、初日から動きがいいと思う。このまま上げていける雰囲気だ。宮崎での合宿は3年目。ここで始めて、しっかりと築いて、いい結果を出してきた。今までの積み重ねを全て出す、大切な年となる。いいものを出せるよう、期待したい」

-今日は選手にどのように話した?
「今まで3年間苦労した中で、みんなで力をあわせてやってきた。予選も本当に厳しかったけど、突破して本大会への切符を勝ち取った。本大会へは今日からがスタート。一瞬、一瞬、力を出してはじめて力が出せる。6月に帳尻を合わせようとしたら、間に合わない。国民が我々に何を望んでいるかも、伝わってくる。初日から力を抜かないでやっていこう、と言った」

-これから4か月間、選手に期待するものは?
「あと数ヶ月で最終的に23人になる。ここにいるグループや海外にいる選手たち、みんなが狙っている。生産性、貢献度、ゲームだったり、練習だったり、そういう中での貢献度を基準に23人を選ぶ。基本的に貢献度が期待できる選手が23人の中に入る。基礎はフィジカルコンディションとなるし、今日から努力してもらう。23人を選ぶ基準は今までと変わりはない」

-代表復帰した久保と話をした?
「本人とは話した。ブランクがあったし、今の精神状態、目標、本質的にどう考えているのか、それを聞いた。本人は本大会でしっかりとやりたいと言っていた。それで気持ちの強さをすごく感じた。どんな選手でも気持ちがついてこなければダメだ。彼の今年に対する意欲を感じることができた。今、痛みが再発したら致命的になるし、メリハリをつけながら、スタッフや自分が最大限、援助したい。ベストなコンディションなら、間違いなく日本にとって大きな戦力となる」

-小野はいつから合流?
「自分としては(2月)1日に来るよう招集した」

-ミーティングの中で自分にも厳しくと話したのは?
「去年よりも少しでも上げるように努力するということ。そういうと年なんだということだ」

-久保の腰をケアするにあたって具体的な案は?
「メディカルグループが最良の方法をとる。ただし、逆に怖がっていても良くない。少しずつ上げていきたい」

-アメリカ戦は起用する?
「当然だ。彼だけでなく、全員の気持ちを尊重していきたい」

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