ジーコジャパンレポート

2005.8.7 日韓戦で激勝

韓国0 (前半0-0、0-1) 1日本

▽得点者【日】中澤
▽会場 韓国・大邱総合競技場

東アジア選手権最終戦で、日本が劇的な勝利を収めた。引き分け以下なら最下位、逆に勝てば2位に浮上。アジアの覇者のプライドにかけて屈辱の結果だけは避けたかった。ライバル・韓国は圧倒的なホームの大声援を背に、激しいサッカーを展開してきた。だが、それに屈するわけにはいかなかった。
序盤は我慢の展開。開始11分、韓国はFW李天秀が右サイドを突破し、左足でシュートを放つ。ゴール左隅ぎりぎりにコントロールされたボールを、GK土肥が右手を伸ばし間一髪でセーブ。その後も、韓国は立て続けにシュートを放った。同13分にはゴール前の直接FKのチャンスもあり、同18分には右CKからDF柳京烈がヘディングシュート。ミドルシュートも襲う。対する日本は前半33分、ようやくMF本山がドリブルで切れ込み、エリア外から左足で初シュート。早めに先制点がほしい中で、厳しい展開を強いられた。
後半からジーコ監督も動く。同15分、負傷したDF坪井に代わり、DF中澤を投入。同23分には本山に代え、MF小笠原を入れた。さらに同32分にはFW玉田をFW大黒に代える。勝つしかない状況で、使える切り札はすべて出した。
試合終了間際、ようやく決定機が巡ってきた。後半41分の右CK。小笠原が右足で絶妙のボールを上げる。ニアサイドにいたDFの頭を超して、急降下。飛び込んだDF中澤が左足のアウトサイドに合わせた。低い弾道はGK金雲在の股間を抜いてゴール。待望の先制弾が、決勝点となった。
日本はライバルを退け、土壇場で最下位から2位となった。同日、北朝鮮を下した中国が優勝し、日本はタイトルを逃したが、新戦力を起用しながらのトライは成功に終わったといえる。次は8月17日のW杯アジア最終予選最終戦のイラン戦。来年のドイツ本大会に向けて、ジーコ・ジャパンは1試合1試合を成長の糧とする。

日本の出場メンバー:GK土肥、DF坪井(60分、中澤)、茶野、茂庭、MF阿部、今野、駒野、村井、本山(69分、小笠原)、FW巻、玉田(78分、大黒)

ジーコ監督のコメント

「本当に、絶対に負けられない試合だった。タイトルは取れないけど、このチームには負けられないというのが韓国。相手の攻撃をなんとかしのいで、確実に点取ったのが大きい」

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