ジーコジャパンレポート

2005.8.3 ジーコ監督の会見

中国戦後のジーコ監督の会見

ジーコ監督「正直いって非常に悲しい。というのも、試合の内容に関しては0-2から追いついて、戦う気持ち、勝ち越すという気持ちが強く、非常に意欲的に戦ったと思う。その前に、レフェリングに対する不満が今日は非常にあった。今日は3分のロスタイムがあったが、両チーム通じて6人交代したわけで、1人1分とすれば6、7分はあったはずだ。3分というのはまずあり得ない。それから茶野に浴びせられた報復的なひじ打ちについても、あれだけ治療に時間を要したのに、それが全く考慮されていない。また、オフサイドの基準がどこに置かれているか、という判定の問題もあった。我々はこの大会には、東アジアのレベルを上げるということで臨んでいるわけで、選手たちにはそういったことを要求しているにもかかわらず、ピッチ外のところでこういうことが起こってしまう。特に日本に対しては非常に多いと感じた。それからもうひとつ、私が全く納得できないのが、中国が韓国と試合をしたときに、退場になった18番、確かにレフェリーのミスで退場になったのだろうが、あの試合で退場になったのなら、普通は次の試合にその選手が出てくるということはあり得ない。こういったことがなぜ起こるのか。そういったことが私の憤りを増長させている。これまでの自分の30数年のキャリアの中で、こういうことは今までには1回もなかった。そういったことがなぜ日本戦で起こるのか。自分はこの点については声を大にして意義を申し立てたい。選手たちには戦えと言っているのだから、グラウンドの外のこうしたことは是正していかなければならないと思う」

-新しいメンバーの収穫は?
「選手たちの動きに関しては、今回初めてこのチームでやったが、最初からチャンスを作り出すサッカーで、積極的にゴールを狙いに行った。図らずもゴールに至らず、中国に先制されて非常に苦しい部分はあったが、最後まで自分たちでひっくり返そうとする戦う意欲があった。あと、サッカーをした、ということ。我々は足がつったとかそういうことで時間を稼がないし、ピッチの中でも外でも純粋にサッカーをする。サッカーをすることでW杯の出場権を得た。サッカーを貫徹した。自分たちのサッカーをやり抜いた。確かにチャンスはあったので、もう少し積極的にプレーできればひっくり返せたと思うが、そこには至らなかった。最後の試合(韓国戦)があるが、難しいと思う。レフェリングが変わらない限り、非常に難しいと思う。だが、このサッカーでW杯の出場権を得たわけだから、ずっと最後までやっていくという信念で戦う」

-2失点の原因とハーフタイムには?
「完璧に2点とも我々のミスだと思う。まず1点目は、ゴールと相手の間に体を入れるという基本的なことがなされていなかった。守り方、マークの仕方の間違い。これだけ熱く緊張した中ではいろいろなことが起こる。しかし、こうしたところを1つ1つ対応しないと失点はなかなかなくならない。それに、あの時点で1点入れられるというのはかなり厳しい部分もある。2点目は、自分たちが打ち合わせしていたこととかなり違った。まず壁が1枚になってしまった。あの時に通常は壁を2枚立てる。その壁の1枚の所を通された。本来なら阿部がボールへ行く形だが、中の人数が足りなくなったため、彼がどこへ行けばいいか分からなくなった。それで21番と27番がフリーになった。坪井が3バックの時のあのエリアのリスタートは、絶対最後までマンマークでなければいけない。最後まで離さないマークをしなければならないのだが、捕まえきれずに相手と相手の間にポジションを取ってゾーン的になってしまった。これは、我々は絶対にやらないことだから、これもなおさなくてはいけない。あとはCK以外は全員が戻って巻が1人捕まえてということで、ある程度数を合わせていかなければいけないが、それが瞬時になされなかったということで、ボヤッとした中で失点が起こってしまった。この間の北朝鮮戦もそうだったが、ミスから点を取られているので、このチームは初めてとかそういうことは言い訳にならないと思う。韓国に対してはそういうことが起こらないように、まして失点は食らわないような形で修正したいと思っている。あと、ジャンプの問題。競るという行為。日本の選手はまだ、相当な上背の違いから競って勝とうということでなく、相手のバランスを崩すとかいろいろな競り方があると思うが、基本的には一緒にある程度の高さまでジャンプして競れなくてはいけない。その点は代表だけでは、なかなか是正できない。この部分での世界との差がある。この部分はクラブに戻ってDF含めて、攻めの人間もそうだが、ジャンプ力をつける、あるいは競る技術を身に付ける必要があると感じた」

-今日のプレー内容を高く評価しているか?次の韓国戦に使いたい選手は?
「今日の試合に関してはさっきも言ったとおり、良かったと思う。次の試合に関してはまだ考える余裕がないので、まだどうなるか分からない」

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