ジーコジャパンレポート

2005.8.2 中国戦メンバー入れ替え

サッカーの東アジア選手権第2戦でジーコジャパンは大田W杯競技場で中国と午後8時20分から対戦する。日本は2日、大田市内で強い雨の中1時間ほど、ミニゲームなどで調整した。練習後、ジーコ監督は会見で0-1でまさかの敗北を喫した北朝鮮戦とメンバーを総入れ替えして臨むことを明言した。理由はJリーグや北朝鮮戦などの疲労を考慮して。中国は昨年のアジア杯決勝は日本が3-1で快勝しただけに北朝鮮同様に相手は強い気持ちで臨んでくることが予想される。日本は初戦で敗れているが、メンバー入れ替えが試合にでどう影響するか。今大会は欧州クラブ所属選手が参加しておらず、今後の代表生き残りに向けてアピールするチャンスとなる。

なおジーコ監督が明かした中国戦のスタメンは下記の通り。
GK楢崎、DF茶野、茂庭、坪井、駒野、MF村井、阿部、今野、本山、FW:田中達、巻

ジーコ監督会見

-中国戦に向けて。
「第一戦目がああいう結果になって、もう勝つしかない。最初の敗戦を埋めるべく、全力を出して勝ちに行きます。あと2つ勝てばまだ望みはある。いずれにしても勝つしかわれわれには許されない。勝利に向かって全力を尽くす」

-選手たちにどんなお話を
「具体的には明日、北朝鮮戦と別のグループが先発で行くということ。彼らの今までの頑張りというか過酷な中で結果を出してくれたので、どちらかというと肉体的な疲れというよりも、精神的な、慢性的な疲れが結構あるようだと第一戦で感じた。こういった機会だから別のチーム、もうひとつのチームがどれくらいやれるのか。急造だが個人の能力はものすごく高いので、やはり日本のためにしっかりした成績を残してくれるような力のチームだと思う。そこを彼らに伝えた。その間彼らがずっと休みかというとそうではなくて、最後の韓国戦でやってもらう可能性が大なので、練習をしながら自分たちでしっかり精神的な疲労回復も含めて調整してほしいというようなことを伝えた。楢崎、駒野、坪井、茶野、茂庭、村井、阿部、今野、本山、巻、田中達。これが明日のスタメンだ」

-選手の交代は大会前から考えていたか
「かなりのプレッシャーの中で戦ってきた。東アジア選手権はアジアにとっても、日本にとっても大切な大会。海外組は呼べなくても、国内組でベストと目される今まで何試合かこなしてきたチームで戦いたかったという決断だった。しかし試合内容を見ると、相当疲労が残っていると、すごく見えた。世界でも高い位置を目指すためにはこのチームで勝っていくのが理想だが、あれだけの疲労を考えると、ここ数日、疲労を緩和するための時間が必要かなと試合後に考え、今回の決断に至った。しかしもうひとつのグループ(中国戦の先発メンバー)もかなりやる気にみなぎっているので、日本のユニホームを着て日の丸に恥じない戦い方はしてくれると思う。今回のようにチームごと変えてしまうが、自分の招集の仕方で各ポジションに2人ずついて、幸いこういうチームが組める。かといって、これから北朝鮮戦のメンバーが絶対にレギュラーとして出場する可能性がないのか、チームを取り替えてしまうのかといった意味ではなく、本当に実際に休みを与えたい、ちょっと調整する時間を与えたいというのが本音だ。というのは、この前の試合では誰が、というのではなく、どうしても チーム全体が重い。相手に一歩遅れてしまう。集中が最大に必要とされるゴール前の攻めでも、守りでも、今までにないプレーが出た。シュートの精度もそう。1人、2人だけではなく、ほとんど全体がそうだった。これは相当疲れているというのを実感した。これから韓国戦、大事なイラン戦(17日のW杯最終予選)と続くので、ここで何とか調整してもらいたい」

-最後に宮本と話をしていたが。
「彼は主将として今までもチームをしっかりまとめている。明日の先発はない。ただし、これまでと同じような雰囲気、ベンチスタートでも一緒に戦っているんだという気持ち、バックアップが控えているので伸び伸びとやってほしいというのを、自分の口からではなく、彼の口から(ほかのメンバーに)伝えてほしかった。特に今回新しく招集された人間が何人かいるので、かなり硬くなることもあるだろうし、一言かけて伸び伸び精いっぱいやってくれということを彼に話した。まず自分の決定に関してはグループに伝え、その後メディアの皆さんに伝えるということで、今回は皆さんに聞かれたのでお答えしている。第3者から選手が聞くのではなく、内部でしっかりみんな把握しておいて、それから皆さんにご報告するという形がこれからも多くなると思う。それぞれ取り方はいろいろあるので、外から来ることで混乱することはないようにしたい。これからもこういう形を続けようと自分は思う」

-明日のメンバーがいい結果を出した場合は、韓国戦で先発するチャンスはあるのか
「これから2週間先、あるいは2つ先のゲームのことは、自分は考えない。何が起こるか分からない。少なくとも明日、非常にいい動きをすれば次にも十分チャンスがあるというのは言える。明日先発して終わりというわけではなく、状況を見ながらこれから先に生かしていきたい」

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