ジーコジャパンレポート

2005.7.30 北朝鮮戦前日

いよいよ31日から東アジア選手権が韓国で幕を開ける。日本の初戦の相手は北朝鮮。W杯予選を合わせ、今年3度目の対決だ。大田スタジアムで午後7時30分、キックオフする。
この日の前日練習は大田スタジアムのサブグラウンドで行われた。曇り空だが蒸し暑く、体力が消耗しやすい気候の中でも連戦は過酷な状況といえる。鹿島組が合流したことで前日になってようやく全23選手が練習に顔をそろえた。練習前の円陣でジーコ監督は約3分間、選手にゲキを飛ばした。
「前回は総得点差に泣いたんだ。1ゴール、1シュートを大切にしていけ!」
最終調整の方法はいつもと同じ。ボール回し、クロスへの対応からのビルドアップの練習、スタッフが混じっての13対13のミニゲームなど。

戦術練習では北朝鮮戦の先発メンバーが確認された。
GK川口、DF中澤、宮本、田中誠、MF加地、遠藤、福西、三都主、小笠原、FW大黒、玉田

ジーコ監督のコメント

「今日ようやく、まともにメンバーが揃った。合同練習の日数としては厳しいものもあったが、前回の苦い経験を踏まえ、大事な試合をしっかりと戦っていきたい」

-北朝鮮とは3度目だが。
「相手もうちを知っている。ウチも相手を知っている。ただ、メンバー的にお互い新しいメンバーが入ったし、違う雰囲気になってくる。気持ちは、だれが相手でも勝つ、タイトルを取る。しっかりと戦っていきたい」

-今大会の位置付けは?
「結果と内容の両方。前回の苦い思い出もあるし、すべての試合を勝つつもりでやる。今回は新しいメンバー、それでも五輪やJリーグでやっているメンバーなので、十分に戦力になると思って選んだ。勝ちながら、内容も求めていく。ナショナルチームのユニホームを着るからには全力を出して、いつものように戦いたい」

-新しい選手の起用法は。
「若いメンバーが選ばれているが、力があると判断して23人の中に入っている。どの時間帯に、あるいはいつの試合で、というようなことは今は言えないが、そういう若い選手がスタメンで入ることもあり得る。状況によっては途中からということもある。このメンバーは若いが、かなりやれるし、どこに出してもやってくれると思う。全員使えればいいが、勝つということを考えると、どうしても固定した形から入っていくことになる」

-大黒は過去2試合の北朝鮮戦で得点しているが。
「彼の特徴として、左右に大きく、速く動くこと。ボールがないときでもゴールへ向かう動きがとても速い。DFもかなりマークしづらいし、シュートにしても思い切りがいいし、細かく動かれたらマークする方も厳しい。また彼が得点を重ねるチャンスが出てくると思う」

-新しい選手に代表の戦術をどう伝えいてる?
「日数的にもう少しあればと思うところはあるが、今までの練習を見ていると彼らは初めてとは思えないほどすごくいい動きをしていると思う。指示しているのは、同じポジションの選手が同時に動くな、といった基本的なこと。今までの代表チームが積み上げてきた独特の雰囲気、とけ込みやすい雰囲気の中でやっていて、彼ら同士の話し合いというものもある。その中でかなりいい感じでいっている。これから何日かゲームをしながら練習もできるし、相当にいいレベルまで、勝負にこだわるくらいのレベルに達していると思う。この前の鹿島ユース戦を観てくれた方なら分かると思うが、かなりいい連係ができていた。もちろん4、5人がいっぺんに同じレベルまで、ということは難しいが、周囲の人間を通して支障をきたさない以上のレベルになっていると思うし、今まで見てきた中では十二分にいけると思う」

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