ジーコジャパンレポート

2005.7.22 会見

日本サッカー協会は22日、9月7日に日本代表がホンジュラス代表と親善試合を行うと発表した。宮城スタジアムで午後7時20分にキックオフ予定。ホンジュラスは中米の強豪で、ジーコ監督就任以来、4分け6敗と相性が悪い中南米代表への対策として絶好の機会となる。
加えて、10月の欧州遠征でラトビア(10月8日・リガ)、ウクライナ(同12日・キエフ)、また11月16日に親善試合(対戦国未定、午後7時20分~・国立競技場)も発表された。
ジーコ・ジャパンは7月25日から国内合宿を始動させ、同31日から韓国で行われる東アジア選手権に臨む。

ジーコ監督のコメント

「川淵キャプテン、荒蒔社長をはじめ、多くの方々のご支援によって、まず最初の大きな目標と言えるW杯本大会への出場権を獲得できたことを改めてご報告するとともに、準備の面でいろいろ動いていただいたことを感謝したい。特に荒蒔社長には、非常に数多くの質の高い相手を用意していただいた。本当に強い相手とやらせていただくことで、その資質を本戦で十分出せるように、いい準備ができたと思っている。私は就任当初から毎月でも試合をやりたいと言ってきたが、ほぼそれに近い形で要求をのんでもらい、今まで本当にいい準備をしていただいた。今回はホンジュラス戦ということで、欲を言えば、できるだけ多くの海外の選手を招集できればと思っている。ホンジュラス戦は、現在の日本のベストと言える確固たるメンバーで臨みたい。
ホンジュラスについて、皆さんはあまり分からないかもしれないが、私が見る限り、ここ数年でかなり力をつけてきているチームだと思う。彼らの活躍と言えば、82年のW杯で、地元のスペインを決勝トーナメントにいかせなかったという活躍が頭に思い浮かぶ。最近のW杯予選ではグアテマラの目覚ましい躍進のために予選落ちしてしまったが、資質の高いチームだと思う。私の記憶に間違いがなければ、01年にブラジルも敗れている。現在、アメリカで行われているゴールドカップでは準決勝に進出している。中米の伝統的な国ということで、メキシコやコスタリカを含めて、非常に力のある国。このあたりのチームと試合ができるのは、日本にとってたいへん有益。それともうひとつ、11月に対戦相手はまだ未定だが、非常に強いチームと対戦する。この試合が05年の集大成というか、今年チームが成し得たもの、肌で覚えたサッカーをすべてこの試合に出し、いい形で年を終えたい」

-どうチーム強化につなげる?
ジーコ監督「誰を呼ぶのかうんぬんは、各クラブの状況もある。現在、言うのは難しい。今までやってきたように、試合の前々日、2、3日しかなくても、できるだけ多くの選手を呼びたいと思っている。連係も含め、色んなことができてきたが、ベストのメンバーで何日か試合ができるということは、さらに代表の力をつけることになる」

-川淵キャプテンは11月の試合について、マッチメークの青写真をどう考えているのか?
川淵キャプテン「最終的にまだ合意ができていないが、ジーコ監督がこの相手ならヨーロッパの強豪チームだと言えるような相手と交渉中で、8割、9割方うまくいくんじゃないかと思っている」

-日本は中南米の国との対戦では苦戦しているが?
ジーコ監督「今まで、中米だけではなく、南米のチームに対してあまり成績が良くないが、これからはW杯への最後のステージということで、中南米対策に力を入れていきたい。技術的なものや、試合運びの問題というより、彼らの経験というか、ほとんど9割方うちが支配していても、最後のボールで一つ決められてしまうというようなことがある。この前のペルー戦もそう。88分間攻め続けて、最後の1、2分でカウンターでやられてしまう。ああいう形が本大会で起こったとしたら、そこでもう終わってしまうわけで、そのあたりの戦い方を含め、彼らの良さをいかに消していくか。これはもう試合をやるしかない。試合を重ねることで選手に肌で感じ取ってもらうという意味で、今度のホンジュラス戦は非常に楽しみ」

-W杯本大会から逆算して8月はどういったことがテーマか?
ジーコ監督「東アジア選手権はもちろん結果が求められる。勝ち点3を積み上げていく。いつもの形で大会に臨みたい。その一方で、このように用意されているいい対戦相手との試合では、好調であれば、今までチャンスがなかった選手を使っていきたい。全体的なレベルアップと言いますか、そういった選手が実戦を積むことで、チームの底上げになる」

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