ジーコジャパンレポート

2005.6.21 コンフェデレーションズ杯1次リーグ、日本ーブラジル戦前日

日本代表は21日、ケルンW杯スタジアムでブラジル戦の前日練習を行った。セットプレーやミニゲームで調整。雰囲気よく、決戦への最終調整を終えた。

予想スタメンは以下の通り。
GK川口、DF加地、田中、宮本、三都主、MF中田英、福西、小笠原、中村、FW柳沢、玉田

勝てば1次リーグ突破。引き分け以下なら、日本のコンフェデ杯は終了する。決戦は22日午後8時45分(日本時間23日午前3時45分)にキックオフする。

ジーコ監督のコメント

「こういう形は願ってもいないし、最高の日が迎えられた。最初から難しいグループだと思っていたが、実際にブラジルがこういう状況になるとは思っていなかったね。彼らは1位で抜けると思っていたが、最後の最後までもつれて日本と同じように勝ったほうが、まあ、向こうは引き分けでもいいが、そういう状況になったことは本当にびっくりしている。いい結果が出せるようにしたいし、必ずや自分たちのサッカーを堪能してもらえるようにしたい」

-ブラジルの奇策が日本の戦いにどう影響する?
「やってくることは大体が想像がつく。うちは勝つしかないし、引き分けは許されない。相手より自分たちのサッカーを最初から最後までいかにやれるかどうかが大事なんだ。勝つことを確信して選手を送り出したい」

-柳沢と玉田に関しては?FWは代えないが。
「彼らに関してはそんなに悪いとは思っていない。うちの場合は後ろから中村や中田英、加地らがスペースに入ってくる。大黒が1点を決めて、それが最終的に決勝ゴールとなったが、これからも何もなければ同じような使い方でいきたいと思う」

-ブラジルと日本の差は?
「それは世界タイトルだ。今回は同じようなシチュエーションだが、そうはいっても日本はアジアでのトップに過ぎないし、これからアジアの枠を超えて世界と戦っていかなければいけない。過去のアフリカがいい例だ。あとは両者の大きな差は、ブラジルのプロ化は1933年だが、日本は93年ということで大きな歴史の差がある。ブラジルは最初のW杯のタイトルが1958年と長い年月もかかった。日本は決して急ぐ必要はないし、確実に歩みを進めていきたい」

-ジーコ監督にとってセレソンと戦うことに関しては?
「今までずっとブラジルのために戦ってきた。今回はガチンコの勝負だし、自分は日本代表を率いるということで、そういう状況で戦えることは素晴らしいことだと思う。最高の仕事をしたいし、結果を出したい。この試合で日本の選手が多くのものを持ち帰れるように全力で戦いたい」

-ブラジルのパレイラ監督との関係はどうでしょう?
「彼とはすごく長い付き合いになる。彼のブラジルでの貢献は非常に評価しているし、才能がある。これからもそれをブラジルのために生かしてほしい。個人的にも母国で水曜日の夜には草サッカーに参加してもらったりもする」

-ブラジルに付け入る隙は?
「11対11の勝負で、勝つ以外に次に進む道はない。選手には技術的にもそうだが、ギリシャ戦のように目的意識をもって強い気持ちでピッチの中で戦ってほしい。そうすればチャンスは十分ある。監督としては、選手が実際ピッチの中で迷いのないようにできるだけインフォメーションを与えてやりたい。ブラジルは色々なことをやってくるだろうが、戦う気持ちをもってすれば、必ずやいい結果につながる」

-ブラジルより日本が上回っている点は?
「今の自分たちの勝負どころは、いかにフィニッシュがいいかどうかだ。そこで勝機がつかめるか。ブラジルとの差はその辺にある」

-今日は練習場でベンゲル氏と話していた。
「メキシコ戦を見てもらってたが、多少固さがあって、取るべきところで取れていればということだった。その後はだいぶ日本らしくなったと話していた。彼もアーセナルを率いているし、がんばってほしい」

-今日の練習を見ても、日本の練習は非常に楽しそうだが。
「自分には大きな哲学がある。サッカーは個人競技ではなく団体競技。リラックスして愛情を持って楽しい雰囲気が重要。1億何千万という人たちが見ている中でエリート集団としてやっている。アジア杯も優勝しているし、W杯予選も突破したが、チームはメリハリがあって、一人がチームのために、チームが一人のためにという思いをもってできている。家族のような雰囲気は団体競技には大切だ」

-明日はブラジル国歌を歌うのか?
「歌うよ。それでも、日本がゴールを奪った瞬間は喜びたい」

-ロビーニョに関しては?
「若手のナンバーワン。レアル・マドリードでなくても活躍できるよ」

>一覧へもどる