ジーコジャパンレポート

2005.6.1 バーレーン到着

日本代表はこの日、暑熱対策の一環として合宿を行っていたUAEを離れ、6月3日のW杯アジア最終予選、バーレーン戦の試合会場となる同国のマナマに到着した。
UAEとバーレーンの時差が1時間あるため、アブダビ空港を正午に出発して、マナマの空港に正午に到着した。気温は40度近くあり、相変わらずの高温だが、UAEよりはやや湿度が低く、練習時刻の夕刻には過ごしやすい気候となった。
練習では前日に行った3-4-2-1の新システムの確認とセットプレーを重点的に行った。戦術を確認するために、紅白戦を実施。レギュラー組は以下の通りとなった。

GK川口、DF田中、宮本、中澤、MF加地、福西、小野、三都主、中田英、中村、FW柳沢

前日の紅白戦では鈴木が1トップに入っていたが、その後入った柳沢の動きが光ったため、この日は柳沢がスタメン組に抜擢された。内容は格段に良くなっており、序盤から、先発組が試合を支配した。3分には中村が右にはたき、加地がクロスを上げ、中田英が中央でチャンスを迎えた。6分には小野、加地、中田英と経由したボールがゴール前に上がり、最後は中村が左ボレー。いつもは対等に渡り合うサブ組が、押され気味の展開となった。
しかし、12分にアクシデントが起こる。小野が突然、右足を痛めて、退場。そのまま病院に直行した。すぐに診断結果は明かされなかったが、バーレーン戦を欠場する可能性が浮上。それまで、積極的に攻守に渡って絡んでいただけに、痛恨の離脱だ。
それでも、ジーコ監督に悲壮感はなかった。小野に代わり、小笠原を投入。小野の代役としてボランチに中田英を下げ、小笠原を1・5列目に配置した。小野の出場時とはややテイストが違うが、小笠原も日本の誇る天才的な中盤で、スムーズにチームに溶け込んだ。セットプレーでのキッカーも任され、十分、機能したといえる。
13分に中田英のクロスを宮本が折り返し、柳沢が決めて先制。この1点などで、スタメン組が勝利した。
小野の故障は不安要素だが、それ以外は順調に仕上がっている。6月2日には夕刻から前日練習を行い、3日の決戦に臨む。

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