ジーコジャパンレポート

2005.5.22 ペルーに敗戦

日本 0(前半0-0、後半0-1)1 ペルー

得点者【ペルー】バサージョ

日本代表はキリン杯初戦で新潟スタジアムでペルーと対戦。ボールを支配する時間は多かったが後半ロスタイムにカウンターで失点し0-1で敗れた。

メンバーはGK川口、DF田中、宮本、坪井、MF三浦、福西(69分稲本)、小笠原、遠藤、三浦、鈴木(79分も富山)、玉田(53分大黒)

試合は前半から日本のペース。9分に小笠原が左サイドの三都主にスルー。折り返しを玉田がボレー。27分に三浦がFKを蹴るなどチャンスを作ったがノーゴールに終わった。
後半は圧倒的な日本ペース。後半8分には小笠原のスルーパスを鈴木が右足でシュートを放つがゴールの左に外れる。10分にはFKで小笠原のボールを鈴木が頭で合わせるがヒットしなかった。
途中交代で出場した大黒と稲本が流れを変えてさらに日本の勢いは増す。27分には稲本のスルーパスを大黒が右足で思い切りのいいシュートを放つが相手DFに阻まれた。40分にも小笠原のミドルシュートはゴールに上にいき、スタジアムには引き分けの雰囲気が流れる。しかしロスタイム。三浦のスローインで最後に得点を奪いにいった日本がカウンターを食らう。スピードのあるチロケがドリブルで最後はスルーパスをバサージョがノータッチでゴールを決めて貴重な1点を奪った。

ジーコ監督の会見

-この試合を振り返って。
ジーコ監督「ゲームとしては日本がホームでサポーターの勢いがあるし技術的なものでも評価されているということで、相手は引き気味でカウンター狙いというのが100%以上想像できた。決定機は何回か作りその数は上回ったがフィニッシュの精度、その部分で得点が決まらず最後に自分たちが一番注意しなくてはいけないカウンターで失点してしまった。大きな課題はシュート。完全な体勢ではないときに打ち急いでしまう。数日間話し合ってきたが、それをまず改善する。それと枠をとらえることの大切さ。それが大きな課題として残った。良くしようという段階で敗戦したと思う。方向違いのことをやっているわけではない。チャンスを作り出したわけだし。ただ勝負を分けるポイントをとらえてやっていければよい結果につながると思う。」

-ピッチ上の判断はどの程度選手に任せたか。
「選手の判断にゆだねるよりはどの試合前も数日間練習があるわけで、そこで確認する。リスタートの時は時間があるが、反対側で行っていることに対しては指示は難しい。それをクリアにしたい。試合前のミーティングでこういうことを起こりうるということを話す。今日のカウンターみたいに同数になると相手の方が有利。ボールを持ったほうが有利だから必ずDFを一枚あまらせる。あまらせることによって抜かれてもカバーができる。試合の中でうちらがキープしている中でいきなり起こるプレーはちょっとしたミスが起こりがち。確認して同じミスを繰り返さないようにしたい」

-後半は慎重になったか。
「前半から引き気味に来ることと中盤をつぶしにくることは分かっていた。それが思ったより強かった。縦への積極的なボールを出せないということはサイドで攻める。サイドから上げるボールと合わせる人のポジショニングだ。ニアで弾かれることが多かった。あれだけ中央突破が出来ないとなるとサイドからという切り替えは選手でできている。ひと山こえていかにニアで合わせるか、あるいはマイナスのボール。いつもトライしていることを確認したい。後半相手も引き気味で、やり方がわかっていたのでサイドから攻められはしたが」

-ボランチのパフォーマンスは
「オフェンシブの中盤は的が多い。特に今日みたいに4、5枚しぼってやってくる合い鄭にはどうにもボランチのサポートが必要になる。約束として一枚が挙がったら一枚が引く。福西が引いている分遠藤が飛び出した。沿道は多くのシュートを売った。最後のスルーパス、シュートで得点が決まらないということはあったが前の選手助けるというサポートは確実にできた。」

-この試合でアピールした選手はいたか。
「誰がというより途中出場、スタメン含めて選手は皆やる気がみなぎっている。それは日々分かっている。持っている力を精一杯出すためにやってくれた。UAE戦でどう起用するかについてはペルー対UAEの結果によってどうするかだ。もしキリン杯狙えるようならやり方が違う。狙えないなら別のやり方がある」

-大黒のできと中沢、加地、高原の状況について
「高原は正式な連絡を受けていない。加地はUAE戦はいける。中沢は昨日よりだいぶよくなっている。痛みは残っているが歩くのも支障がないので治療を続けながら回復を待つ。大黒はよさが今まで以上に出ていた。FWとして相手のゴール中央付近で張っていてボールを受けてシュートを狙う。常に中央部分でボールに絡むことができていた。彼のよさはそこだ。一瞬にしてボールを止めたときゴールに向く。だいぶ力みも取れてきた。小笠原が蹴ったFkもあたまであわせたし積極性も見せた」

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