ジーコジャパンレポート

2005.5.21 ペルー戦前日

ドイツ行きを決められるかを占う大事な2試合がいよいよスタートする。W杯アジア最終予選(6月3日・バーレーン、8日・北朝鮮)を控え新潟県内で合宿中の日本代表は22日、キリン杯初戦、ペルー戦(新潟スタジアム)を迎える。
この日はセットプレーと2タッチのミニゲームを中心に行った。CKでは右からは小笠原と三都主、左からは小笠原がキッカー。中央では宮本や福西が待ち構え、合わせる練習を繰り返した。またセットプレーの守備の練習も繰り返し、GK川口らがキャッチしてから前線へのフィードですばやい攻撃をしかける練習も繰り返した。2タッチゲームはいつも通りリラックスした雰囲気で行われ、その後は直接FKの練習。ジーコ監督も自ら壁に入り、小笠原、三都主、遠藤、三浦がキックの練習を行った。
また加治、中沢が別メニュー調整した。

ジーコ監督の会見

-ペルー戦に向けて
ジーコ監督「今回キリン杯という大切な大会で第一戦ペルー戦。われわれは大きな目標に向かって努力している途中。これから6月にくる大切な試合に向けてこの2試合を最大限に活用していい準備をしたい。今週いい準備ができてリーグ最中の厳しい中で気持ちを切り替えてよくやってくれているので成果が見れるのではと思っている。今回のペルーは強い国ではあるがメンバーかなり新しい選手が多い。ただ力は彼らはありますので彼らを倒して去年のように弾みをつけてW杯予選に向かいたい」

-中盤の動き方について。
「2、3日前の練習でやったが攻撃でも守りでもコンパクトにやりたい。FWやオフェンシブMFだけが攻めるというわけではない。後ろから押し上げてルーズボール狙ったりするためにはサイドの絞りも必要。グランドのどこの部分でもチームをコンパクトに保てれば非常にいいサッカーができる。全ポジションが相手のスペースを消していくことを考えたい。うちの今までの得点も後ろから飛び出してということが多いので、今回もそれでいきたい」

-中沢はバーレーン戦に間に合うか。
「今日は別メニュー。グランドで全体練習加わってれば期待はしたが、今は24時間、48時間、72時間の経過を見ている。日々よくなっていけばいいが様子を見ている段階でバーレーン戦に出られるかはなんとも言えない。早く戻ってきてほしいし、できればUAE戦に間に合えばという期待を持っている」

-大黒の起用は?
「すべての選手がどんな役割もできるという状況にある。試合に流れによってチャンスがあれば活躍してくれると思う」

-国内でプレーする選手たちへの期待は?
「リーグで疲労度もあるだろうし、けが人も多少いるので完璧な状態でない選手も数人はいるが、今回召集して一人一人チェックした結果十分にいける。あくまでも試合に対する調整ということで開幕前とは違う。今回は試合で高いパフォーマンスを出すために里内フィジカルコーチはじめ、メディカルスタッフ、早川トレーナーやドクターを含めて自分の今の状態をつぶさに何かあればすぐに報告してくれと言った。2、3日は別メニューにしても試合に対する調整ということでそういうのが大切な時期だと思う。試合に入れば日本のために強い気持ちをもってくれると思う。1、2戦目と日にちが空くのでいい調整が期待できると思う」

-バーレーン戦に向けてチェックすることは。
「まったく別のものと考えている。今実際に再集合かけてこのチームでどういった動きできるかチェックしている。そのことで頭がいっぱいだ」

-大黒はスタメン起用はないのか。松田(横浜)ではなく茶野を追加召集した理由は。
「大黒が自分のクラブでいい結果を出しているのは本当にうれしいし、代表にとってもいいこと。ただしよく皆さんに言われる。『この選手がいいのになぜ使わないんだ?』という質問だが代表チームの監督として今までの功績とか貢献度考えて、玉田と鈴木で満足しているものがある。自分のクラブでゴールを挙げられないということはそれぞれのいろんな要因があると思う。ただ代表に関しては非常に満足している。そうでなければスタメンに名前を連ねることはないだろうし、非常に自分を納得させるものがある。ということで続けて彼らを起用するということ。これはすべてのポジションも同じ。たとえば自分のクラブで控えであってもずっと代表で功績が高ければメンバーに連ねるということは今までもあったしこれからもある。まあ代表に選ばれるためのポイントはクラブの実績。だから大黒が活躍してくれることは非常にありがたいことだし将来につながること。だが代表の実績ということで自分は判断する。もし5分、10分というチャンスが来てそこで彼がアピールをしてスタメンの座をつかみとることはなくてはいけないことだと思う。忍耐が必要だと思う。松田については今回は自分の判断で茶野を追加した。これがどう結果に出るかわからないが今は茶野がいいという判断した。去年の欧州遠征、ハンガリーヤチェコ戦では途中から出て能力の高さを見せてくれたので期待ししたい」

-宮本について。
「チームの結束という意味では、主将という意味ではなくて就任してから非常に満足している。満足の度合いというのは結果が出ていること。今回もいい雰囲気を感じるしそれぞれの責任感を持続している。彼がうんぬんというよりチーム全体で強い目標に向かっているので心配はない。日本はかれがリーダーシップを持って自然の流れの中で自分をまとめていく。代表して意見もぶつけてくる。主将というか人格を含めて能力というか才能を持っている。そういう選手を持っていることは自分には幸せなこと」

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