ジーコジャパンレポート

2005.5.9 キリン杯代表発表

日本サッカー協会はKIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2005 -GO FOR 2006!-の代表メンバー20選手を発表した。日本は17日に新潟県内に集合し合宿スタート22日にペルー、27日にUAEと対戦する。W杯アジア最終予選、バーレーン戦(6月3日・マナマ)、北朝鮮戦(未定)が控えるだけに重要なテストマッチとなる。

メンバーは
▽GK土肥(F東京)、川口(磐田)、楢崎(名古屋)
▽DF三浦(神戸)、田中(磐田)、宮本(G大阪)、三都主(浦和)、中沢(横浜M)、坪井(浦和)、加地(F東京)
▽MF福西(磐田)、小笠原、本山(ともに鹿島)、稲本(Wブロムウィッチ)、小野(フェイエノールト)、遠藤(G大阪)
▽FW鈴木(鹿島)、高原(HSV)、玉田(柏)、大黒(G大阪)

-キリン杯を迎えるに当たって。
ジーコ監督「毎回キリン杯はいい準備の場、強化の場を頂き心から感謝をしている。今回も対戦チームはスタイルが異なる。ペルーは南米のW杯予選でまだチャンスがある強いチーム。UAEはW杯は残念ながら逃したがバーレーンと同じスタイル。この試合が大きな目標をクリアするための素晴らしいものになることを望んでいる。今回は2試合に向けてのメンバーで、W杯2試合はこれから3~4名増えることになるだろう」

-キリン杯のマッチメークについて。
「現場としてはいいチョイスだと思う。前に北朝鮮と戦っているUAE。試合の内容もやって生きるチーム。北朝鮮にも勝ってますよね」

-これまでは運動量が足りなく苦戦をしたが。
「W杯最終予選、一次予選ではなかなか自分たちの伸び伸びとしてサッカーをできないのが普通。今までの成績でも別のレギュレーション、別の大陸予選であれば本戦に出場できる成績にある。このシチュエーションの中であと3つを戦う。だが3つやって2つを勝って来た。アウエーでも負けはしたが悲観する内容ではなかったと思う。1つ1つ決勝戦のつもりでやっているが、どうしてもメンタル的な疲れやプレッシャーの中でやっているためいつものような運動量が出ない。ギリギリの戦いで本来のような動きができないことが多い。その中でも良くやっている。あと2つを確実にものにすることを目標にしていやっている。気持ちを引き締めだけで、いつもの調整に入れば十分。この前のイランと北朝鮮戦の観客の問題や、イランに行ったときも悲しいことに(ファンが)5~6人が亡くなるということが行った。本大会出場のためには通常では起きないようなことが起こりうる。ピッチないのやりとりでなく、周囲の影響は大きい。その中で大切なのは勝っていくこと。自分たちのチームはいい働きをしていると評価している。プレッシャー、日常のゲームでは味わえないような中で押しつぶされることなく耐えてきている。北朝鮮戦の決勝ゴールやバーレーン戦も前からプレッシャーをかけオウンゴールを誘った。圧力に負けず選手はなんとか本大会への活路を見出す努力をしている」

-Jリーグを視察したが新メンバーはなかった。
「バーレーンの後もそうだが常に自分は現場に行くかビデオでほとんど全ての選手をチェックしてきた。今回は目新しい別の将来をになう選手は入っていないが、実際は今のメンバーでいけると確信しているし経験を積んでいるメンバーを信じる。他にいないといえばそんなことはない。例えば千葉の阿部。何回か呼んでいるカザフスタン戦でも途中出場でいい働きをした。だがこのポジションは福西、伸二、中田英、遠藤、稲本がいる。順番で虎視眈々と待ってもらいたい。代表はいつ呼ばれても力を出せるようにある程度我慢が必要だと思う。強い気持ちを絶やさず狙ってもらいたい」

-欧州クラブ所属選手の招集の状況について
「UAE戦のメンバーをバーレーン戦にぶつけるのが理想的。実際メンバーの中でイタリア勢と中田浩がそれぞれのクラブの事情によって27日に来るのは難しい状況なので外したが、状況が変わってその後来てコンディションが良ければ、そうなればメンバーが変わるかもしれない。実際は頭から全員が参加できればいいが、実際はこういう状況。その日その日の状況を見ながら判断したい」

-欧州組を呼ぶ際の国内選手のモチベーションの保ち方は?
「今でも海外組がくればスタメンで行くという空気は自分自身は感じたことはない。今までのやり方として練習をみていいものを先発で使う。海外組がベンチスタートもあったし、そいういう雰囲気の中からよければ監督の意思で使われるというようなことを選手は感じていると思う。常に自分を高めていけばチャンスはあると思う。海外組を押しのけてもJの選手たちもチャンスがあるという雰囲気がある。最終的にどういうメンバーがピッチに立つか分からないがいかに日々の練習が大切かどいう気持ちでやっている。誰が出てもおかしくない。自分はそう思っている。代表というのは11人だけではない。ベンチ外になったりベンチに入らない選手含めて国のために全員が役割を果たしてくれと選手には言っている。最高責任者である自分が一番ベストであるというのは選ぶ。チョイスに間違え我あるかもしれないが、責任は自分がある。とにかく国のためにどういう立場でも全力を出してくれると信じている。海外から来るといっても同じ国籍。本大会に行って世界に日本のサッカーの力を示すために戦っている」

-今回の合宿のポイントは?
「自分たちの意思統一というか、今回は昨年のアジア杯決勝と同じくらい大切な試合。とにかく1勝の1分けでも1勝という重みを手に入れることができれば優位に展開できる要素が多い。1勝のために何かしなければいけないかということを確認しあいたい。メンタル面で何を求めていくか。この1勝が日本のサッカーにどれほど大切なのか確認したい」

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