ジーコジャパンレポート

2005.3.20 練習試合

フランクフルト市内で合宿を張る日本代表はこの日、練習試合を行った。相手はブンデスリーガ1部のFSVマインツ05のアマチュアクラブで、ドイツ3部リーグに所属するチーム。試合は35分2本で行われた。

日本代表 1-0(前半1-0) FSVマインツ05

得点者 玉田

前半のスタメン:GK楢崎、DF加地、坪井、宮本、三浦、MF福西、遠藤、小笠原、本山、FW大黒、玉田(4-4-2)
後半のスタメン:GK土肥、DF松田、宮本、茶野、MF加地、福西、遠藤、三浦、小笠原、FW大黒、玉田(3-5-2)

この1年間、ほとんどの試合で3-5-2のシステムで先発してきた日本代表だが、この日は頭から4-4-2を試した。25日のW杯アジア最終予選で対戦するイランは4-2-3-1のシステムが予想され、特に1トップのダエイと右のマハダビキア、左のハシェミアンが強力。日本が4バックにすることにより、サイドと1トップに対するディフェンスが明確になるという利点がある。
試合はぬかるんだピッチに苦しみ、日本はなかなかスムーズなボール回しができなかったが、何度かチャンスを作った。前半9分には小笠原が中央でスルーパスを出し、大黒がDFラインの裏へ。こぼれ球が玉田に渡り、左足シュートでゴールが生まれた。巨漢のドイツ人相手に、怪我を注意しながらも、積極的な姿勢が目立った。特に小笠原が中央のスペースにパスを通す場面が目立ち、2トップも果敢に前に飛び出した。
一方で、守備陣もほとんどは危なげないプレーでシャットアウト。ただ、前半終了間際にサイドを崩された場面もあった。特に加地、三浦の両サイドバックが同時に攻撃参加するときもあり、不安定さも露呈。選手たちも今後の改善点として挙げた。後半からはシステムを3-5-2に変更。だが、追加点を奪うことはできず、結局、1-0で終了した。
故障している鈴木と19日にチームに到着したばかりの中沢、稲本は別メニューで調整。藤田は右ふくらはぎに張りを訴えており、この日の試合を欠場した。

19日夜に稲本が合流したのを手始めに、続々と欧州組がドイツ入り。この日の夕方までに中村、小野、高原がホテルに到着した。21日には全員がそろう予定で、22日に決戦の地、イランに入る予定だ。

ジーコ監督のコメント

-イラン戦は4バックでいくのか?
「メイビー(たぶん)、4(フォー)だ」

-試合は?
「動きは良かった。こういうグラウンド状態なので、できるだけボールをこね回さずに、早くボールを回すことを心がけさせたが、怪我もなく、それを実行してくれた。随所に、いい形が出ていた」

-大黒は?
「後ろから球出しする選手や後ろから上がってくる選手にいいオプションを作ってるよね。良かったと思う」

-鈴木と中沢は?
「鈴木はこれからどの程度、上がってくるのかというのはある。中沢はたぶん大丈夫。明日から合流する」

-3バックと4バックに関しては?
「いつもやっているように、両方ともスムーズにできるようにしたい。4バックは相手を視野に入れている部分もある。今日見たら、(相手のFWが)1トップでも2人いても十分にやれる感触はつかんだ」

-週末の欧州組の試合は見た?
「テレビでなかったから見ていない」

-集まってくる欧州組の状態によってシステムは変わる?
「その通りだ」

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