ジーコジャパンレポート

2005.2.2 シリア戦(埼玉スタジアム)

W杯アジア最終予選の北朝鮮戦(2月9日)に向けて日本代表は最後のテストマッチとなるシリア戦を迎えた。引き気味のシリアに序盤こそ攻めあぐねたものの、前半終了間際にFW鈴木が打ひりサイドの三都主からのクロスを頭で上げて先制し1-0で折り返した。後半24分には左CKが流れたボールを右サイドから遠藤が折り返し宮本がヘディングで決めて2点目。3点目はこの日は前半は動きが重かった小笠原が意地で押し込むゴール。三都主のクロスを鈴木がスルーし、小笠原が左足で決めた。途中から4バックを起用し1点を取るなど北朝鮮戦に向けてジーコ監督は強い手ごたえを得た。

日本のメンバー
GK川口、DF田中(81本山)、宮本、中沢 MF三都主、福西、遠藤(71中田浩)、加地、小笠原、FW鈴木、玉田

ジーコ監督の会見

-今日の試合について
ジーコ監督「本当にいい戦い方だった。前半は引かれて忍耐と平常心を保ちながら形を作らなければならなかった。チャンスから得点に結びつけて、リードすれば相手が出てくると思った。想像通りだった。1枚すくなくなっても平常心とバランスを崩さず攻撃し、最後まで積極的に攻めた。宮崎からハードなコンディション作り初めて選手一人一人が置かれている状況、目標を分かっていたためにいい仕上がりになった。迷わず第1戦に気持ちを切り替えて自分たちのサッカーができるように準備したい」

-カザフスタン戦に比べて慎重だったか?
「カザフスタンの時はあまり技術的につないでくるというより長いボールが多かったのでバックラインにプレスをかけたほうがボールを奪えた。シリアは細かい技術を持っているからあそこでプレスをかけていくと交わされてしまうのがあった。サイドに出たり相手のミスがあったときに複数でプレスをかけることが出来たし、中盤は引かずにしっかり守って攻めようとした。相手の出方に応じて変えた」

-ハーフタイムの指示は?
「うちの場合は追加点は一点取って勢い失わないうちに狙うのは続けてきたこと。1点取って相手が1トップを残して引いていたので、後ろの3枚は1トップに3枚行く必要はない。1枚は行って1人余って中盤プレスをかけて攻めるように指示をした。チーム全体がスムーズにいけていた。2点を取って相手が少なくなったら一方的になった。選手がそういう状況ならこうやる、というのを自信んを持ってやっている」

-三都主のプレーについて。
「一時アレックスが本調子でないと言われていたが、彼の攻撃からチャンスを作ったことは多かった。才能がある選手。合宿からいいコンディションできている。加地も調子がいいしアツ(三浦)もいい。両翼から攻めて中央での押上が出来ている。サイドを攻めても上がっていない、合わせにくいということがない。ポジションとりとか押し上げが出来ていてもうひとつオプションを作れる。さらに上を目指して精度を上げていく。いい感じできている」

-選手選考に悩みがあるか。
「いいパフォーマンスを見せると嬉しい悩みが増える。今のチームの強さはスタメンも控えもないこと。グループ全員が一丸となって勝利を目指す。プラス精神的にも差がない。変な意味のライバルではなくて皆で押し上げていくのが去年から続いている。監督にとっては嬉しい。海外から誰がくるかもう少し考えるが、基本的には今呼ぶグループをもう少し残したい。今日のスタメンプラスンベンチのメンバーを最初にぶつけたい気持ちがある。先発で出たメンバーを再度出したいという気持ちもある」

-試合後にミーティングをやったが。
「2試合、内容が良く気持ちの強さと頑張りがあった。明日は家族と時間を使い疲れを取ってくれといった。そして明後日切り替えていこうと話した」

-宮本について。
「彼は以前のけがの箇所と近くて無理をさせたくなかった。数日間リカバリー徹底して戻ってくれ、キャプテンとしていいパフォーマンスを見せてくれた。この調整でいけば北朝鮮でもやれると思う。しっかりとして準備を進めて欲しい」

-阿部と大黒について。
「両選手とも練習、ゲームを通していいところをアピールしてくれた。阿部は初めてではないのでよさ分かっていた。積極性もあり使えるという感じがある。大黒も練習の中で持っている持ち味を見せてくれた。改めて近くで見て感じられるのは両方とも勝ち点3がかかっている試合でも自信を持ってピッチに送り出せると感じた」

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