ジーコジャパンレポート

2004.12.3 被災地を訪問。チャリティーマッチは「全力で」

新潟県中越地震復興支援チャリティーマッチは4日午後2時から新潟スタジアムで行われる。
J1の新潟と対戦するジーコジャパンドリームチームは3日、ミニゲームなどの練習を行った。
ジーコ監督は練習前に選手を集め「日ごろからサッカーを支えてくれている人たちへ恩返しの意味を込めて全力でやろう。全力でないと感動は与えられない」。10分ほど熱弁をふるった。

練習前には3組に分かれて被災地を訪問。ジーコ監督は選手と一緒に小千谷市総合体育館を訪問した。「悲惨なことがあったことを知っているだけに、握手をしたり、声をかけてくれる被災者の方々の表情が忘れられない。目に焼き付け、責任をもって被災者と時間を共有したい」と感動して話していた。

ジーコ監督の会見

ジーコ監督「新潟中越地震で犠牲になった方々のことを思うと心が痛みます。新潟にはこれまで何度か来たことがあるが、非常に多くの人たちがスタジアムを訪れた光景を何度も見てきた。非常にサッカーが盛んな街だと思う。今回招集に応じてくれた選手たちは、これまでコツコツと日本のサッカーに貢献してくれた選手たちで、そんな彼らと一緒にできることを非常にうれしく思う。ぜひとも、明日は素晴らしい試合にしたい。また、今回のゲームを実現してくれたスタッフやチームに心から感謝したい」

-今日行われた慰問については?
「現地が非常に悲惨な状況であるのは知っていたが、一方で非常に強い印象を受けたのは我々が訪れると皆さんの表情が明るくなって、握手をしてくれたり、声を掛けてくれたこと。こうした光景を選手たちも自分たちの目に焼き付けて、自分たちの責任を共有できたことは、素晴らしいことだと思う。こうした訪問によって、被災地の状況を身近に感じられたことは、一番意義のある活動だったと思う。明日、選手たちはきっといい試合をしてくれると思う」

-今日の練習は?
「とにかく今持っているものを明日の試合ではすべて出そうということを確認した」

-スタメン?
「名良橋がけがで辞退したので、駒野がスタメン出場になるだろう」

-三浦や中山に期待することは?
「それぞれ、才能も経験も非常に豊富。それなりのプレーができると思う。とにかくこれだけのメンバーが集まったことが非常に尊いことであり、彼らの才能や経験は、必ず日本のサッカーにとって必要となる時が来る。大事にしていきたい」

-功労者招集問題に関して。
「自分の出したプランが非常に物議をかもしたのは事実だ。ただ、みんなで意見を言い合うことが必要だと思う。最終的に、こうしたチャリティーという形で実現できたことは非常にうれしい。何人か、けがやチャンピオンシップなどの兼ね合いで出られない選手もいたが、みんなの気持ちは同じだと思う。また、駒野や大黒といった若いメンバーについては、アテネ五輪やクラブでの貢献度で招集した。彼らを間近で見られるのは非常に楽しみ。ぜひともアピールをして結果を求めたい」

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