ジーコジャパンレポート

2004.10.14 帰国

14日午前1時過ぎ、ジーコ監督は一時休暇のため、ブラジルに向けて飛び立った。息子の誕生日ということもあり、約2週間、ゆっくり故郷で体を休める。
フライト前に、監督は11月17日のW杯アジア1次予選、シンガポール戦に向けて大きな計画を明らかにした。今まで日本サッカーを支えてきた元代表選手のうち、現役でがんばっている数人の選手を再び招集しようというのだ。まだ、計画の段階ということで、日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンに相談を持ちかけたばかりだが、実現すれば、ファンにとっても日本サッカー界にとっても夢のような試合となる。
また、監督と同時刻に高原、川口、中村らがヨーロッパに向けて出発。一夜明けてから、他の代表勢も帰国の途に着いた。マスカットで大一番を制した日本イレブンは、今度は最終予選でW杯本大会への切符を手に入れるため、それぞれの所属クラブで再び切磋琢磨する。

ジーコ監督に聞く。

-さきほど川淵キャプテンからも話があったが、シンガポール戦で元日本代表の選手たちを呼ぶのか?
「あくまでまだ案ということだが、今まで長年、日本のために代表で戦ってきてくれた選手の中で、まだ現役でやっている人たちを感謝の気持ちも込めて招集しようと思っている。もちろん、勝ちにいく気持ちは変わらない。シンガポールをなめているわけではない。歴史を作った人たちにプレーをしてもらいたいということ。あと、中田英寿と稲本潤一は話し合ってコンディションを確かめてから(招集を)考えたい」

-その考えはいつくらいから考えていたのか?
「2か月前くらいから考えていた。ただ、これで負けていいというような試合にはしたくない。選手は代表のユニホームを着て戦うからには意欲を持ってやってほしい」

-もしシンガポール戦で活躍したら最終予選で起用する可能性も?
「もちろん平等にチャンスを与えるべきだとは思う。ただ、今のチームは本当にうまくいっているし、そこに入っていくのはなかなか難しいことだ。もちろん、(代表に入る選手の)列が長ければ長いほどいい」

-経験のある元代表選手から若手に伝えてもらいたいものがあるのか?
「もちろん、そういう考えはある。今の日本サッカーの状態があるのは彼らの苦労があるからということを、若い選手には感じてほしい。あと、メンバーはこれから考えるので、名前を言うのは差し控えたい」

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