ジーコジャパンレポート

2004.10.12 W杯アジア1次予選、オマーンー日本戦前日

この日、日本代表は午後4時半からオマーン戦の試合会場となるスルタン・カブース・スポーツコンプレックスのサブグラウンドで約1時間半、練習を行った。スタッフを含めたミニゲーム、FK練習など通常通りの調整を行い、チームの雰囲気も最高の状態となった。練習開始当初は日差しも強く暑さを感じたが、午後6時を過ぎるころには気温も下がり始め、25度以下となっており、試合時間(現地時間午後6時30分、日本時間午後11時半キックオフ)にはサッカーに適した気候になりそうだ。
台風などの影響でオマーン入りが遅れたが、調整はうまく進んだようで、選手にも疲労感は感じられない。オマーンに対する分析も着実に伝わっており、全員が何をすべきかを理解している様子。
練習には日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンも足を運び、選手たちを激励。引き分けと勝ちならアジア1次予選突破。逆に負ければ、予選突破が厳しくなる。大一番となるオマーン戦には、日本サッカー界が総力戦で臨む。

ジーコ監督に聞く。

-負ければ監督職を失うかもしれない大一番でなぜそんなに落ち着いていられるのか?
「32年間もサッカーに携わっていると、何が起こっても人生の一部として受け入れられるようになる。自分がバタバタしても仕方ない。自分がプレーしていないのだから、他の人に任せるしかないんだ。川淵さんに言われて(契約に)サインしたときに、いつかそういう日(監督を辞める日)が来るかもしれないとは思った。ただ、ここでは絶対に負けない。絶対に勝って帰る」

-戦術をもっと示さなくてもいい?
「戦術というより、自分が今までサッカーで得たものを選手に植え付けようとしている。それに対し、選手がどう反応するかということ。例えば、明日結果が出なくても、あれをやっておけば良かったとかこれをやっておけば良かったという反省はしたくない。毎回、前の晩に選手に伝えることを誠心誠意、考えている。おかげさまで、それが今、できている。みなさんにも、もっと信頼してもらいたい」

-明日は今年一番の試合となる?
「自分はそうは思わない。アジアカップの中国との決勝が今年一番大切な試合だった。明日はタイトルにつながる試合だと思っている」

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