ジーコジャパンレポート

2004.9.7 W杯アジア1次予選、インド・日本戦前日練習

7日午前2時過ぎに試合地となるインド・コルカタに入った代表は数時間の休息を経て、午後3時半から練習を行った。会場のソルトレイク・スタジアムは12万5000人収容の大規模なサッカー場。日本戦のチケットの売れ行きも上々で、現地人によると7万人は確実に入るという。この日の練習も、現地の日本人ファンが駆けつけ、試合前にはピッチ上で代表チームとの記念撮影も行われた。
インドは日本とさほど気温は変わらないが、湿度は異常に高く、気温以上の暑さを感じさせた。試合開始時間は現地時間午後5時半で多少、条件が良くなるとのことだったが、厳しい一戦となることは間違いない。芝の状態も悪く、予想以上に柔らかいピッチに選手たちは戸惑いを覚えていた。スタジアムもほとんどが立見席で、詰めれば何人でも入ってしまいそうなもの。圧倒的なアウエーのムードの中で戦わざるを得ない。
この日の練習はいつもの前日練習と変わらず、セットプレー、ミニゲームが行われ、選手、スタッフは終始、リラックスムード。午後5時半過ぎからはジーコ監督の会見が代表宿舎となったホテルの一室にて行われた。会見にはインド報道陣も多数詰めかけ、テレビカメラも15台以上が設置された。会見の模様を生中継するために、会見時間が急きょ、ずらされたほどだった。ジーコ・ジャパンの注目度の高さをうかがわせた。

ジーコ監督の会見の模様。

インドに直前に入ることを選択したが、いい準備はできたか?
「選手の体調はすごくいい。(インド滞在を)できるだけ少ない時間にして試合をやるというのは選手もよく理解している。いい状態で試合に臨めると思う」

雨は歓迎しない?
「そうだ。うちの戦術はボールをかなり回すし、雨だとトラップもずれる。相手が技術的に劣っていても、(雨で)勢いを増す場合もある」

先制点が重要になる?
「それはいつもそうだ。ただ、90分フルに使って時間を有効に使って勝ちたい」

3月のシンガポール戦に続き2度目のアウエーだが?
「簡単には勝てない。相手はアジア杯王者を負かそうとという気持ちでくる。それに打ち勝たないとW杯にはいけない。どんな相手にも勝たないといけない。アジアカップを勝ったということでますます責任は重く圧し掛かり、マークもガチガチに来るようになる。ただ、その反面、大きな自信を持つこともできた」

スタメンはいつもと同じか。
「変える気はない」

前回のインド戦は7ー0だったが?
「先日、(欧州王者の)ギリシャがアルバニアに負けた。どんな試合でもイージーなものはない。勝って勝ち点3を取ることが大事。最小スコアでも勝てばいい」

その他、インド報道陣から多数出た質問はW杯予選に関してよりも、ジーコ監督個人に対するものだった。「86年W杯でPKを外したことに今でも後悔しているか?」また、「ブラジル代表監督になる気はあるか?」という質問も挙がった。後者の質問に関しては、ジーコ監督は「日本のために何かできることがあると思い、代表監督を引き受けた。ブラジルの監督になるつもりは全くない」ときっぱりと答えていた。

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