ジーコジャパンレポート

2004.7.30 いよいよ準々決勝!突然の雷雨の中の調整

アジア杯準々決勝のヨルダン戦(31日現地時間6時開始・重慶オリンピックスタジアム)を迎える日本代表は、重慶市内のグランドで調整。開始30分後から突然の雷が鳴り、大雨の中の練習となった。右ひざを痛めていたFWの西、イラン戦で左足首を痛めた中村も元気に参加した。
体をあたためた後は攻撃の際のポジショニングを確認。DFラインからFWがポストで起点となり、ボランチに戻し、サイドの選手にパスを送る。最後はクロスボールに合わせ、的確なパス回しとフィニッシュが指示された。
その後はセットプレーの練習だった。右サイドからのCKやFKはおもに遠藤。左からは中村がキッカー。中央で構える中沢や福西の頭に合わせる形で、ヨルダン戦でも得点の武器となりそうだ。また意表をついて後方から走りこむ三都主にあわせる形や、クロスを上げると見せかけて縦へ走る選手にグラウンダーのパスを出し、攻撃を組み立てる形も合わせて練習をしていた。
ハーフコートの2タッチによるミニゲームの後はPK戦の練習。準々決勝からは90分で決着がつかなかった場合には15分ハーフの延長戦と、最後はPK戦。ジーコ監督が審判のように笛を吹き、実戦に近い形で練習は行われた。

練習後のジーコ監督の会見

-雷雨の中での練習だった。
「天候に左右されず、いつもやっている内容がこなせた。特にポジショニングの確認とリスタート、2タッチのミニゲーム。それにヨルダンを想定した中の動きもできた。次にコマを進めるための準備ができた。全力でやりたい」

-決勝トーナメントは一次リーグと戦い方も違うか。
「まずは勝負を焦らないこと。90分、あるいは120分間あるわけで、今までのやり方でやる。ここまで進んでこれたということは、我々のサッカーが間違っていなかったことを証明できた。相手の良さとしてカウンターがある。それを食らわないようにして、しっかりとしたボール運び、切り替えの早さから自分たちのやり方を最後まで貫き通す」

-ヨルダンは勢いがあるが。
「確かにW杯予選を含めたらここ5、6試合失点していない。それだけの守備の強さプラス技術的な高さがある。イランに勝ったのも含めて戦い方を知っているチームだ。3試合やって上がってきたのは力がある証拠。だが日本も見せたからここに来ている。いいカウンターがあったり、中盤にもいい選手が多い。そいういういいところをつぶしながら日本の形にもっていきたい。日本もかなり研究していますし、良さを出せれば勝てないチームではない。練習の成果を見せられるようにしたい」

-FWが点を取っていないが。
「FWは相手のゴールに近いというのはある。積極的に狙いにいってダメならスペースを作ったり、いろいろな仕事がある。いまのところそれはできている。点を取れればいいと思うが、誰かが取ればいいと思うし、そういった中で、相手のマークも薄くなって、チャンスもできることもある。今のところ不安はない」

-選手にどういう期待を?
「この前の試合のを見てもらえば分かると思うが、状況に応じたサッカーができるようになっている。明日も試合に応じたサッカーができると思う。気持ちを切り替えていきたい」

-ヨルダンに勝てる自信は?
「いえることは勝ちにいくということ。相手もコンディションを整えてくる。勝ちが実現するために全力を出す」

-PK戦の練習は?
「ルールの中で最後はPK戦になっている。何が起こってもばたつかないように準備をしている。世界の主要な大会でも最後はPK戦だ。しっかり準備することは大事」

-ヨルダン戦もブーイングは日本に厳しいものになりそうだが。
「多分(中国の)どこにいってもブーイングを受けるだろう。全然気にしていない。政治的なものがある。中国と日本の政府のことだが、スポーツは関係ない。ピッチの中は自分たちの安定した精神状況を保つ。それができている。世界の頂点を目指すためにはいろいろな経験をしなければならない。そういう意味ではいい練習なのかもしれない」

-日本国家斉唱の際にもブーイングはあるが。
「許せないと思う。国歌斉唱の時は納得がいかない。ホイッスルがなったらいくらやられてもいいが。それをいかにモチベーションに変えるかだ。勝ちへのモチベーション」

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