ジーコジャパンレポート

2004.7.9 キリンカップ スロバキア戦(広島ビッグアーチ)

日本 3ー1(前半1-0) スロバキア
◇得点者【日本】福西、鈴木、柳沢【スロ】バブニッチ

日本代表はキリンカップ初戦でスロバキアと対戦。1-1の同点から後半21分にFW鈴木隆行が決勝点を挙げ、日本が3-1で勝利を収めた。
日本は前半からMF中村俊輔を中心とした攻撃でペースを握る。俊輔からFWへのスルーパスや左サイドの三都主の突破からチャンスを作るがなかなか得点できない。
しかし前半ロスタイムの左CK。中村のボールをMF福西がニアサイドで頭で合わせて先制。後半20分、スロバキアに右CKからバブニッチにヘディングで決められ同点とされるが、その1分後にFKのリスタートから中村がFW鈴木へのスルーパス。鈴木がDFを背負いながら右足で決めて勝ち越した。36分にも相手DFからGKへのパスを素早い反応で奪った柳沢が追加点を奪い、試合を決めた。

日本のメンバー
GK川口、DF坪井(後半2分→田中)、宮本、中沢
MF加地、遠藤、福西、三都主(後半35分→三都主)、中村(後半41分→小笠原)
FW鈴木(後半32分→柳沢、玉田(後半32分→本山)

ジーコのコメント
ジーコ監督のコメント:

「全体の試合内容から見て勝つべく試合ができた。攻撃的で、そういう中でも後ろ(DF)はばたつかずにきっちりと防ぎきった。同点とされた時もばたばたすることはなかった。サイドを変えながら相手を動かしてチャンスをう伺うことができた。この暑さのなかで自分たちのサッカーができた」

-前半良くなかったが後半は。
「前半は、相手が真ん中を固めてくるのは分かっていた。あの男たちが中央を固めてくれば、なかなか攻められない。サイドを突いたけど、そう簡単ににチャンスができなかったのはサッカーの流れだ。今後も日本の攻撃を恐れて引いてくるチームはあるだろう。1点取った時点で『前が出てきたら、後ろが空く』というのは指示していた。ギリギリまで待ってボールを動かしながら行くということはできたと思う。この前の欧州選手権を制したギリシャもしっかり守ってカウンターが中心。そしてリスタート。これが欧州を制したということがは、こういう戦法が主流になってくる。欧州を相手にする時はこういう試合になる。今日みたいな試合は参考になった。どうやって勝利に結びつけるのかいい経験になった」

-暑い重慶に向けては。
「湿度が高く、相手も引いてくるだろう。参考になる試合だった。すごい暑いなかでのキックオフもあるだろう。世界を狙っていくなかで、自分たちのパフォーマンスが落ちないようにしないと。我慢と正確なつなぎで前を伺う。このトライはいい意味で将来につながってくる」

-前半は攻め手がなかったが。
「最初のゲーム前のミーティングで、(相手は)守ってカウンターが多いといった。カウンターを意識しすぎてしまったのかもしれない。ハーフタイムで指示も出ていたし、相手の出方が違うときに指示を待つのではなく、選手の自主性も出るように自由も与えている。選手が考えてやっていることが分かった」

-中村、玉田、鈴木のコンビは。
「はじめてにしてはお互いの特徴が出ていた。鈴木はフィジカルが強く彼にとってルーズボールはない。常に動くことでそこにスペースも開く。玉田に対するマークはハードだったが、一瞬の反転など良さが出ていた。中村はフリーでボールを持ったときや、一瞬DFの寄せが遅れたときの判断の良さがある。スルーパスの正確さ、そういう資質が高いものを見せてもらった。これからやるについれてもっと息が合ってくる。変化に富んだものを期待できる」

-次の試合(13日セルビア・モンテネグロ戦)に向けて。
「やり方はだいぶ良かったし先発も同じようにしたい。坪井は肉離れなら厳しいかもしれない。できるだけ軽症ならいいが。彼が出れらないなら(代役は)田中誠だ。アジア杯に向けてスタメンを決めていきたい」

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