ジーコジャパンレポート

2004.7.1 キリンカップメンバー発表

7月9日のスロバキア戦(19時20分~・広島ビッグアーチ)、13日のセリビアモンテネグロ戦(20時~・横浜国際競技上)を戦う日本代表23選手がこの日、都内のJFAハウスで発表された。記者会見にはジーコ監督が登場し、いつも通り、自ら選手名を明かした。メンバーは以下の通り。

GK:12土肥(FC東京)、23川口(FCノアシェラン)、1楢崎(名古屋)、
DF:17三浦(東京V)、3田中(磐田)、25茶野(市原)、5宮本(G大阪)、14三都主(浦和)、22中澤(横浜FM)、2坪井(浦和)、21加地(FC東京)、
MF:16藤田(磐田)、15福西(磐田)、10中村(レッジーナ)、8小笠原(鹿島)、6中田(鹿島)、4遠藤(G大阪)、24西(磐田)、
FW:11鈴木(鹿島)、9久保(横浜FM)、13柳沢(メッシーナ)、19本山(鹿島)、20玉田(柏)

ジーコ監督:「今回、こういった3か国対抗でやるのは2年ぶり。私も選手時代に参加したことがあるが非常にモチベーションが高く、優勝を目指したことを昨日のように思い出せる。今回はヨーロッパスタイルの強いチーム相手に結果を出せるよう、また、アジアカップに向けていい意味での強化ができるようにしたい。相手は当時、諸事情でユーゴから分かれているが、分散した後も強いチーム力を誇っている。ストイコビッチらの下、いいサッカーに取り組んでいるし、ぜひ試合を見て欲しい」

-右ひざに故障を抱える久保を招集したことに関しては?
ジーコ監督:「久保が怪我についてどう感じているのか、代表のドクターに1度見てもらおうと思っている。シーズンが終わっていきなり(全治)6週間とは。まあ、いつも通り、自分も選手に無理強いさせることはない。選手と対話して、無理のないようにしたい。リーグ戦が終わった時点で6週間なのか、もう少し前からの6週間なのか。今、選手がけがのよって痛みなどがどうなのかを把握したいと思っている。この場をお借りして各クラブの方々に説明したいのは、久保は(5月末の)イングランド遠征前からひざに痛みを抱えていたが、日々の練習で必ず彼と話をして無理強いさせなかった。招集された期間の中でのリハビリのリポートを、クラブの方にもあげている。今の代表は無理をして試合や練習をさせたりしないので、心配しないでもらいたい。選手には痛みがあったら、早く申し出るよう意思統一もできている。その場合は代役を立てるし、選手を酷使するようなことはしていない。当然、いつも言っている通り、代表のユニホームを着てピッチで戦う選手を送り出すときに、絶対に無理という選手を使うつもりはない。話し合って、選手の意見を尊重している。これからも、このやり方を貫いていきたい。試合に勝てなくても、無理強いして使うよりは、選手を大事にするのが自分のやり方」

-キリンカップ、アジアカップに向けて長期間の合宿を組めるが、さらにその先に向けて取り組むことは?
ジーコ監督:「特別なことは今のところ考えていない。システムの移行、後ろを3枚にするのか、4枚にするのかとか、中盤の動きなどは選手も理解をしている。あとは貪欲にゲームに勝ちにいく勝負を考えている。日々出てくる課題をうまく克服するように時間を使えればいい。アジアカップに向けてもいい準備をしたい。1日1日、いい意味でのおさらいをしていきたい」

-柳沢がメッシーナへの移籍が決まり、チームの始動時期と代表の活動が重なるが?
ジーコ監督:「今回のケースだが、イタリアの開幕の時期を照らし合わせてみると、新チームで活躍できるものをアジアカップ(の過程)の中で十分に準備できると考えている。自分は心配していない。今回が単なるフレンドリーマッチなら考慮できたが、(アジアカップは)日本の歴史的にも重要な大会だし、こちらを優先してもらいたい。(柳沢の新チーム加入に向けて)悪い影響を与えないようにする自信はある。こちらのアジアの大会をいい形で終えた場合、チームの方にもいいコンディションで合流できるだろう」

-キリンカップやアジアカップの具体的な目標は?
ジーコ監督:「アジアの中での日本の注目度や置かれている立場を考えれば、当然優勝が目標になる。W杯予選も1次を突破すれば、来年当たる可能性のあるチームも今回、対戦する。そのような相手に勝ち、優勝したい」

-キリンカップ2試合の戦い方は?
ジーコ監督:「置かれている状況の中でベストなチョイスをしていくつもりだ。今回(2試合)は3日間のインターバルがある。(アジアカップの)20日のオマーン戦を見据えたチームでやっていく。チームのベースはできているし、そのベースで取り組んでいきたい。選手に怪我のないように祈りたい」

日本代表は7月4日に広島市内に集合し、同13日まで合宿。その後、アジアカップメンバーを絞り込み、中国へと渡る。今回、故障者した選手らを集めて合宿を張ることは、ジーコ監督の信念に基づいたもの。日本を戦術面でも精神面でも1つにまとめ上げ、アジアカップ、そしてその先のW杯予選を勝ちにいく。

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