ジーコジャパンレポート

2004.6.30

7月1日にキリンカップのメンバー発表を控えたジーコ監督はこの日、ブラジルから成田空港に到着した。待ち受けた報道陣は20人を上回っており、おびただしいカメラのフラッシュに一般客の注目も浴びた。
6月9日のドイツW杯アジア1次予選、インド戦を終えてブラジルに一時帰国していたが、7月にはキリンカップ、そして中国で行われるアジアカップが控えており、再び、大きなプレッシャーのかかる舞台へと上がることになる。ジーコ監督の表情は闘志に満ち溢れ、準備万端の様子。一方、報道陣からは故障などで離脱の可能性が考えられる選手に対して、質問が飛んだ。最初の質問は柳沢敦に対してのもの。柳沢はこの日の前日にセリエA・メッシーナへの移籍が決まり、7月中旬からチームに合流する予定が浮上した。アジアカップに出場すると、合流が大幅に遅れ、スタートからポジション争いで後手に回る可能性もある。

-柳沢がメッシーナに決まった。チーム側は7月中旬の合流を要望しているが、アジアカップなどに関しては?
ジーコ監督:「それはこれからの話。彼の気持ちも確かめたい。とにかく、柳沢は(移籍先で)試合に出るということが重要だと思う。私もそれを期待している。感覚をつかめば、やってくれると思うしね。ただ、前みたいな使われ方だとね・・・」

-久保もひざを痛めているが?
ジーコ監督:「久保は招集するつもりだ。こっちに来てからは治療に専念することになるかもしれないが。まだ、メディカルのスタッフと話をしていないので、正確なことは分からない」

-同じく故障を抱える楢崎に関しては?
ジーコ監督:「それもメディカルと話をしてから決めていきたい」

-中田英寿が日本にいるが会う予定は?
ジーコ監督:「いや、今のところは会う予定はない。とにかく1日も早く復帰して欲しい。高原にしても、稲本にしても、日本にとってすごく大事な選手だからね」

-中田らを広島(キリンカップの会場)に呼ぶ予定は?
ジーコ監督:「義務ということではないが、来てくれるというのであれば、それは構わないよ」

また、ジーコ監督は欧州選手権についての質問にも答えている。
「予想通りの結果だ。チェコはかなりやると思っていた。下馬評も高かったしね。このままいったらチェコがチャンピオンになってもおかしくない。サッカーは伝統だけで勝てるものではない。名前とか伝統ではなく、グラウンドで何ができるかが、今のサッカーなんだ」

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