世界紀行

サンフランシスコ:先駆と伝統

サンフランシスコ 2月に日本代表と一緒にサンフランシスコに行った。そこで米国代表との親善試合をしたが苦しんだ。アメリカ人たちは良いチームを作っていてW杯での対戦相手は苦戦すると思う。私は仕事の合間に少し散歩がてら写真も撮ったりして歩いた。

日本代表はサンジョゼに滞在して練習をした。そこはサンフランシスコに近い所で元仲間だったフィオ・マラヴィーリャとも会えたところだ。サンフランシスコの人口はそれほど多くもない80万人ほど。アメリカの地図に詳しい人にはわかり易いカリフォルニアのほぼ中央に位置している。

サンフランシスコの特徴の一つとしては過去と先代先駆者たちの時代を良く保存しながら、現代と共存しているところだ。それは観光名所としての役割も果たし、中でも有名な2つの橋がある。ゴールデン・ゲートとオークランド・ベイである。それと94もの数のナイトクラブが存在する。それだけではない、幾つかの通りを歩けば横の写真にも写っているように、ミナス・ジェライスの歴史の街を思わせるような坂道があり、そこには虹の様に湾曲した旗なども見られる。その旗はどこかのサッカーチームのものなのだろうか?その辺に集まる人達にどこかを応援しているのだろうと聞く事も出来そうだ。だが、それはゲイの集まりのシンボルでもあるのだ。あの旗がある所には自身がゲイである事を認める人が住んでいると言う。

自由は生きる、と言う事だね。個人の意思を尊重して我々はそれを考察すればいい。要するに幸福が大切。ここではそれが難しくないようだ。文化的な部分を楽しみたい人には事足りない、60の劇場に40もの博物館などがある。食道楽?もちろん忘れてはいけない。なんとこの街には約4000ものレストランが湯気を上げているそうだ。

デモクラシーは街のキーワードである。ゲイの他には民族混合の絆が強い。街には18万人の中国系、10万人のイタリア系、以外にイギリス、ドイツ、アイルランド、フィリピン、ロシア、日本にラテンアメリカの国民が共存している。ブラジル人で言うと、意外な事にゴイアス出身者が多い事で、みんなで努力をして成功し今も居住している。

滞在中、ホテルにいて兄が出かけているのに気が付いた。用事があって話したかったので彼に預けてあった携帯電話に掛け、単純な質問をした後で驚いた。“エドゥー、何処にいるんだい?”

遠慮も何も無く彼は“実は捕まってしまった”。私は急いで身支度しながら“何でまた捕まったの?”と聞こうとしたら、彼は笑いながらアウカトラスにいると説明した。その場所はあの有名なアル・カポネが逃げられなかったという伝説が残る島の刑務所のことで、映画にもなった。安心しながらも冗談を飛ばしたが、この刑務所は現在観光名所にもなっている。

この街を歩く一つのコツは路面電車を使うと良い。ケーブルカーと呼ばれている乗り物で、坂道が多い街路を曲がりくねって走っている。とても珍しい。ケーブルカーを設置したのはここが世界で初めてで、それが未だに世界でも唯一動いていると言う代物だ。坂が多いからワイヤーロープで引っ張って動いていて凄い。最後に面白いこと、読者の中でサンフランシスコのシェラトン・パラセ・ホテルに泊まったブラジルの重要人物を知っているかな?それは我々の皇帝だったドン・ペードロ二世である。

兎に角街には色んなものが沢山あるよ。だから路面電車を嫌がらずに掴まって歩くといい。

機会があればサンフランシスコを忘れずに通るといい、世界紀行にもう一つ思い出が残るよ。

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