ジャパンコネクション

2006FIFAワールドカップドイツ大会開幕寸前!

[2006.6.5]

次回のジャパン・コネクションが本サイトに掲載される頃には、2006FIFAワールドカップドイツ大会が既に開幕しており、我々の初戦となるオーストラリア戦の結果も出ていることでしょう。そして私は、世界サ一カーの最高峰であるこの大会に、自己5回目となるチャレンジにスタートを切っているのです。今週のジャパン・コネクションのテーマはこの期待感に関して繰り広げます。  

どんなプロフェッショナルな人でも自己の仕事に関連する最大のイベントに参加出来ることは常に感慨無量であり、私も同様です。。特に今回は、選手として、又はテクニカルコーディネーターとして体現した大会とは全く異なる状況です。私は職務上、サポートスタッフの選出から、哲学の導入とグループの形成までも含めて行ってきました。正に全てがワールドカップを目標としてなのです。来る瞬間を目指して、我々は4年前にこの仕事に取り組み始めたのだと言っても過言ではありません。

我々が歩んだ全ての道程を振り返ると、私見ではありますが史上最も均衡が保たれた大会の一つだと言える今回のワールドカップに向けての、日本代表の準備は整っていると言えるでしょう。この件に関しては既に幾度となく述べており、何度となく繰り返す内容でありながらも、私にとってはそれが確信でもあるのです。選手達の才能もあり、近年目まぐるしい展開を繰り広げている事実を考慮すれば、疑いの余地すら存在しない真の優勝候補は僅かに1ヵ国だと信じております。それは正にブラジルだと言えるでしょう。そして、更に我々の道程を困難にすべく、日本はブラジルのグループで闘うのです。

以前にも機を見て際立たせたことでもありますが、ブラジルは優勝候補の立場であるとは言えども、他に最低でも14カ国の決勝進出を果たして優勝をも可能とする候補国が共に名を連ねています。但し、これらの国々はファーストラウンドで敗退することも十分に有り得るのです。私は例としてアルゼンチン、オランダ、コートダジュールとセルビア・モンテネグロを有するグループを頻繁に挙げます。4カ国がレベル的には均衡が保たれており、ファーストラウンド突破の可能性を秘めているのですが、確実に2カ国は敗退を余儀なくされます。即ち、全てが起こり得るのです!

今回は、世界的な動向とも言える、決定的なエラーとセットプレーにて決着が付く試合が多く、紛れもなくミスが象徴されるワールドカップとなるでしょう。プレ・ワールドカップと最近の親善試合、更にはW杯予選で観察出来たことは、各国の傾向としてコンパクトな堅守から敵のミスを突く戦術が見受けられました。更には、似通ったシステムの採用と攻撃的に仕掛けてくる代表の少ないことです。

我らが日本代表に関しては、質の高いサッカー、そしてスピード溢れる速い展開、更には凡プレーに対する躊躇いを避けるべく最大なる注意力からなるプレーを披露出来ることを期待しております。更には、我々の大いなる課題の一つだと見做されている決定力が向上することを心底願っています。試合での重要な時間帯に得点を得られれば全ての流れが変わることは事実なのです。仮に、チャンスを生かさなければ、敵が最終的に耐え忍び、超過することも有り得ます。サッカーの諺とも言うべき、「チャンスは生かさなければ、逆に生かされる」の如くなのです。

日本代表は満に成熟して3大会連続のワールドカップへと臨みます。我々のチームは、アジアカップやW杯予選などの決定的な修羅場、更には常に公式大会を闘い最大限の実力を発揮してきた、一連の場慣れをした選手達で構成されています。日本代表は既に、目覚しいワールドカップを展開できることを証明してくれました。我々は、理論上ではオーストラリアとクロアチアと2位争いを繰り広げます。そして、彼らには臆せずに挑むのです。準備は万端であり、その瞬間を4年間待ち望んで来ました。多少なりの懸念が無いとは決して言えませんが、ベストなパフォーマンスを披露出来る確信と安堵感が漂っています。後はキックオフを待つのみ…。

では皆さん、また来週お会いしましょう!

それでは、ウン・グランデ・アブラーソ!

そして、ごきげんよう!

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