ジャパンコネクション

カリオカ(リオ・デ・ジャネイロ)勢の快進撃!

[2006.5.9]

コパ・ド・ブラジルも終盤戦を向かえ、準決勝進出4チームにリオ勢3チームが名を連ねております。こちらでは、この3チームの快進撃はリベルタドーレス杯に出場しているチーム勢の大会への不参加によるものだという記事を頻繁に目にします。確かにこれらの要素はある程度影響しているかも知れません。しかし私のこの件に関する主たる私見は違います。今週のジャパン・コネクションではリオ・デ・ジャネイロのチーム勢が見せている好調ぶりをテーマにお話したいと思います。

コパ・ド・ブラジルは一連の要因により、他の大会とは違う特徴があります。過去のデーターを観察すれば必ずしも最強だと見做されているチームがチャンピオンに輝いている訳ではないことが一目瞭然です。近年を例に挙げると、両チーム共に2部のサント・アンドレーとパウリスタの2チームが優勝杯を手にしています。このような短期決戦の大会では3部のチームでさえ決勝まで辿りつける可能性が普通にあり得るのです。

従って、コリンチャンス、サンパウロ、パルメイラスとインテルナショナルの不出場がフラメンゴ、ヴァスコ・ダ・ガマとフルミネンセの好調ぶりへの要因だとは言い切れません。大会形式自体が、ホームでの効展開と、アウェイも含める2試合に力を集中できるチームがアドバンテージを有せられる可能性を与えるのです。長期開催の大会では根本的だとされる計画性は、僅かに7試合で決着がつくこのような大会では然程影響を及ぼしません。

大変興味深い点は、これ程までに短期間でチームをリベルタドーレス杯へと導く事実が、小クラブへ限りなくモチベーションを与え、一試合一試合をW杯の決勝戦如く闘わせることです。サント・アンドレとパウリスタ以外にも、クリシウーマとブラジリエンセが海外へその名を知らしめるために上手にこの大会を活用した良き例でもあります。そして、選手達にとっては強豪チームへの絶好なる登竜門なのです。

2年間に亘り素晴らしい活動を展開しながら、既にミナス・ジェライス州選手権を制覇し、コパ・ド・ブラジルでもチャンスをしっかりと生かしながら、リオ・デ・ジャネイロ勢に割り込んだイパチンガが今年の目玉チームだと言えるでしょう。但し、リオ・デ・ジャネイロのサポーターも大変高いモチベーションを持っており、今年は例年番狂わせに示されるチームの躍進をストップさせて、カリオカ(リオ・デ・ジャネイロ)同士の決勝戦が実現することを願っております。そう、この難関を乗り越えることで、我らがフラメンゴは決勝へと進出できるのです。

私がコパ・ド・ブラジルに関して語るのは、常にこの大会に好意を持っているからであり、批判の対象としていたのは、政治的な策略として活用され、何ら基準も無く招待チームが出場していた事実に対してなのです。但し、時の経過と共に大会は権威を増して、成果が最重要視されるようになりました。ブラジルサッカーの繁栄のためにも常にこうでなければいけません。そして、最終的に最も勝れたチームが勝者と成ることを…。

では皆さん、また来週お会いしましょう!

ウン・グランデ・アブラーソ!

それでは、ごきげんよう!

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