ジャパンコネクション

日本、未来、そして感謝

[2006.4.18]

私達がこれまで多くの障害を乗り越えた喜びと誇りのなかで心に残っている事は、感謝の気持ちです。先週、私はこの気持ちを伝えるべく、日本サッカー協会の川淵三郎会長夫妻を、妻のサンドラと共に夕食に招待しました。今週のジャパン・コネクションはこの会食での会話の内容と私の将来への推論です。

2002年FIFAワールドカップ終了後、私を日本代表チームの指揮官へ招聘時に、日本サッカー協会の会長が託してくれた絶大なる信頼は非常に貴重なことだと言えます。監督としての経験が余り無いにも関わらず、私の鹿島アントラーズでの選手として、又は、チームの発展に携わりながら培った日本サッカーの知識に彼は懸けてくれました。

会食で私はこれまでの過程において生じた様々な騒音などに、どんな時も躊躇いもなく立ち向かい、混乱時に大いなる支援を惜しみなくしてくれたことに改めて感謝の気持ちを伝えました。これらは結果を達成する為には必要な事ではありましたし、彼の真剣さを知っていたからこそこの振る舞いは決して私にとっては意外な事ではありませんでした。しかしながら改めて感嘆すべき友を得られたことを敢えて直接伝えたのです。

話題の一つには、私の日本代表監督退任に関する事もありました。その中で日本代表の指揮官として多幸な日々を過ごすことができ、更に指導者としての道に魅了させられたことを話したのです。私は現在「Mosca Azul(出世を願う)」 の虫に刺され、今後も前進し続ける願望を持っています。結果的に日本では選手から代表監督に到り、あらゆる職務を経験しました。我々のこの良き関係が新体制を築くにあたり影響を及ぼす懸念からも、彼が後継者の選定に取り掛かれるように配慮をしました。もしかしたら、この関係を考慮に入れて、会長が私の継承者決定を延期する可能性も踏まえて、私の代表監督続行論にははっきりと終止符を打ち、将来は欧州で指導者としての人生を継続したい意向を強調しました。

但し、ここで明確にしておかなければいけない重要な点は、現時点では、どの国、どのチーム、いったい何処へ…などは一切に考えていないと言うことです。私はあくまでも、このテーマにはワールドカップ終了後に考えます。でも、私は2002年からテクニカルスタッフ勢と共に精力を尽くしながら闘い続けており、次の監督決定の遅れが、日本代表で取り組んできたプロジェクトの継続に何らかの支障を来たすような可能性を受け入れる訳には行きません。何故ならば、ワールドカップ終了直後にはアジア選手権予選が控えており、新体制への移行期間が必要とされるからです。そして、新たな指揮官へは全ての情報と可能な限りの援助は行ないます。

残念ながら、ニュースによれば、特にブラジルでは、私は既にヨーロッパのチームと話が纏まっていることで、ワールドカップ後には日本代表監督を辞めるとのニュアンスで報道されました。でも、それは真実では無く、どこのクラブの代表者とも話をした経緯はありません。自分の考えで存在するのは、長期的な仕事を展開したいと言う希望なのです。そして、欧州は世界の如何なる場所とも異なり、業務に没頭できる条件が優れていることを認識しているのです。

私が最後に一時帰国を果たした際に、リオ・デ・ジャネイロで記者会見を行ない、ワールドカップ終了後には欧州のチームで指揮を執りたいとの意向を明確に発言して、数人の友人からチーム指導に関する可能性の伺いが立てられました。現時点で言えることは彼等に話した内容と同じです。渡欧したいが、今は此の件に関しては考えていません。

…と、言うことです。私の脳裏と心は完全に2006FIFAワールドカップドイツ大会で、日本が素晴らしい活躍が出来るように貢献することに没頭しています。欧州とのコンタクトも、将来への調整も一切シャットアウトです。最高峰とも言うべき到達点まで2ヶ月を切り、私の思惟は仕事にのみ向いております。私は、我々のグループを信頼しており、サムライブルーは挑戦への準備は万端なのです。全選手がこの目標に向けて集中して欲しいからこそ、私自身が誠心誠意で模範を示します。

それでは皆さん、また来週!

ウン・グランデ・アブラーソ!

そして、ごきげんよう!

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