ジャパンコネクション

明日はどこに?

[2006.3.14]

先週末、色々なテーマに関して思考を凝らしていたのですが、月曜日に新聞を開くとリオデ・ジャネイロ州の最も伝統的な4クラブ中3クラブがリオ・デ・ジャネイロ州選手権大会総合順位の最下位グループに低迷しているニュースが目に飛び込んで来ました。この事実には、以前から私がジャパン・コネクションで指摘し続けている一連の原因が主に関連しており、決してサプライズとは言えずとも、私は本心驚かされたのです。

先ず一つ目の大きな過ちは、選手達を集めて何処へ出かけて練習するのが計画性だと勘違いしたことです。フラメンゴはグァナバラ杯を断念することで、偽りの計画を印象付ける振る舞いをしました。でも、今やフィジカルコンディション不足で3選手が離脱を余儀なくされ、更にはかの強化合宿やらに参加せずに訪れたフォワードのルイザォンとペラオータの2選手が筋肉損傷に見舞われた事実をご覧下さい。準備期間を有する監督にチームを編成する選手達を与えて、どの選手に期待が出来るかを把握した状況でシーズンを迎えることが計画性ではないでしょうか。

弱小と見做されるクラブはモチベーションを高く持って臨む事で効を奏し、番狂わせはサッカーの一部だと言う所以はもう既に通用しません。この言い訳は受け入れられないのです。ヴォルタ・ヘドンダは実在しており、カボフリエンセとマドゥレイラにもあらゆるクラブを知り尽くした経験豊富な選手達が充満しております。これらのチームは、ジーコサッカーセンターで練習を行なったアメリカ自体に確認が出来たように、正に練習期間を経た準備万端のチーム勢だと言えます。でも、それだけでは脅威を与えるには程遠く、コッパ・ド・ブラジルが私の持論を裏付けていると言えるでしょう。

フラメンゴ、フルミネンセ、ボタフォゴ、そしてヴァスコ・ダ・ガマは現時点で前後期を通じての総勝点ではリオ・デ・ジャネイロ州選手権大会で降格ゾーンに低迷していることを察して下さい! 正に恥ずべきことであり、納得のいく弁明など存在し得ません。残念ながら以前から悲哀に指摘している凋落であり、所謂、事前告知の時評なのです。それにも関わらず、弱体化してもチームへの思いは強く、観客は足を運ぶのです。平日でありながら、約4万人がフラメンゴ対マドゥレイラ戦を観戦に詰め掛けました。サンパウロ州選手権大会のダービーマッチでさえもこれだけの観客は動員しなかったのです。

私も、一サポーターとしてはローカル大会の熱狂者ですが、実際に起こっている現状は観客に対して失礼極まりありません。そして、フラメンゴは決して前期を断念してはいけなかったのです。皆さんも、そう思うでしょう。また、監督選びに経歴書の分析まで行った準備していて、友人のジュニオールも感心していたフルミネンセに関しては何と言ったら良いのでしょうか。実際には3ヶ月間で既に監督が二人も交代しているのです。更に、ヴァスコ・ダ・ガマに関しては皆さんもその行動を知り尽くしているように、僅か一人の人物の所有物化しており、このチームに対しては発言の余地すら存在しません。そして、大変不安定なボタフォゴは既にチャンピオンシップへの切符を手にしてはいますが、決して幻想を望み抱くことも許されません。

今回の私のリオ・デ・ジャネイロ滞在時には、中には内容的にも良く華麗なゴールも生まれたクラッシコ(伝統的な大試合、ダービーマッチ)も含めた、数試合を観戦することが出来ました。でも、総合的に私が見受けるのは、チームワークと特に適切な準備不足と大会への無視からなる数多くのミスです。この様な短期決戦の大会形式では、試合をこなしながらチームを整えるのは到底無理なことであり、致し方ありません。そして、結果は皆さんの周知の通りなのです。

私の心配の種は今年のブラジル全国選手権大会でも4クラブが降格するレギュレーションであり、リオ・デ・ジャネイロ州選手権大会はその準備段階としては役目を果たさない事実の証明だと言うことです。正直、この状況だと我々はいったい何処へ辿り着くのか見当もつきません。組織化不足やリオ・デ・ジャネイロ州サッカー界の乱脈さによる衰退を、繰り返し指摘するのは低俗ではありますが、目を逸らすことは出来ないのです。リオ・デ・ジャネイロ州はバイオレンスや街頭への軍隊配備が蔓延する最中で歓喜を哀願していながらも、サッカーには失望をさせられます。そして、リオ・デ・ジャネイロが国内でのある一種のバロメーターだと捉えている私に到っては、正にことは重大だと言えるでしょう。

サポーターは苦痛を味わい、私も一緒に苦しむのです。希望は常に存在しますが、一体打開策は何処にあるのでしょうか? 変革は必須だと言えるでしょう。でも、実際に辿るべき進路に対しての問い掛けを此の場に記録しておきます。あくまでも州選手権大会は次なる段階への準備には繋がらないかも知れませんが、リオ・デ・ジャネイロ勢は又してもブラジル全国選手権で脇役や降格争いの主役を務めるリスクを負っていることでしょう。それ以上は首脳陣のみぞ知っているのです…。悪しからず、応援しましょう。

…ということで、また来週!

それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!

そして、ごきげんよう!

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