ジャパンコネクション

チャンピオン決定

[2005.12.6]

前回の本コラムでも指摘したように、予想どおりに最終節は感動的なフィナーレを展開して、ブラジル全国選手権及びJリーグが幕を閉じました。チャンピオンチームに祝辞を送ると共に、これら大会を振り返りながら総括をする時でもあります。今週のジャパン・コネクションのテーマは正にこの内容に関しての展開なのです。

ブラジルでは、優勝争いやリベルタドーレス杯への出場権、コッパ・スールアメリカーナ(南米カップ)と降格争いをも含めて、あらゆる面で感動的な試合が繰り広げられました。勿論、コリンチャンスが大幅にリードしながらも、2チームが優勝への可能性を秘めて最終節を迎えたのです。しかしサッカーでは全てが起こりえる可能性があり、インテルナショナルにも優勝への確率が残っていたことで、最後まで希望と期待は消える事はありませんでした。

仮にインテルナショナルが1―0での敗北ではなく、逆に勝利を得ていれば、更には、もしも他の試合結果がコリチーバを降格へと導いていなければ、全てが異なる結末となっていたかも知れません。コリンチャンスはゴイアスに敗北を喫したのです。そして、ガウーショ軍団(インテルナショナル)を陥れたのはキックオフ直後のワンプレーでした。それにも関わらず、2会場で行なわれた決戦は大会決勝の雰囲気を堪能させてくれたのです。何故なら、全ての要素を兼ね備えていたからだと言えるからです。

そして、大会を通じて好調ぶりを維持しながらも、終盤戦で6連敗を喫してリベルタドーレス杯への出場権を逃したフルミネンセの思わしくない結果を強調する必要性があります。フルミネンセはここぞと言う時に不調に陥り、その反面、パルメイラスは南米主要大会への出場権を獲得すべくラスト・スパートをかけたのです。フルミネンセは首位軍団で最も失望させられたチームでもあります。

ゴイアス以外にも、傑出した結果を披露したのが、ジョエオ・サンターナ監督の指揮の下で終盤戦に引き分けを挟んで数回に亘り連勝を記録し、最終節のパイサンドゥー戦での4―1の圧勝で絶頂に達したフラメンゴの存在です。フラメンゴは選手層も含めて実力的に然程劣っていなかった事を証明してくれました。一連の流れに乗れば事足りたのです。困難な局面に直面するも、更なる献身をすることで結果が伴いました。私が選手達と話をした後にチームはダッシュに成功して、コッパ・スールアメリカーナ(南米カップ)出場圏内へ後一歩まで巻き返した成果を嬉しく感じております。

ブラジル全国選手権に関しては、主催者団体に大会ベストプレイヤーの選考への参加を依頼されたのですが、残念ながら投票出来ませんでした。何故なら、投票用紙が期限一日後に届いたのです。でも、重要なのは充実した大会が開催された事と、適性なる役割を果たした人物達を報いた現状ではないかと思います。

日本での状況は同じでした。J リーグ最終節では3チームが首位を彷徨いました。ハーフタイムの時点ではセレッソ大阪がタイトルを手にしていました。そしてガンバ大阪自身も一時は首位に立ち、浦和レッズも得失点差でリードをしたのです。この首位争いの混戦は試合終盤まで続きました。鹿島アントラーズも一時的に2位に浮上したのです。そしてすべての試合が終了した時、勝利の女神が微笑んだのはガンバ大阪でした。本コラムでの、最終節の話題でも称賛した活躍振りに値するタイトルだと言えるでしょう。

降格組に関しては、東京ヴェルディ1969の事態に似通ったアトレチコ・ミネイロとコリチーバの状況を際立たせたく思います。これを教訓として、素晴らしい逆転劇を演じて欲しいものです。そして、より良い計画性に基づき、逆行を乗り越えて、相応しい勝利を手にした、偉大なるチャンピオン勢に私からの祝辞をお送り致します。当然なる制覇だと言えるでしょう。

そして、次なる注目はドイツで開催されるW杯本大会組み合わせ抽選会なのです。紛れもなく、この話題が次回のジャパン・コネクションのテーマとなることでしょう。

・・・ということで、皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!

それでは、また来週お会いしましょう!

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