ジャパンコネクション

アフリカが示す実例

[2005.10.11]

アフリカ地区の2006FIFAワールドカップドイツ大会出場国の決定に伴い、私が以前から述べ続けており、既にジャパン・コネクションでも幾度と無く取り上げたセオリーが確証されました。今回予選突破を果たした5カ国の内、4カ国は過去一度もワールドカップに出場しておりません。即ち、カメルーン、ナイジェリア、セネガルでサッカーが発展しつつある一方、その他のアフリカ大陸ではアンゴラ、コートジボワールとトーゴが頭角を露にしたのです。更にワールドカップデビューを果たすもう1カ国のガーナは、既に下部組織で力を実証していました。従って、今週のジャパン・コネクションのテーマは他に考える余地はありません…

アフリカで生じたのは、サッカーの最大なる伝播の実例だと言えるでしょう。グロバリゼーションの進行が距離の短縮化を図り、国々はモチベーションを得て、アフリカ選手勢は地位を確立して行ったのです。最近ではカメルーンのRoger Milaやナ
イジェリアのOkochaが、そして今日ではWeahがアフリカの名を背負って世界へと羽ばたいています。彼は母国リベリアをワールドカップへと導くことは出来ませんでしたが、人的素質が最大級であることを証明して、アフリカ大陸全土を動機付ける貢献をしました。

アフリカサッカーの突出に対する前兆はこちらヨーロッパで、カメルーン対エジプト戦とモロッコ対チュニジア戦の2試合を主要テレビネットワークのEurosportを通じて生放送で観戦した時でした。私は常々、彼らがワールドカップを制覇する日が日々近づいているのだと言っております。何故なら、2個のオリンピック金メダルが既にこの事実を物語っているからです。

新参代表が有力候補に打ち勝つ現実が更に今回の2006FIFAワールドカップドイツ予選が如何に難関であるかを証明しており、確実に今大会はワールドカップ史上最も均衡が保たれた大会の一つとなることでしょう。欧州では、サッカー伝統国は予選突破を果たしつつありますが、ドイツの地で躍進するにはメンタル面での変革を確立する必要性があるでしょう。オランダは国内で活躍する若い世代でこの路線を辿りました。活躍する要素は全て秘めているのです。

更には、勝負の行方を決定付けられるシェフチェンコを有する初出場のウクライナに関しても述べることが出来ます。厄介な存在と成りえるでしょう!そして、旧ソビエト連邦の一角であったウクライナ同様に、東ヨーロッパ勢ではクロアチアがワールドカップ3大会連続出場を現実化しております。更に、セルヴィア・モンテネグロが依然として旧ユーゴスラビアに統合していた場合を仮に想像してみて下さい!

殆どの国々が困難を強いられてはいるにしろ、ヨーロッパの予選突破国には大きなサプライズは見受けられません。イングランドは苦しみながらも辛うじて出場権を確保し、同時にポーランドも相乗りしました。そして、一試合を残して無敗で予選突破を果たした、ポルトガルの指揮を執るフェリッペ監督には祝辞を送ります。ちなみに、ブラジル、ポルトガル、アンゴラのポルトガル語圏3カ国同時出場という歴史的記録でもあります。

その反面、開催国は2006FIFAワールドカップドイツ予選を免除されましたが、大変不安定な状態を見せています。そして、強力なリーグを有するサッカー国ではスペインとフランスのみが依然として本大会への突破を決めておりませんが、後一歩まで辿り着いており、次節には出場権を確保するでしょう。

南米大陸ではパラグアイとエクアドルが本大会への切符を手にしました。パラグアイは底力を発揮して、エクアドルは前例を成し遂げてワールドカップへのカムバックを果たしたのです。Concacaf(北中米・カリブ海地区)では再び、コスタ・リカを率いるブラジル人監督Alexandre Guimaraesの手腕を際立たせるべきでしょう。最低でも三人のブラジル人監督がドイツの地で指揮を執ることになるのです。

真のサッカー・レボリューションはアフリカだと言えます。1982年にアルジェリアで始まり、その後はモロッコ、次いでカメルーン、ナイジェリア、南アフリカ、セネガルが出現しました。そして今回、新たに4カ国が加わり、アフリカ大陸には独占は存在せず、常にサッカーが発展していることを証明してくれたと言えるでしょう。彼らはタレント性を豊富に持っており、ディシプリン(規律)とオーガニゼーション(組織化)が欠如しているのみなのです。これらが備われば手強い存在となるでしょう!

・・・ということです!

それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!

また来週お会いしましょう!

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