ジャパンコネクション

強力なるサポート~パート1

[2005.8.30]

ピッチ上の選手だけでは試合には勝てないという発言を実際に耳にします。それは真実だと思うます。クラブチーム又は代表チームが円滑に機能する為に携わる多くのプロフェッショナル達は得点を決めるわけでもなく、その多くはピッチにすら立ちません。全てを完璧に機能させるには匿名なるサポートチームが存在しているのです。日本に関して言いますと、JFA(日本サッカー協会)の川淵三郎キャプテンを筆頭に上層部から組織化が図られています。この関係図及びサポート部隊の重要性と実務、そして上層部の支持に関して話すべく、従来とは異なる形式でジャパン・コネクションのテーマを2回に分けてお届けする事にしました。

2002年に私が日本代表監督に就任した時点で、2006FIFAワールドカップドイツ出場プロジェクトがスタートを切りました。私のサッカー人生で、選手として、そして鹿島アントラーズの舞台裏での任務で培った全ての経験を片手に使命をおびたのです。重要な改革を促進する必要性があることを認識すると共に、疑いの余地はありませんでした。そして、私と川淵三郎キャプテンとの関係は常に相互信頼と日本代表改善の追及心が根本にあります。私には不満を言う要素などあり得ません。意見の相違も生じましたが、決して尊重心に欠けることはありませんでした。支援不足などと感じたことなどはありません。偏向的な一部の国際メディアが、日本代表の危機を指摘して、不安定化を試みるべく偽りを報じた際にも、川淵三郎キャプテンは私及びテクニカルスタッフの仕事ぶりに対する平穏さと支持を声明したのです。

私は繰り返しミーティングを行うことを好むタイプではありません。常に責任ある自由、即ち役割の分担化を信じています。初期の準備段階で数回に亘る会議がそれを明確に物語っております。全員のアイディアと意見を活用することで、代表チームの準備の更なるレベルアップを試みたのです。フロントの判断は尊重して、明確化を図りながら日本サッカー協会の試合スケジュールの都合に選手及びテクニカルスタッフの需要を適応できるように努めました。その反面、テクニカルスタッフは必要な措置を要請できる自由を得たのです。

例えば、遠征時の日本代表専属調理師はこの様にして配属できました。選手達の食事のバランスを保つことの必需性と、FIFAワールドカップ予選は戦争に匹敵するものがあり、予防策の重要性を説明したのです。全てに対しての準備態勢が基本だと言えます。同様に、専用のミネラルウオーターと、緊急事態に備えてのインスタント食品も運搬しています。このような処置はブラジル代表ではとうの昔から成されており、特にフェイジョン(ブラジル人の食事には不可欠である豆料理の原材料)が不足することなどあり得ません。しかし、日本では新たに導入された試みなのです。

フロントとの良き関係から実施された興味深い新たな取り組みが代表チームの移動に関してです。データーに基づき、チームの能率アップを図るにはチャーター便を有することが日本サッカー協会にとって如何に重要であるかという認識してもらいました。これにより、空港での長時間を要するコネクションで選手達にストレスと疲労を蓄積させる定期便の使用から逃れることができたのです。実際に移動時間が短縮できた試合でのチームの消耗度は減少しました。そして、2006FIFAワールドカップドイツへ向けて、12戦11勝という結果が伴ったのです。

不和、和解、意見の相違…、これら全ては常にベストを追及するためへの過程でもあります。何よりも重要なのは同じ目標を目指して団結力を維持することなのです。そして、このハーモニーは直接グランドに携わる同士には決して欠けたことがありません。でも、この内容の続きは来週のジャパン・コネクションで…。

・・・ということ、ウン・グランデ・アブラーソ!

それでは皆さん、また来週!

>一覧へもどる