ジャパンコネクション

選手育成の困難さ!

[2005.8.2]

先週末、こちら韓国へCFZ do Rioのジュニオーレス・チームが4チームによるトーナメントの大会を制したとの情報が届きました。このニュースを受けてとても嬉しく感じました。これから先2005年のプロチーム編成への大きな確信を抱かせてくれました。でも、それと同時に、例えばボランチのヂエーゴやFWのホビーニョのように、ブラジルの若き選手達を包含する幾つかの事実が脳裏を過ぎるのです。このテーマは決してジャパン・コネクションでは目新しいものではありません。しかしこの機会は傷口に触れるというようなタイミングだったと言えるでしょう。選手育成クラブであることが如何に困難かを全員が認識する事は重要なことなのです。

多くの場合は善悪を判断するべく十分な知識を持ち備えていません。ここで、選手やクラブ首脳陣の判決を下す意図は一切ありません。でも、選手の移籍に対する根本的な部分に焦点を合わせて注意を払うことが重要だと思います。移籍に対して、誰と契約して、そして手放すか、金額設定も含めて、クラブ又は選手が決定を下している現状ではありません。現在ではどんな交渉でも代理人が間に入っています。

この目新しくない代理人と選手の関係図は、日々新たな混乱を招いています。例えばホビーニョ選手の件のように、クラブとの契約が継続中にも関わらず、ブラジル代表での活動を終えて帰国後、容易にチームの練習への参加を拒否させることが許されるのです。選手への支払いも含めて全て問題なく履行されているにも関わらず、レアル・マドリードとの交渉を口実に姿を現すことがありませんでした。この交渉に興味を持っている当事者であるサントスとレアル・マドリードがこの過程に関与しなかったことは問題だと言えます。紛れもなく私利私欲を最優先に考える、仲介者が入り組んで現状を困難化させているのです。

別の出来事では、ヂエーゴ選手も、依然として利害に基づいての代理人の行動が混乱を引き起こされました。選手はベンフィカへと移籍させられた事実を考慮すれば、フルミネンセとベンフィカが話し合いをするのが普通だと言えます。でも接触は一切なく、下部組織も含めた数々のビッグクラブの多くの選手達の「オーナー」である仲介者が、交渉を成立させるのです。そしてベンフィカから、選手は錯乱の末、フルミネンセからフラメンゴへとレンタル移籍をし、フルミネンセの首脳陣は計略に引っかかったのです。

イービソン選手の移籍を憶えていらっしゃいますか? 果たして、フラメンゴとポルトは事前に話し合いをしたのでしょうか? ここに幾つか私からの疑問点を提示いたします。 何故、今日ではクラブ同士で直接交渉をしないのでしょうか? もしかして、クラブ首脳陣も代理人に巻き込まれているのではないでしょうか? いったい何故、クラブも交渉をするのに代理人が必要なのでしょうか? フラメンゴ、フルミネンセ、レアル・マドリッド、ポルトなどに関するケースを採り上げましたが、他にも数多く例を挙げることが出来ます。理想のように思えるかも知れませんが、私は少年達がインファンチルの選手時代から、「利益を見据えた」代理人から回避させられる手段を考えており、このことを常に述べるのです。これらのビッグクラブ勢は反発する必要性があり、彼ら代理人の活動に対してもっと規制的な経営方針を取り入れる必要性があります。彼らは法律上認められており、存続し続けますが、下部組織に更に投資をすることで、ビッグクラブ勢はこの流れを抑圧することが可能となり得ます。我々はCFZ do Rioで実際に試みましたが、我がクラブが変革に対する権威は小さく至難の業なのです。そして、幾多の小クラブがこの体制に身売りを余儀なくしていることでしょうか?

代理人は選手の家族に食料品を補助し、本人には新しいスパイクを与えて、ベンチ入りを果たせば小遣いを渡し、更に試合に出場すれば金額が増えるのです。それも、インファンチルとジュヴェニール・カテゴリーの選手に対してです! ミリン・カテゴリーにも及んでいるのではないかと確信しています。生活の困難さと絶望感から、彼らに承諾証を与えてしまう選手達の親との関係であり、それ以降は代理人が選手の管理を行い、全てに於いて発言権を持ちます。この事態に到ればクラブは何ら手の打ちようもなくなるのです。

ここで明確にしておきたいのは、全てのエンプレザーリオ(代理人)、プロクラドール(仲介者、)、エージェント(代理人)…、その他如何なる名称であろうとも、決して一般化しているのではないと言うことです。全ての分野に於いても真剣で誠実な人物は存在します。でも基本的に、彼らのブラジル市場での現在の活動は危険だと言えるでしょう。残念ながら、我らがクラブ勢の不手際な経営やその他の問題から成る経済難により、これらの人物が膨大な権力を有してきています。これら全ての要素を注視して、タレント発掘に真剣に力を注いでいる組織を保護するためのシステムを考慮する必要性があります。選手達はこちらからあちらの棚へと難なく置き換えられる商品ではないことを肝に銘じることです。無責任又は私利私欲な行動による判断で、サッカー界で自我を見失う危険があると若き選手達は決して忘れてはいけません。

・・・ということです!

皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!

それでは、また来週!

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