ジャパンコネクション

下部組織の勝利

[2005.7.18]

航空便を乗り継いでの日本への旅路の最中でも、遠く離れたCFZ do Rioジュニオーレス・チームの「Taca Integracao」の制覇に熱狂しました。急遽編成された選手達でのボタフォゴ相手の勝利は、期待以上の結果だったと言えるかもしれません。去年、実際にジュニオーレス・チームは、公式試合を僅か6ゲーム闘う機会がありましたが、少なすぎる試合数でした。

話を進める前に、リオ・デ・ジャネイロ州の、特に2部及び3部のチームには、このカテゴリーの大会がとても不足している現状である事をお伝えします。去年、大会が開催されなかった事実は不合理極まりないとしか言いようがありません。下部組織での育成に取り組み、プロへの登竜門でもある最終段階で、闘う機会が存在しないのです。既に私自身はこの件で、かの時代に訴訟を起こした経緯まであります。この様な放置状態は、選手育成を重要視せずに、大会直前にあちこちから選手を契約して大会に臨むクラブ勢、プロの「レンタルチーム」を優遇する事になるのです。しかしこの討論はきりがありません!

だからこそ、私からの忠告は話した通りですが、実際に本コラムの主旨は、勝者チームのレベルの高さと、テクニカルスタッフ及び献身する全ての関係者の真価を際立たせることです。上記でも述べたように、昨年は大会が不足したことで、ジュニオーレス・カテゴリーの選手達の活動を中断させない為にも、数選手のレンタルを余儀なくされました。そして大会不足により他にも数選手を手放す羽目にもなったのです。今回の「Taca Integracao」へ向けては、彼らを連れ戻して、ジュヴェニール・カテゴリーの選手を昇格させることにしました。そして、結果は御覧の通りです! 我らが生え抜きはクラブに誇りをもたらし、1部のチーム勢である、マドゥレイラ、バングー、ヴァスコ・ダ・ガマ、更に決勝でボタフォゴを超える結果となりました。

決勝戦前々日の木曜日に、私はCFZ do Rioの選手達に、決戦の結果が如何であろうとも、ミリン・カテゴリーでチャンピオンに輝き、インファンチル・カテゴリーとして日伯友好カップを制した、彼ら生え抜き軍団を評価することを伝えました。同じ下部組織からの育成メンバーで編成したプロ・チームが最終目標である1部昇格達成に最も近づいた前例も想起しました。今回のリオ・デ・ジャネイロ滞在時に、決勝戦第1試合目も含めて、チームの戦いぶりを観戦する機会に恵まれたことで、私は、確信を持って彼らにこれら全ての話をしたのです。

今後、ジュニオーレス・チームには、何れも強豪チームを会する困難な「Otavio Pinto Guimaraes杯」が待ち受けております。既に私は、このチームには年末まで可能な限りの試合数をこなさせるように伝えています。CFZ do Rioの歴史を一目すれば、如何に下部組織に視点を定めており、何ら譲歩せず育成に専念しているクラブかが瞭然であり、正に我々の1部昇格へのプロジェクトの根源でもあります。だからこそ、今日までに支払った代償も高かったのかも知れません。でも、現時点から逆転劇が転じられるのです。

我々は前途有望な世代を有しており、今一度、今回の制覇に献身した全ての関係者に敬意を表します。このタイトルを若き選手達はしっかりと吸収して、サッカー界の険しい道程で自我を見失わずに、実りある将来を担うべく歩み続けることを願っております。その為の能力を彼達は持ち備えており、今後は更に練習に励み、陽の目を見る場所を求めてより一層に闘わなければなりません。そして、CFZ do Rioは彼らを尊重しながらの惜しみない協力体制を整えております。何故なら、共に歩むことが数多くのトロフィーと制覇への道なのです!

・・・と、いうことで、ウン・グランデ・アブラーソ!

それでは、皆さんまた来週!

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