ジャパンコネクション

ドイツへの道

[2005.3.29]

2006年W杯ドイツ大会へ向け、繰り広げられている白熱する予選は現時点で注目する話題になっています。イラン戦での敗北は予想外ではありましたが、敗けたからには切り替えて前進するのみです。結果は全て予想できず初戦から2連敗の北朝鮮にも挽回のチャンスがあります。ホームでの勝利は大きなアドバンテージを意味することもあります。だからこそ、私達はホームでの試合勝ちにこだわる必要があります。そして、バーレーン戦で2勝し、イランを下せば敵地で喫したイラン戦での一敗は、ほぼ帳消しに出来ると言えるでしょう。

北朝鮮対バーレーン戦の試合をビデオで観た限り、試合内容は北朝鮮が勝っていても意外ではないと感じました。一方、別グループではサウジ・アラビアが韓国を下したことで、首位を奪取し韓国は2位へ後退する結果となりました。

アジアでの動向は勢力の均衡である。しかし、欧州での状況も大きく異なっている訳ではありません。伝統的なサッカー大国で、大きなアドバンテージを得ることに成功したのはイタリアでしょう。ノルウェーとスコットランドとのグループで、イタリアは既に勝ち点差5をマークしています。でも、突出した成果を出しているのは、ウクライナ(元ソビエト連邦)です。2002年W杯でも出場を果たしたトルコとデンマーク、ヨーロッパの現チャンピオンであるギリシアと同グループでありながら、首位をキープしています。でも実際にウクライナには、現代の偉大なるプレーヤーの一人でもあるチェフチェンコがいるチームであり、この躍進振りは特に驚くことではありません。

ルイス・フェリッペ・スコラーリ率いるポルトガルは、私達も対戦する機会に恵まれたスロバキアに密着されながらも首位をキープしております。スウェーデン、イングランド、オランダも其々のグループで首位を守ってはいますが、決して何れも余裕ではありません! 旧大陸での予選は必ずと言って良いほど、世界で最も均衡が保たれた大会の一つなのです。微妙なのはフランスの状況です。現段階で3引き分けを喫しており、今後は真価を発揮しなければいけません。

南米に関しては、何ら驚くこともないと言って良いでしょう。ブラジルとアルゼンチンが共に余裕でリードしております。現時点で、エクアドルが3位に浮上して来ましたが、実際には若干調子を落としているパラグアイ、そしてウルグアイ、ベネズエラ、コロンビアとチリも交えて出場圏内で争っています。

北中米・カリブ地区では、グァテマラが好調ぶりをアピールしています。これら何れかの国がアジア地区とのプレーオフを争うことが、我々にとっては大変関心深いことの一つです。グァテマラは、二次予選では特に目覚ましい結果は残していません。しかし今回、5対1で圧勝したトリニダード・トバゴ戦が既に戦歴に加わり、2位浮上への原動力となりました。首位はアメリカ合衆国を下したメキシコがキープしています。コンフェデ杯での私達の対戦相手であることも踏まえて、しっかりと視野に入れておかなければいけません。

ソロモン諸島と、オーストラリアがプレーオフに向けて凌ぎを削っているオセアニア地区では、特に語るべく話題はありません。次回からのW杯予選では、オセアニア諸国をアジア地区に含めて開催する可能性を検討中のようです。残るは、結果のみの情報に留まっているアフリカ地区です。南アフリカ、ナイジェリアとモロッコが各グループをリードしています。注目すべきは、エジプトも参戦するグループ内で、カメルーンに対して勝ち点4のアドバンテージを得ているコートジボワールの活躍ぶりだと言えます。

各国で開催される今週の試合結果で、これらの状況は大きく変化することでしょう。しかし、試合が消化されるに連れ、W杯への登竜門は狭くなり、今後も険路は続きます。どの試合でも勝ち点ロスは取り返しがつかない事態へとつながります。そして、この事実を肝に銘じた精神で、日本は今週の水曜日にピッチへ挑みます!

・・・と、いうことで、ウン・グランデ・アブラーソ!

それでは皆さん、また来週!

ジーコ直筆サイン

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