ジャパンコネクション

厳重忠告

[2005.2.21]

このジャパン・コネクションでの予測が的中したように思えます。ビッグクラブが出場しない準決勝戦はどんなものか?そして地方の無名クラブが優勝を果たすと言うのはどうでしょう? 私は以前この様に言ったと思います。そして、それが現実となってしまいました。ヴォルタ・ヘドンダがPK戦でアメリカーノを敗り、タッサ・グァナバラ(グァナバラ杯)のチャンピオンに輝き、2005年度リオ・デ・ジャネイロ州選手権大会のチャンピオンシップへの切符を手にしたのです。私が、この様な結末を見てみたいと述べたのは、グァナバラ杯を下から2番目の結果で終えたフラメンゴに対して、危険信号の意味を込めた発言でした。

今回のこの結末が、フラメンゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ、ボタフォゴ、フルミネンセに影響をもたらしてくれることを心から願っております。恐らくこの大きな衝撃は精神を改革し、これらのチームがタッサ・リオ(リオ・デ・ジャネイロ杯)でいかにビッグであるかを証明してくれると信じているのです。今回のような結果を反省し、次の2ndステージに値するタッサ・リオの方が、グァナバラ杯よりも魅力的な大会になるのではないかと期待しております。去年のブラジル全国選手権でも予想もできないような最悪の成績を残し、そして今回のグァナバラ杯での結果でした。長き暗闇のトンネルにも必ず明るい出口はあるはずです。しかしながらリオ・デ・ジャネイロ州大会のチャンピオンシップへの出場枠はもうあと一つしか残っていないのです。

ビッグクラブ勢が見苦しさを露呈したとは言えど、ヴォルタ・ヘドンダの功績をみくびる理由など有り得ません。計画性を持ち、献身的に臨んで成し遂げた勝利なのです。昨年末に行われたリオ・デ・ジャネイロ州の監督会食に出席した私は、ヴォルタ・ヘドンダのダリオ・ロウレンソ監督と役員、及びCFZ do Rioのウィウソン・グェッヘイロ監督の隣の席に座る機会に巡り合いました。その時ヴォルタ・ヘドンダは、ファービオ選手の前もっての放出依頼に対する理由を述べたのです。チームは既に10月からリオ・デ・ジャネイロ州選手権大会を目指してフィジカル面の強化を図りながら練習に取り組んでいました。ビッグチーム勢が短期間でチームを仕上げた結果は衰弱でした。更にはブラジル全国選手権での失敗で意気消沈し参戦するようになってしまうと感じていました。そして、正にその通りとなりました。

レンタル移籍中で、CFZ do Rioの選手であるファービオに関して触れることでその記憶がよみがえりました。ヴォルタ・ヘドンダのレギュラー選手であり、我がCFZ do RioのMFのマリオも代理人のみに権力を与
える法令に基づき最終的には一銭も受け取ることなく放出したのです。根源が善意に基づいた法令だったことは論争外だと言えます。しかし今日に至り、この法令は選手育成クラブに対して莫大な損害をもたらしていると思います。当時、私が考案したのは、サッカーの基礎細胞でもある、選手達の立場の向上と、クラブ強化が図れる法令でした。でも実際には、原型から掛け離れたものなのです。

今回決勝に進出したヴォルタ・ヘドンダとアメリカーノもこの功績に対し、とてもすばらしい結果だと思います。しかし、中心となるクラブ勢が質を高くして臨んでいれば、この様な現実は有り得なかったことも明確にしておかなければなりません。中小クラブが大きく飛躍を遂げたのではなく、ビッグクラブが散散なる萎縮をしたと言うのが私が残念に思うところです。我が州の地方チームは、ブラジル全国選手権の2ndディビジョンにすら参戦しておらず、いかにこれからの道程が長いかを物語っております。

その反面、私は多々なる状況を踏まえての世界サッカー均衡化を繰り返し言っております。今回の件で、新たなる論拠を得たと言えるでしょう。献身さと計画性は誰しにも可能であり、これらがバランスとパワーをもたらしますが、実際にプラスアルファが必須なのです。質に欠けるのならば内なる闘争心を駆り立てることが基本となります。

私からの声援は、もちろんフラメンゴへ対してです。2003年でのゴイアス監督時代と同様に、逆行に対する術を心得ているクッカ監督の就任が、チームのサッカースタイルに大きな変革をもたらしてくれることを、期待しております。フラメンゴは、この期間中にコッパ・ブラジル(ブラジル杯)一試合のみしか闘っておらず、チーム再構築に為に、ある程度の時間をつくる事が出来ました。数名の選手が移籍して来ましたが、ベースは変わっておりません。彼らは、全員が一丸となった、チームの真なる実力を証明しなければならないのです。

・・・と、いうことです!

それでは皆さんまた来週!

ウン・グランデ・アブラーソ!

ジーコ直筆サイン

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