ジャパンコネクション

新たなるスタート

[2005.1.24]

新たにエネルギーは充電され、日本代表での活動も始動から既に一週間以上が経過しました。オフは、家族や友人達と過ごす「真の休養」の貴重な一時でもありました。
本コラム休止中にエールを送ってくれた全ての皆さんに感謝の意をお伝えしたいと同時に、約一ヶ月間の間にジャパン・コネクションの読者の皆さんが更新を心待ちにしてくれた事を嬉しく思います。

日本代表での仕事は、今後待ち受けている過程を念頭に置いて、精力的に再スタートを切りました。今年度は、我々の努力が2006年W杯への出場権獲得へつながるということもあり、正に決定的な一年となるでしょう。昨年は成果を収めながら、我々の進化が明確化して、海外での評価にも結び付いた有意義な一年として終えることが出来ました。但し、その勢いを今年も維持しなければいけません。我々のレベルが向上した事実を認識している敵は、今後更に意欲を燃やして挑んで来るでしょう。W杯第2次予選へ向けてのスタート地となった宮崎合宿で、選手達ともこの件に関して話しをしました。実際には、レベル維持の重要性と心して注意力を保つことが私の最大の懸念だったのです。我々には更なる献身が必要となります!

重要な事は、今後の北朝鮮,イラン,バーレーン戦で絶対的な結果を出さなければ、今まで残してきた成果は全て水の泡と化してしまうのだと肝に銘じておかなければいけません。W杯第1次予選は素晴らしい結果で終えましたが、これから臨む第2次予選も同様またはそれ以上の結果を出さなければいけません。あるレベルへ辿り着くのは困難ですが、それを維持するのは更に険しいものです。そして、選手達も好結果を継続できれば、6月のコンフェデ杯と7月に開催される東アジア大会へ好調ぶりを反映できるのだと理解しております。

選手達個々に関しては、今年は大変特別な一年になるのではないでしょうか。日本代表の一員として勝利を手にすれば、彼達が欧州サッカーで通用することを証明し、決定的な活動の場を勝ち取る絶好のチャンスとなるのです。現在では7名の選手達がヨーロッパでプレーをしております。彼らに次いで新たな選手達が経験を積むことは紛れもなく代表強化にもつながるのです。何故なら、選手の闘志本能が増せば増すほどに、代表で収集された時の彼らの能力がアップするのです。ブラジル、アルゼンチン、フランスなどの例が挙げられます。世界サッカーの主要地域で活躍する選手達を有することで、ハイレベルをキープしているのです。

皆さんは、私がこの仕事に取り組み始めた頃から、アフリカ・サッカーに関して繰り返し述べて来たことを記憶しているかと思います。ナイジェリア、セネガル、カメルーンなどがW杯で如何なる国にも臆せずに挑む事実を語りました。彼らは既に、日本を含めるアジアの国々が現時点で未だに成せていない豊かな体験をすることで、ア
フリカ大陸以外での意義ある成果を出せるのです。そこで私が、日本人選手も欧州サッカーでの活動の場を求めるべきだと語る真意は、絶対的な地位を勝ち取ると言うことなのです。欧州のクラブが、マーケティングを考慮してのみの選手移籍ではなく、あくまでも選手個人のポテンシャルを全面的に活用するための契約でなければなりません。結論を言いますと、最大の目的ではないにしろ、移籍マーケットに関しても重要な一年となる可能性があるのだと言うことです。

我々は今週の土曜日と来週の水曜日に、カザフスタン戦とシリア戦を控えておりますが、最大の焦点はW杯第2次予選の初戦に定められているのです。グループ内での出場二枠の何れかを獲得すべく力を秘めていることを実感させるためにも、ホームでの北朝鮮戦で好スタートを切る必要性があります。このようなグループ構成では、ホームで勝利を挙げることが重要であり、我々には快調な滑り出しが出来るチャンスがあるのです。

私は前向きな姿勢で確信を持ちながら、本サイトを常に応援してくれている皆さんのパワーとエナジーを得ながら前進致します。このメッセージを2005年初のジャパン・コネクションで伝えたかったのです!

・・・ということです。

それでは皆さん、また来週!

ウン・グランデ・アブラーソ!

ジーコ直筆サイン

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