ジャパンコネクション

2004 年総括編

[2004.12.28]

2004年最後のジャパン・コネクションと共に一年が終わりを告げようとしています。来る2005年を更に良い年にするためのエネルギーを求めて、過ぎ去りし年の総括と反映を行いたいと思います。まず、記憶を蘇らせる必要性があるでしょう。丁度一年前に、私は分析に基づき2004年が重要な年になる事を指摘しました。当時、我々が精力を尽くして来た基盤作りが実る年となり、アジアカップと2006年W杯予選で成果が現れなければいけないのだと語ったのです。それに関しては万事思惑通りの結果を得る事ができ、2004年は大変有益だったのではないかと言えます。

2004 年は我々の最大の目的に直面する形でスタートを切りました。 2006年W杯第一次予選の大敵、オマーン代表と対戦したのです。この試合で勝利を収め、更には欧州遠征へ向かう前にシンガポールをも下しました。この遠征は、選手達が経験を得たのみではなく、当時世界ランキング上位のチェコ共和国に勝ち、マンチェスターではイングランドと引き分けるという収穫を得て帰国を果たしたのです。更にはアイスランドも退けました。残念ながら、レフリーの不可解な判定により、ハンガリーにのみ敗北を喫したのです。

アジアカップのタイトル防衛の責任を負う立場に対して、これらの連戦と好結果がチームへ自信を与えるきっかけとなったのです。 2006年W杯予選第3節目のインド戦を7対0で大勝し、更にキリンカップではスロバキアとセルビア・モンテネグロを敗って優勝しました。その後に、アジアカップ開催国の勝利への熱狂的な応援と我々へ対するプレッシャーが極限に達する中国へと向かったのです。更に、歴史的葛藤の激しい「重慶」が本拠地となりました。そして、日中間の闘いがそこで繰り広げられたのです。

我々へのブーイングと日本人サポーターへの敵意が漂う環境下での試合に対して、日本政府の関与が余儀なくされた程です。ピッチ上では我々は終始集中力を保つことができ、 W杯予選のライバルでもあるオマーンとタイを下したのです。そして、イランと引き分けて、準々決勝対ヨルダン戦へと突き進みました。この試合は、正に手に汗を握る一戦となり、皆さんの記憶にも残っていることでしょう。PK戦へと縺れ込み、二度に亘りヨルダンがリードしたのです。それにも係わらず、守護神・川口の素晴らしい活躍により、勝ち進むことができました。

チームは、準決勝でも接戦を強いられ、バーレーンに延長戦で勝利しました。そして、決勝も難しい試合ではあったのですが、実際には予測していたよりも難戦にはなりませんでした。はち切れんばかりの北京でのスタジアムで、更には歴史的 TV視聴率を記録して、中国に3対1で勝利したのです。我々は決定的な状況において正確さを見せ、多くの困難を乗り越えて、アジアカップ3度目の優勝となる貴重な勝利を勝ち取ったのです。

次なる挑戦は 2006年W杯予選であり、またしても最大の敵はオマーンでした。私は以前にも、W杯アジア地区予選方式は不公平に思うと語りました。勿論、インド及びシンガポールにも権利が有ることは十分に尊重しているのですが、サッカーに関してはあくまでも発展途上国なのです。その反面、日本、韓国と中国はサッカースポーツに莫大な投資をしておりながらも、1敗を喫することでW杯出場を逃す恐れがあります。そして、この危険性が中国を襲い、最終的にクウェートが進出したのです。

我々は使命を果たしました。再度、オマーン、シンガポールとインドに勝利しました。最終戦を残しながらも事前に突破を決め、 6勝無敗でW杯一次予選を終えたのです。勿論、錯覚してはいけません。今後は、イラン、バーレーン、北朝鮮との対戦が待ち受けており、最終的には2カ国のみがドイツへの切符を手にするのです。即ち、2006年W杯予選は新たにスタートを切り、ここで敗退してしまえば何ら意味が存在しません。でも、私は確信を持っております。これからも一層献身的に臨み、チーム作りに励みながら、海外でプレーする選手達の距離と怪我による難関を乗り越え、前進し続けるのです。来年の後半には目的達成の祝杯を挙げられることを願うのです!

2004年が皆さんにとって素晴らしい一年であったことを心から望んでおります。そして、迎えつつある新たなる年が更に良い年であり、成功と健康をもたらし、皆さんが人生の勝者となるべくゴールが決められることを祈っております。そして、本サイトでまたお会いしましょう。私は小休止を頂き、次回のジャパン・コネクションは1月27日に東京からお送りし、皆さんと再会致します! この期間中にはサイト・スタッフが新たな企画の制作を行います。 是非、お見逃しなく!

それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!

フェリース・アーノ・ノーヴォ!

ジーコ直筆サイン

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