ジャパンコネクション

変革の時

[2004.10.26]

今週のジャパン・コネクションのテーマは決して目新しい内容ではありません。今、再びリオ・デ・ジャネイロ州サッカーの裏舞台に関して語るタイミングに適しています。ここ数週間、リオ州サッカー連盟の現会長と幹部の、経営内情その他の告発を根源とした一時的な職務剥奪により、この話題が再浮上して来たのです。そして再度、私自身は考えを公にしました。今が、リオ州サッカー政策に変革を促進する時ではないかと言うのが私の意見です。

原因は様々ですが、私は、現体制の継続には根本的に反対だと言えます。何故なら、ビッグクラブ勢の黙認にて長年権力の永続する状況であるからです。彼等は新たに進化をもたらす革新を拒んでいるかのように思えます。例えば、フラメンゴ、ヴァスコ、ボタフォゴ、フルミネンセは不平を表明しますが、結局のところサッカー連盟の現体制に常時票を投じて来ました。即ち、現状に対する責任は彼等にもあるのではないかと思います。リオ州サッカーの向上の為に発言をしなければならない強豪チームこそが問題を黙認しているのです。

実際には、クラブ勢も体制に適合してしまうのです。リオ州大会を各チームが年毎に制覇をしながら、一連の利害関係が保たれます。そして、全てが現状のままで、何ら進展は見受けられません。でも、ピッチ外での計画性の無さと真剣さの欠如がグランド上に反映してしまいます。フルミネンセとボタフォゴが過去にブラジル全国選手権2部降格を余儀なくされただけでなく、幾度となく二部降格危機を凌いだフラメンゴは、今年度またしても同様な状況にあります。通常はブラジル全国選手権に強いチームを編成して臨むヴァスコさえも下位に甘んじています。これら全ては偶然では決して有り得ません。

1部チームのグランド上に於ける影響が重大であるならば、リオ州サッカーの2部及び3部チームの悲劇的な現状を想像できますか?2部の大会で見受けられるのは非常識のフェスティバルのようなものなのです。大会開始後の途中において定められた規約に基づいて、我々のプロチームは降格を余儀なくされたのです。異議申し立ての結果、1部から降格したカボフリエンセを含めての2部決勝リーグを闘いました。サッカー史上初の7チームによるhexagonal大会でした!この様な馬鹿げた実態を露出されているにも関わらず、ポルトガル人のブラックジョーク(ブラジルではポルトガル人に纏わるジョークが数多く存在している。)を語っているのです。そして、今年度はヴォルタ・ヘドンダを巻き込んでの同様な状況が起こりました。下部組織カテゴリーでは、大会途中に放棄するクラブが実在するにも関わらず、措置も取られないのです。CFZは事前に敗北を覚悟の上でピッチに向かわざるを得ません。何故ならば、私は選挙で唯一反対票を投じているからです。そして、報復行為は笛と共に訪れます。我々のチームは2003年度には11回PKを取られました。中には2対0で先行していた試合で、主審にPKを3回も取られた事があります。これらの人物がリオ州サッカーを統御している限り、私のクラブは低迷し続けることでしょう。私がサッカーに於いて誠実性と規律を求めていることに対する報復なのです。

今回のサッカー連盟陣営告発の導火線となった、収益の虚偽はあくまでも巨大な問題解決の糸口でしかないのです。審判勤務票、グランドの開放状況、プロチーム及び下部組織カテゴリーも含めた全ての関係者達を調査しなければなりません。更に非常識で非合法な状況が発見されることでしょう。

だからこそ、これら全てに対して「ストップ」の判決を下す瞬間でもあります。今回の職務剥奪劇がサッカーを蝕む人物達の決定的な退陣への起爆剤になるべきなのです。ここでは敢えて名前は挙げませんが、サッカー連盟を担うべき数多くの誠実な人材が存在します。問題はどんな方法で彼等が就任するかなのです。以前にも発言をし、繰り返しになりますが、実際にはサッカーに関係する経歴の持主達が有権者となれる可能性のある、民主的な選挙方式を考慮する必要性があるのです。勿論、私の票がフラメンゴと同等の比重を選挙で持てないことは承知しています。更には、参戦するチームすら存在せず、何ら大会にも参加しないリーグも同様な権力を持ってはいけません。そして、現状では全員がサッカー連盟を非難しているのです。全てが泥沼化した今では批判は至って容易になります。この時点で対立するのは容易なことなのです。

変革を行うには最適な時期だと思います。私は前向きに捉えているのです。今回の捜査が我らのサッカー史に新たなる進路をもたらし、私が長年訴え続けているサッカー界の問題が表面化することを期待しております。現状では、サッカーセンターを開設するなど、真剣に取り組んでも何ら意味がありません。信じられないような事実が存在します。我々に害を与えるが為へのあらゆる手段により、CFZ do Rioが被った損害は測り知れません。

私は不屈の意志を持っており、決して断念などしません。我々は下部組織において全てのカテゴリーに力を注いでおり、今後もピッチ上で結果を出し続けるのです。プロチームは現在3部リーグに参戦しており、困難は免れませんが、昇格を目指して闘っております。そして、常に職権濫用と闘い続けるのです。私の一票を得るためには、彼等はリオ・デ・ジャネイロ州サッカーに誠心誠意尽くさねばならないのです!

…ということで、ウン・グランデ・アブラーソ!
それでは皆さん、また来週!

ジーコ直筆サイン

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