ジャパンコネクション

シーズン再開

[2004.01.27]

本コラムも、一時の休暇を得て、再び日本から皆さんにお届けすると同時に、改めて、読者の皆さん、そして本サイトの仲間諸君に素晴らしい2004年をお祈り致します。私は既に宮崎合宿入りをしており、引き続き予選へ向けて代表の準備を行っております。以前にも書きましたように、今年は2006年W杯に向けて予選突破を目指す決定的な年であり、更にはアジアカップも開催されるのです。きっと、ここ数週間はこのテーマやその他の話題に関して皆さんへ内容盛りだくさんでお伝え出来る事でしょう。

今回のメインテーマに入る前に、ブラジルのオリンピック南米予選敗退に付いて見解を述べたいと思います。これ程までに才能豊かな世代の選手達を今回の失敗が原因で今後彼らを路頭に迷わせる様な事をしては決していけないのだと言いたいのです。もしかしたら、史上初の金メダル、更には3冠達成へのプレッシャー、又は、ペンタカンペアォン(W杯5回優勝)としての過剰な自負などが代表をまごつかせ、相手を更に刺激させたのかも知れません。実際の原因を追究するのは不可能であり、重要なのはこの世代はどんなに能力が高いかなのです。彼らは出場枠がたった二つの最大に困難な予選を戦い抜いたのです。きっと、この敗退はタレント溢れる選手達にとって、今後更に飛躍する為の経験となるでしょう。

さて、本題であるブラジルサッカーの新シーズン開幕ののろしを挙げる州大会に付いて話したいと思います。以前にも何度と無く語った様に、地方大会はダービーマッチと云う卓越したライバル意識をそそる様な魅力をサポーターに提供するのです。ブラジル全国選手権がどんなに優れていようともダービーマッチ不足が多少楽しみを減少させているのです。他州のチームとの対決は難戦を招くと同時に楽しさをも半減させるのです。

私は1973年から1988年、リオ・デ・ジャネイロ州大会の黄金時代を戦う機会に恵まれたのです。マラカナン・スタジアムで開催された最高観客動員数ベスト10の内、4~5ゲームは州大会であり、それの何試合かに私は出場しているのです。超満員のビッグゲームだったのです。それ以外にも、私はフラメンゴで7回優勝、4回得点王のタイトルにも恵まれたのです。この様な事からも、この州大会に対する想いは強いのです。

だからこそ、乱脈な、そして第一節目にしてスタジアム変更によるレギュレーション違反、又は直前での会場検査等の事態が発生しようとも、私は辛うじてプラス思考でいられるのです。先ず、大会開幕直後にこの様な事態が起こる事を大変悲しく感じながら、この状況に悩まされつつも、信じるように自分自身に言い聞かせるのです。何故なら、過去には国内で基準とされ、他州から羨ましがられる様な大会を開催していた程なのですから。

勿論、今日ではこの状況も可也変わったのです。サンパウロ州大会では、既にビッグチームのコリンチャンスやパルメイラスがつまづいており、ブラガンチーノ、モジ・ミリン、インテル・デ・リメイラ、そして最近ではマリーリアなどの中堅のクラブが時折番狂わせを起こすのですが、ここリオ・デ・ジャネイロでは状況が違います。ビッグフォーと云われる伝統的なクラブとそれ以外とでは余りにも差が有り過ぎ、番狂わせの可能性は極めて薄いのです。今シーズンはカーボフリエンセのみが、市の支援もあり、多少投資をしました。大会自体に活力を与える為にも、もう少し激戦が繰り広げられて欲しいと思っているのです。でも、きっと最終的にはこの4クラブによる争いになる事でしょう。最近でこのグループを脅かす事が出来たのはアメリカーノだけなのです。

伝統的なクラブの内、先ずフラメンゴは無名と生え抜きの選手に賭け、勇敢なチーム作りを試みたのです。そして、大会2連覇を狙うバスコ・ダ・ガマは、マルセリーニョ・カリオカを連れ戻すも、基本的にはルーブロ・ネーグロ(フラメンゴ)と同じ道を選んだのです。即ち、若手に期待をしているのです。更に、ボタフォゴは1stディビジョンに昇格したチームをベースに数名の補強を行うに止まったのです。この中でも、フルミネンセが、タレント(有能な)選手及び経験豊富な選手を求める事で他クラブよりも多少投資をしたと言えるのです。

私が、リオ・デ・ジャネイロ州で幾ら迫害の的にさらされ様とも、各州大会の強情な支持者である事を主張し、開幕を歓迎したいのです。CFZに対立し行われるあらゆる動向にも拘らず、リオ州大会を消滅させ、リオーサンパウロ杯を強化する話が出た時に、州大会を支持する記事を書いたのは唯一私だけだったのです。たとえ、縮小されようとも、カリオカ(リオ州)、パウリスタ(サンパウロ州)、ミネイロ(ミナス・ジェライス州)など、要するに、州大会はブラジルサッカー発展の為には必要なのです。新たな才能を発掘し、直接対決に花を添えてくれるのです。

何はともあれ、闘いの幕は開けたのです。そして、私は遠き国から全てを見守りながら、このコラムで皆さんへ語り続けるのです。

ウン・グランデ・アブラーソ!
それでは、また来週!

ジーコ直筆サイン

>一覧へもどる