ジーコの部屋

Encontros eternos 永遠の集い

年末はいろいろなチャリテイー・マッチや激励マッチなどが多くなり、それに加わる機会も多くなる時期である。私はいつもこうしたゲームに参加してきた。今年はこのジーコサッカーセンターでもこの木曜日にペラーダ(草サッカー)を催すことにした。目的は身体障害者への贈り物として食料を集めることだ。 

こうして自分が参加する事でこの様な試合について考える事がある。レオナルドとライーがやっているゴールジレトラ財団のゲームでは、私はレアンドロとパスを交わした。ウオームアップには私、アウダイール、ジュニオール、アジーリオ、アンドラーデ、レナト・ガウショが居た。 1981 年と 1987 年のチームが混ざっていた。こうした仲間と会うのはとても気持ちがいい。それに彼らと草サッカーが出来るなんてなおさらだし、そのゲームが人のためになるのだから言うことなし。ゲームに参加する人には特別であり、横で見ている人には気付かない部分がある。ある感情がお互いに通じ合っていて、これらみんなが集まるフラメンゴ・マスターズが再会するたびに蘇ってくるのだ。 

1995 年に私はこのようなひと時に同席する機会に恵まれ、国際的なステイタスも得られたことがある。ドイツのフランツ・ベッケンバウアーの 50 歳記念マッチにミュンヘンに呼ばれたのだ。私の友人でもあり、サッカーの歴史に残る偉大な元選手のひとりである。あのとき、彼はドイツ代表のOBを集めた。対するはその他の国によるOB選抜チームだった。私は 2 点とり、試合は 8 対 8 の引分けに終わった。それよりも面白かったのは選抜チームの監督はジ・ステファノとパスカスの二人だった。二人の横にいるだけで大変感動したものだ。彼らはアルゼンチンとハンガリーで活躍し、レアル・マドリードでは一緒になってやったこともある。 

だが、あの特別な日はそれだけだは無かった。それがあるからこのコーナーにも載せないわけにはいかない。ミュンヘンでの試合翌日、私とサンドラは街にどこか昼食が出来る所を求めて出かけた。そこであるイタリアン・レストランに止まった。中に入ると、片隅にはパスカスとジ・ステファノ、そしてご婦人たちも一緒にいたのだ。その瞬間私は立ちどまり、考えた;私はブラジル人、ここに、離れた二つの国のサッカー界では伝説的な偉大な人物が同じ場所にいる場所に出くわすなんてなんと恵まれているのか・・・。時間を跳び越えてずいぶんの年数が過ぎても彼らは本当の友情で結ばれて会っているではないか。

こんなことはサッカーでしか繋がりが持てないと思う。私たちはそこで過ごした。私とサンドラは止まった時間を眺めていた。あの二人のドリブルは永遠の友情の中で交わされていた。アルゼンチンとハンガリーを結ぶ空の掛け橋。サッカーの世界で起きる多くの出来事のワンシーン。あの二人は永遠なるものに違いない。

あのレストランでのイメージは未だにひとつの教訓として私は心にしまってある。

サッカーでのひとつのマジックだ!


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