A velocidade do atacante アタッカーのスピード
コントを話す人はいつもその内容を大げさにして話していると言われている。多くの場合話している内に横道にそれ大げさになってしまう傾向がある。そこで今回は、あのペウーが話した二人のFWの事を載せることにした。ペウーは一人の名前は忘れてしまったが、もう一人のFWはレーダーと言う名前だったと言った。
ペウーによると、ゴイアニアで試合があった(あの頃二人のFWはゴイアニアで一緒にプレーしていた)後、街道をブラジリアに向けて走った。新車の運転手〔無名のFW〕は仲間を驚かしてやろうと考えていた。
車は発進し、街道に入るとギアをトップに入れてアクセルを踏み込み疾風のごとく走り出した。
助手席にはレーダーが、のんびりとドライブを楽しんでいた。後ろへ飛ぶ景色はそれほど魅力的でもなかったが、二人は高い速度で走り、道端の標識も無視して時速制限80キロメートルも随分前にオーバーして時速100キロで飛ばしていた。
「よお、それにしてもこの車はロケットだね・・・」レーダーは言った。運転者は調子に乗りもっとアクセルを踏みつけた。それから何キロ走った後か、前方でパトカーが通り過ぎる車の速度を計っているのを気付いていなかった。警察官の一人が計器を使っていたが、二人の乗った車が速度オーバーしているのを見た。即、追跡されるはめになった。
レーサーになりきっていた運転手が後ろにパトカーが来たのを気付くのに時間は掛らなかった。サイレンの音で驚き、道路脇へ車を止めると、詰問を受ける準備をした。
「すみませんが、お二人とも車を降りて下さい。」 一人の警察官が言った。
車の両側に一人ずつ警察官がつきいろいろと話し始めた。彼は緊張して言い訳を山積みにしていた。
「警官殿、僕は何もしていませんよ。・・」とか何とか言い訳を続けている。
レーダーはいつも落ち着いてもう一人の警察官と大人しく話をしていた。もう一人の仲間の運転手は何が起きているのかも解からずにいたが、その間、短い時間なのにとてつもなく長い時間に感じていた。
警察官は書類を調べると、今度は車の点検を行なった。別の警官が言った。
「貴方は不幸にも違反をしました。よって罰金を支払うことになります。取り調べのために警察署まで来てください。貴方の車は速度制限を越えていたのです。」
(暫く沈黙があった)
「だけどどうしてですか?信じられない。どうやって・・僕が速度をオーバーしていたのが解かるのですか?どうして?」
警察官は普通の表情で説明した。
「私が車の速度を計ったわけではありませんよ。レーダーですよ、レーダー。」
そこで彼はいきなり怒って仲間を振り向いた。
「この野郎恥知らずが!お前は僕の車にただ乗りした上にそういうことをするのか!もう二度と僕の車には乗らないでくれ!」
警察官は笑いをこらえて勘違いしているのを説明したものだ。
ペウーがこの話を合宿で話した時に、我々はどうも一つ解せないのがあった。ペウーが忘れてしまったと言うその運転手の名前はいったい何と言うのだろう?
2004.08.25
