ジーコの部屋

Aventuras de Babao バボンの冒険

面白い人物の中にもう一人、いまだにフラメンゴの用具係りをしているバボンがいる。彼が絡んだ面白い話の見出しは結構大きい。バボンという名前自体愉快になってしまう。彼が緊張して来ると、もうそれは笑い話しのネタになる始まりなのだ。そんな話しの中から今週は一つ選んでみた。

フラメンゴの遠征移動時に面白い事が良く起こる。コラムではもう何度か移動中の出来事を紹介してきた。我らフラメンゴの赤黒の仲間が辛かったりするのは伝統的なことであるとも話した。合宿でもリラックスした気分で過す事が楽しみでもあった。バボンもからかいのターゲットになる人物としては理想的だった。彼は何か疑問や問題が生じると直ぐに話を持ち上げるのだ。我々はそれを受け止めて答えてやる。

「みんな、僕らのお金をここの連中のお金に替えないといけないのかな?ここのお札は何だかヘンだよ」と、我々のターゲット(バボン)が言った。

誰だったか覚えていないが、ある仲間がすかさず返答した。

「なんだよバボン、ブラジルを出る時に取り替えなかったのかい?うーん、そりゃあまずいね、問題だよ、問題・・。」

バボンはとたんに驚き、緊張した。何で?僕はどうすりゃいいのさ?こんな質問が出てきた。メンバーのレコメンデーションは、両替は何処でもやるのではなく、こっそりと解らないようにしないといけない、両替は違法だからね、と言うものだった。もちろんそれは我々のとんでもないいたずらであるのは明白だ。

バボンは何処かに行き、バボンは両替屋から現金を持って帰ってきた。そこから我々はホテル内で作戦を立てた。始めの仲間がバボンの部屋に電話を入れた。

「よお、バボン、君は大変だぞ。スーツの男たちがホテルに来てお金の事で君を探しているぞ。早くどっかに隠れろよ。」と“サクラ”が言って電話を切った。

二番目に電話を入れた仲間は声を変えてフロントからしているふりをした: 

「警察の者ですが、貴殿をロビーで探しています・・・。」

バボンはビビッていた。私達の部屋に入ってきて困っている。内容を知っている皆は可笑しさを堪えてあるアイデアを出した。それは変装していれば、と言うものだった。彼はその提案を気に入り、ホテルの何処かに消えた。バボンはフロントを通らずまったく7時間近くも消えてしまったのだ。生きているのかも解らなかった。

誰かがメイドに変装したとか、他の者はでかい旅行鞄に潜ったなど、色んな話が飛び出した。だが、予想に反して意外にもバボンは長時間の後、ホテルの台所で変装をしていた。帽子に白い前掛け、料理人に扮しているのが見つかったのだ。ついでに一つ料理を作っていたが誰もそれを食べる勇気が無かった。

偉大なバボン、面白い奴だ。 

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