ジーコの部屋

As tres perguntas 三つの質問

私が長い人生の中で学んだ事の中で、ストレスや疲れを解消する方法は気持ちを切り替えて機嫌をよくする事がよいということだ。笑う能力を養い、遊び、そして状況をユーモアと言う調味料を加えてストレスや白髪が増えるのを事前に防ぎ、困難な重圧を軽くするのだ。

可能な限りこの方法をとっている。もちろん全部が出来るとは限らない。しかし疲れが表面に出てしまうと時々その周りの空気をも重くしてしまう。そんな時こそ冗談を飛ばしたりして遊び心を持つものだ。場合によっては近くにいる者を主役にしてしまうのも良しであろう。

良く覚えているのは電球の守り神と言う笑い話だ。みなさんは聞いた事があるかな?ある人が電球を拭いていて、ふとその電球を見ると中からのんびりしていながら短気な守り神が出てきた。

「さて、この格好とこのヒゲ、着物で電球から出てきたら、お前は私が電気の神様であろう事を想像するであろう。それではお前が知っているあの三つを・・・ 」

その人はまだ信じられないまま聞いた;

「ちょっと待て!信じられない。それなら私は三つのお願い事が出来るのか!神様?何かの間違いじゃないか?本当に三つのお願いが出来るのか?奇妙だ・・・そんな事は無い!それじゃあ3つのお願いだな!もう一度さっき言った事を繰り返してくれるか?」

唇の両端に笑みを浮かべると電気の神様はこう言った;

「今の貴方のお願いは一つの指示でもある。そうなると今はあと二つしかお願いが出来ない・・」

そんな調子で笑い話は続いて行くわけだが、ここで私の話に戻る。こんな具合にボリビアのジャーナリストと遊んだのは1998年のグランジャ・コマリー(セレソン・ブラジル代表の国内合宿所)であった。セレソンのテクニカルコールデイネーターをした時だ。この話を思い出してくれたのはサンパウロでサイトに協力しているジャーナリストのロドリゴ・ロドリゲスである。

合宿中の世界から来ている報道関係者がインタビューをしているある日の事だ。きつい練習が終った後に一人の礼儀正しいボリビア人が私に短い応答を求めて来た。だが、彼の質問はこうだった;

「ジーコ、三つの質問だけしていいかな?」

ここでさっきの電気の神様の話しを思いだし、バウンドしているのを一発で蹴り返してやった。

「いいよ、だけどあと二つしか質問できないよ」

周りは笑い出したが、当のボリビア人は三つ以上の質問をして行った。だが疲れを解消するには最高の遊びだった。そしてコラムにも載る羽目になったのだ。

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