日伯友好カップ

愛と友情の友好カップ

[2023.09.02]

3年間のパンデミックを経て、復活したU-15日本ブラジル友好カップ。主催者であるジーコは、今年は会場のCFZジーコサッカーセンターで、毎日フル回転で大会を支えています。

ジーコのYouTubeチャンネル「Canal Zico 10」での試合生中継。開幕戦のつくば対ボアヴィスタ戦では、ジーコ自身がコメンテーターも務めました。

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また、ノルテ対クルゼイロ戦の後では、ジーコがヒーローインタビューに乱入して「僕が通訳しようか?」と笑わせる一幕も。

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ジーコを見ると、誰もが一緒に写真を撮りたいと思わずにはいられません。観客として来ている選手の家族や関係者はもちろん、対戦相手の監督やスタッフも、チャンスあらば、写真をお願いしています。

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写真と言えば、鹿島、つくば、ノルテの選手とスタッフも、全員が一人一人、ジーコと2ショット写真を撮りました。みんな少しモジモジしながら撮ったわけですが、中には「マジか!」とチームメイトたちを笑わせるポーズをジーコに頼んだ選手も。

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そんな風に、ジーコが愛情と情熱を注ぎ込む友好カップには、多くの人が訪れます。例えば、U-15ブラジル代表監督のドゥドゥは「選手の視察をする上で、非常に大切な大会」と言って、連日じっくり試合を見ています。

U15

鹿島OBの姿もあります。長年U-15ボタフォゴのコーディネーターを務めるのは、92〜93年に鹿島でプレーしたカルロス。

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毎年、激励に駆けつけてくれるのは、92〜95年に中盤を守備を支えたサントス。今年はCanal Zico 10のコメンテーターを務める試合もありました。

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大会中、話題となっているのは、アントラーズ3チーム、鹿島、ノルテ、つくばの選手たちの応援。試合のスケジュールによって、観戦に回っている時は、お互いに応援し合っているのですが、みんな声は大きいし、ノリがいい。ブラジル人の観客たちの中にも、アントラーズの選手たちの歌声に合わせて、うっかり一緒にリズムを取ってしまう姿が見られるほど、その迫力ある応援は大会名物になっています ♪

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そしてもちろん、試合する時も気合い100%。プレーはもちろん、選手同士で声を掛け合う時も、ミーティングでも、個々に指導を受けている時も、真剣そのものです ♪

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日本とブラジルで健闘を誓い合ったり、激闘を称え合ったり、友好カップらしい場面も数多く見られます。

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文=藤原清美、写真=Jorge Ventura

 

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激闘のグループリーグ

[2023.09.02]

8月29日に開幕したU-15日本ブラジル友好カップ、3日間のグループリーグでは、連日激闘が繰り広げられました。その結果、鹿島アントラーズがフルミネンセに2対5、サンパウロに0対2の厳しい戦いを経て、バングーに1対0で勝利したことにより、3位でグループリーグを突破!   ノルテはヴァスコに2対3、クルゼイロに3対5、ボタフォゴに1対5と、ゴールを決めているですが、失点が響いて3敗、決勝トーナメント進出はなりませんでした。 つくばはボアヴィスタに1対2、フラメンゴにも1対2と健闘しました。しかし、3試合目のコリンチャンスには1対5。残念ながら3敗でグループリーグ敗退となりました。 実は大会前、リオデジャネイロでは珍しいほどの強い雨が続き、ピッチのコンディションは厳しいものになってしまいました。それでも選手たちは力を出し尽くし、ゴールや勝利の歓喜、失点や敗戦の悔しさを噛み締めながら、3日間を戦い抜きました。 決勝トーナメントの模様は、次回ご紹介します ♪ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura  ……

U-15日本ブラジル友好カップ再開!

[2023.08.29]

新型コロナのパンデミックにより、3年間の中断を余儀なくされたU-15日本ブラジル友好カップが、今年、ついに再開されることになりました! 第23回を迎えるこの大会、日本からは、アントラーズのアカデミーである、鹿島、ノルテ、つくばの3チームが出場するため、8月28日、ブラジル・リオデジャネイロにある、CFZジーコサッカーセンターに到着しました。 まずは毎年恒例の歓迎式。ちなみに、大会に3年のブランクがあり、世代が変わっても、チームにはほっこりする笑顔の選手たちや、案の定、お調子者たちもいて、イイ表情をカメラに向けてくれるので、取材班も楽しくなります🤣 鹿島アントラーズのアドバイザーであり、この大会の主催者であるジーコに会えました!ジーコは3チームの選手たちと指導陣を前に、この大会の歴代出場選手の中から、日本とブラジルの両国で、多くのプロ選手や代表選手が生まれたことを紹介し、そんな重要な大会でベストを尽くすための秘訣を伝授。しっかり栄養を摂ること、昼間は眠いのを我慢して、夜に良い睡眠をとって時差ボケを解消することなど、心構えを話してくれました。 そして、ジーコから一人一人に、この大会中の身分証明書となる選手カードが手渡されました。それまで元気いっぱいだった選手たちが、打って変わってモジモジしながら、握手と共に激励を受けます。 さらにジーコは、この大会を毎年支援し続けているスポンサーのCASIOからG-SHOCKを受け取り、その場で身につけ、笑顔でありがとうを言ってくれました ♪   最後は3チーム全員でジーコを囲んで記念撮影。「じゃあ、がんばって!」と立ち上がるジーコに、みんなで拍手喝采。良い雰囲気で歓迎式を終えました。 日本から丸1日飛行機に乗る長旅を経て、リオに着いた選手たち。この後は、ボールが恋しいみんなにとって、お待ちかねの練習です。   選手たちは疲れを見せず、リオでの練習にも伸び伸びと声を出して、しっかりとウォーミングアップ。そして、元気にボールを追いかけました。その様子を、ジーコも笑顔で見てくれています。そして、選手に話しかける場面もあって、選手も何やら返事をしていたみたい。ポルトガル語、平気なんですね。さすがアントラーズの選手たち ♪ リオは数日前から雨が続き、選手たちも小雨の中でのスタートになりましたが、明日から本番です。がんばれアントラーズの選手たち😊 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura……

ジーコのチャリティーマッチとメッセージ

[2020.01.16]

昨年末の話なんですが、12月28日、ブラジル・リオデジャネイロで、毎年恒例のジーコのチャリティーマッチが開催されました。ブラジルでは、年末はチャリティーの季節。サッカーのスター選手ともなれば、みんな大なり小なりチャリティーマッチを開催したり、出場したりして、社会に貢献します。そんな中、ジーコのすごいところは、このチャリティーマッチも第16回を迎えたこと。これだけの年数、毎年、毎年欠かさず、これだけのスター選手やOBを集めて、これだけの規模で開催し続けているのは、サッカー大国と言えど、ジーコだけ。そして毎年、マラカナンを満場にしているんです。2019年も、年間3冠(リベルタドーレス杯、ブラジル全国選手権、リオデジャネイロ州選手権)を達成した、フラメンゴの現役選手達や、ジーコと共に1981年のリベルタドーレス杯で優勝したOB達、今、ブラジルサッカーで旬な選手達、そして、元Jリーガー達など、多彩なスター達が集まって、6万2000人の観客を魅了してくれました。そのチャリティーマッチに関する、3つのビデオを「Planeta Kiyomi」というYouTubeのチャンネルとFacebookページにアップしました。1つめは、チャリティーマッチのハイライトシーンに、ジーコや出場したスター達のコメントを交えたビデオ。もちろん、ジーコも90分フル出場して、パス、アシスト、ゴールと、その揺るぎないテクニックを見せてくれています。(すごい!)「夢の祭典ジーコのチャリティーマッチ by 藤原清美」 YouTubehttps://youtu.be/Fl6Dw-fsuwU Facebookhttps://www.facebook.com/planetakiyomi/videos/2592315301002786/ 2つめは、ジーコからすべてのサポーターへのメッセージ。いつも大きな視野でサッカーを見つめるジーコは、サッカーやスポーツが、世界の平和のために出来ることを語ってくれています。感動的です。「ジーコから新年のメッセージ、サッカーの役割 by 藤原清美」YouTubehttps://youtu.be/uFY_mlQoil4 Facebookhttps://www.facebook.com/planetakiyomi/videos/2477092099085077/ 3つめは、鹿島サポーターには今も大事な2人、アルシンドとジョルジーニョからのメッセージ。もちろん、このチャリティーマッチの常連でもあり、例年同様、この年末にも参加していました。あのアルシンド節と、ジョルジーニョからの心温まる鹿島サポーターと日本への言葉です。「アルシンド/ジョルジーニョから新年のメッセージ by 藤原清美」YouTubehttps://youtu.be/DJ5mmeFGDL0 Facebookhttps://www.facebook.com/planetakiyomi/videos/521628388451515/ 是非、ご覧下さいませ ♪文=藤原清美、写真=Jorge Ventura……

CFZ会長、チアーゴの大会総括

[2019.09.13]

第22回日本ブラジル友好カップも大成功に終わった直後、ジーコの三男であり、CFZジーコサッカーセンター会長であるチアーゴに、大会を総括してもらいました。チアーゴは会長として、鹿島アントラーズ育成部長であり、ジーコと共に大会を生み出し、運営してきた高島雄大さん、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチ、同じくコーディネーターのウェンデルソン・ホーザと共に、運営を統括。 日本勢の試合はもちろん、可能な限り、連日の試合に立ち会いつつ、 必要に応じて、スタッフと共に、細かい作業もフォローと、毎日忙しい日々の中で、 日本から来た、プレイベントの市川トレセンや、本大会出場の日本選抜、アントラーズの鹿島、ノルテ、つくばを全面的にサポートしてくれました。 日本勢の指導陣と、大会スタッフによる草サッカーでは、元選手であるチアーゴも、もちろんプレーして、一緒に楽しく汗を流しました。 そんなチアーゴのインタビューです。 Q:今年の日本の4チームの参加をどう評価しますか? A:すごく良かったと思う。全22回の友好カップでの中でも、日本勢はすべてのチームが、最も良い参加をしてくれた。 ノルテも、もう少しでグループリーグを突破できるところだった。鹿島は決勝トーナメントに進出した。準々決勝では、その後、準優勝するヴァスコに敗れたけど、とても難しい試合を、延長まで持ち込んだんだ。日本選抜も最高の試合をした。それによって、グレミオをグループリーグ敗退にまで追いやった。つくばも重要な役割を果たした。 そういうふうに、日本勢は素晴らしい参加ができたと評価している。年を追う毎に、進歩しているし、成長している。 傾向としては、数年後には、タイトルを争うことになるかもしれないと思っているよ。 Q:CFZ会長として、この大会の成功を総括してもらえれば。 A:すごく良かった。みんな、幸せに思っているし、出場してくれたすべてのチームは、満足してくれていると信じている。非常に良い運営ができたし、審判も非常に良かった。芝は、もっと良ければというところだけど、来年に向けて、より良いピッチのコンディションにするために、仕事を進めるつもりだ。 一番良かったのは、これという混乱もなかったし、みんなが互いに尊重し合えたことだ。 参加チームは美しいサッカーをしてくれた。フルミネンセはより良いサッカーをしたと思うし、おめでとうを言いたい。 一番重要なのは、16チームがみんな、非常に良い姿勢で臨んでくれたことだ。大会全体として、非常にポジティブに評価できると信じているよ。 Q:最後に、U−15で頑張っている、すべての選手と指導者にメッセージを。 A:幸運を祈るよ。 僕もそちら側でやっていたことがあるんだ。プレーしていたし、その年代でもやっていた。だから、将来の夢を持つことが、どれほど大事なことか、分かっているよ。サッカー選手になりたい、プロフェッショナルな指導者になりたい、というね。 だから、みんなの幸運を祈るし、その仕事におめでとうを言いたい。いつでも、インスピレーションを得ながら、勉強していって欲しい。ますます成長していくためにね。 Q:素晴らしい成功をおめでとう!A:ありがとう!文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

対戦相手に聞く=ヴァスコ監督

[2019.09.10]

グループリーグ第2節、日本選抜はヴァスコに、まさかの0対7と、大敗を喫しました。その試合直後に、ヴァスコのドゥドゥー監督に話を聞きました。ドゥドゥーはU−15ブラジル代表監督も兼任しています。 Q:今日の試合をどう評価しますか? A:今日の試合は、決定的な試合だった。 このグループでは昨日、日本選抜がグレミオに勝って、我々もポルトゥゲーザに勝っている。だから、我々は対等だし、お互いに今日で決めたいというところだった。 我々は、日本選抜という、非常に難しく、非常にクオリティの高いチームと対戦するのは分かっていた。それで、昨日の試合のビデオを分析したんだ。だから、勝つことができた。しかも、良い形で勝てた。 しかし実際、結果には我々も驚いているよ。非常に難しく、クオリティの高いチームだったからね。我々はチャンスを良く活かすことが出来たんだ。 Q:今日の日本選抜に関する印象は?長所や改善すべき点など、アドバイスがあれば。 A:日本の試合モデルは非常に良いと思うんだ。我々のものと非常に似ている。 ボールに多く触り、ボールを支配し、運動量が豊富。攻撃的だし、試合をきちんと組み立てる。 少し、良くなれる点があるとすれば、日本が守備で相手と競り合う時の問題だと思う。私も自分の選手達に言うんだが、相手と競り合う時は、個の強さが大事なんだ。相手と競り合い、その相手を上回るためにはね。 日本には、その強さが、少しだけ足りない。その強さをもう少しだけ向上すること。守備陣が、競り合いで強くなること。 それ以外は、ブラジルサッカーと非常に似ているし、それを我々も気に入ったよ。非常に良い試合をする。 Q:ヴァスコが毎年、高いレベルを維持し続けている秘訣は? A:ヴァスコが実現し続けている仕事だよ。U−7、U−9、U−11、U−13というふうに、もっと下の年代のカテゴリーからね。 我々は全カテゴリーを同じモデルで進行しているんだ。試合のメソッドが同じ。 だから、ここの選手達は毎年、試合に関して同じ考え、同じ哲学を持つことができる。同じ試合モデルでやっている。それが、非常に助けになる。カテゴリーを上がっていく上でね。 そういうわけで、良いレベルを維持することが出来ているんだよ。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

対戦相手に聞く=グレミオ監督

グループリーグ第1節、日本選抜が4対2でグレミオを破りました。その試合直後に、グレミオのアイウトン監督に話を聞きました。アイウトンは2年間、U−15グレミオを指揮しています。Q:今日の試合をどう評価しますか? A:今日の試合は、今ここで選手達にも話した通り、我々のチームが良いプレーを出来なかった。日本選抜の方が、非常に上回っていたのを受け入れるしかない。非常に良いプレーをしていた。我々より良かった。 我々のチームは、技術的なミスから多かったし、戦術面でもそうだ。こうあるべきではなかったという試合をしてしまった。 日本のチームは全面的に長所を発揮し、機会を活かすことが出来ていた。そして、我々を大きく上回る試合をしたんだ。 Q:日本選抜に関して気付いた、長所や改善すべき点があれば。 A: 日本のチームのクオリティが非常に高いことは、我々も分かっていた。試合を支配できるし、選手達の技術力も高い。戦術面もきちんと決まっている。 それに、我々の選手達よりも闘争的だった。試合では、より闘争的に戦っていた。もっと多く走っていた。 日本のチームのプレーからして、この結果は妥当だと思うよ。 それに対し、我々のチームは非常に低迷していた。良いプレーが出来なかった。本来ならもっとやれるはずなんだがね。ただ、今日は日本の方が上回っていた。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

日本選抜の戦い、スカパーで放送!

今年の日本ブラジル友好カップ、日本選抜の戦いが、スカパーのサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#119 で放送されました。9月6日が初回放送だったのですが、まだ再放送が続いているので、遅ればせながら、お知らせです。09/10 (火) 後1:3009/11 (水) 前6:3009/12 (木) 後7:3009/13 (金) 後2:00また、番組公式HPと、公式YouTubeにも、該当部分がアップされています。こんな感じです。 番組公式HPhttps://soccer.skyperfectv.co.jp/movies/KxCP1QoDTL8/ 番組公式YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=KxCP1QoDTL8&list=PL3gqjBmi4S6vwrOPAD2qZ6E2OzHTFaATT 上記リンクは、日本国内でしか再生されないようになっています。日本にお住まいの皆さま、テレビ、もしくはインターネットにて、是非、ご覧下さいませ ♪文=藤原清美……

アントラーズ・高島雄大さんが語る友好カップ

[2019.09.09]

鹿島アントラーズ育成部長の高島雄大さんは、プロチームを担当していた時代から、ジーコと共に、このU−15日本ブラジル友好カップを立ち上げ、第22回を迎えるここまで、選手育成に直接携わるのはもちろん、この大会そのものを運営するために、日本国内で、そしてブラジルと常に連絡を取り合いながら、支えてきました。その高島さんに、お話を伺いました。 Q:まずは、今大会の日本勢の参加と、大会全体の総括をお願いします。 A:これまで21回やってきて、今年で22回目の大会となるんですけども、今回は日本のチームから、日本選抜と鹿島の2チームが、準々決勝に進出しましたし、それに加えて、アントラーズのノルテが勝ち点4を取って、まぁ、ギリギリのところで上に行けなかった、と。 そういった意味では、日本のチームの底上げっていうのは、かなり出来てきているんじゃないなかと思います。 もちろん、日本選抜、これまでのJリーグ選抜っていうのは、良い選手を集めて参加してきているので、ある程度、そういった部分の力っていうのは、持っていると思うんですけども、我々の鹿島はこれまで何回も来て、繰り返し来ているコーチ達がいる中で、選手達に良い導きをしてもらって、こういう形になったんじゃないかなと思います。 アントラーズのジュニアユースは通常、鹿島、ノルテ、つくばという地域毎の3チームで活動しているんですけども、ブラジルに来る時には、チームの分け方を変えているんです。その3チームの中から、ユースに上がれる可能性の高い選手を8割ぐらいで固めた1チームである鹿島と、その他の2チームは、残りの選手を、その時点の力で均等に分けたチーム。 目的としては、ユースへの最後の見極めというところと、残りの2チームは、普段、チームの中でなかなか試合に出るチャンスがなくても、ここへ来て、チームを分けることによって、この大会のリーグ戦に出場することが出来る。そういう形でやってきました。 その中で、その分けた残りの2チームの方も、このような形で最後まで、予選突破の可能性を残せるようになったっていうのは、大きな成果なんじゃないかなと思っています。 Q:ここまで22回を支えて来られた高島さんからの、何か言葉があれば。 A:もともとアントラーズで監督やってる人達は、何回もリピートで来ているんですけども、それに加えて、新しいコーチ、今回であれば、小笠原アドバイザーが来てくれました。 これまで、彼がプロに入った時から、この大会は行われているわけで、それをあらためて、引退して来てもらって、感じることも、きっとあったと思います。それは、インタビューを見てもらえればと思うんですけども、まぁ、そういった新しい人もいれながら、選手達に良い影響を与えたいと。 その中でやっぱり、選手達には、まず自分の持ってるものを出し切って、ひるむことなく、ブラジル人に向かっていくこと。もう1つは、自分のプレーを“正確に”出すこと。やっぱりこの大会、ミスすると、命取りになるので。それから、チームとして団結すること。というのを、いつも話しています。 向かってって、正確に自分のプレーをする意識を持ち、あと、チームで団結すれば、ここまで出来る、というところまで来たので、ここから先はもう、ステップアップしてってもらえればな、という風に思います。 この大会はジーコと、ジーコの弁護士さんのシモンエスさんと共に、22回やってきて、で、ここ9年続けて、フェルナンド・バヌッチというコーディネーターが加わってくれまして、その中で本当に良い運営をしてきてもらっています。まぁ、僕ら日本のチームのために、日本仕様の大会をここでやらせてもらってるんですけど、本当に良い経験をさせてもらってるし、また、参加してるブラジル人、ブラジルのチームも、非常に喜んでくれているのが、嬉しいと思います。 で、この大会をやるにあたって、多くのスポンサーの方が支えてくれているんですね。この大会の意義ってものを理解してくれて、大きな見返りもできない中で、サポートしてくれて、本当に感謝しています。 引き続き、この大会が出来るようにですね、スポンサーの方にお願いしながら、いつまでもこの素晴らしい大会が続いて欲しいな、という風に思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

小笠原満男さん、友好カップを振り返って

[2019.09.07]

大会関係者、チーム関係者、対戦相手の監督など、今年の日本ブラジル友好カップに関わった重要人物に、お話を伺いました。まずは、今年、アントラーズの下部組織、鹿島、ノルテ、つくばに同行し、指導や視察に奔走した、元鹿島、元日本代表選手の、小笠原満男さんのインタビューをご紹介します。 Q:小笠原さんはプロとして、ブラジルのクラブチームやブラジル代表などと対戦したことはあると思うんですが、今回U−15のカテゴリーを見て、ブラジルの選手やチーム、サッカースタイルなど、何か発見や再確認はありましたか? A:ちょうど自分も15歳の時に、U−15日本代表として、マラカナンスタジアムでU−15ブラジル代表と試合をしたので、それに重なって見えて…。 ただ、僕らの頃は、こんなにビッグクラブ、いろんなチームが集まった大会ではなかったので、今の15歳は、こんな良いチームと試合が出来て、すごくうらやましいですね。 ただやっぱり、日本もスコア的には接戦することが出来ましたけど、個々を見たら、だいぶ差があるな、という風に感じています。 Q:その差はどういうところなんでしょう。 A:まず基本的に、ブラジルの選手は100%サッカーに向き合っているんですよね。局面、局面のところの、ゴールを奪うとか、ドリブルで仕掛ける辺りとか、ヘディングの競り合い、守備での強度っていうところで、100%でやって。 やっぱり、こういう選手がプロになっていくんだろうなっていう予感がする選手は、見受けられます。 Q:プロレベルでは、ブラジルサッカーは変わってきたとか、多くの選手が早くにヨーロッパへ行ってしまうことの功罪など、いろいろ言われているんですが、この年代でのブラジルサッカーには、変化がありますか? A:いろいろなチームがあって、本当にヨーロッパのように、システマチックにサッカーするチームもあれば、昔ながらの、やっぱり個々に特化したようなサッカーをするチームもあったり、体が大きくて、フィジカル的なサッカーをするチームもあったりで、面白いんですけど、やっぱり、個々の「止める」「蹴る」の技術であったり、そういう基礎的な部分は、昔と変わらないかなと思います。 ただ、魅せるプレーっていうのは、少し減ったかなっていう。そこで一番、観客が沸くんですけど、そういうプレーよりかは、パスでしっかり崩していくチームが増えてきたかな、という風には思います。 Q:日本とブラジルの間には、まだ差があると言われた中で、その差を縮めるために、日本に帰ったらどういうことを指導に取り入れようという、アイデアはありますか? A:やっぱり、ここで見てきたものを、いかに継続できるかですね。 あれぐらいの、ブラジルの本気の守備に対して、やれるようになるためには、日頃のトレーニングから、やっぱり本気でやり合う必要があると思います。 こういうせっかく良い大会に呼んでもらって、それを良い思い出にするんじゃなくて、このレベルを維持して、練習からできるようにやっていけば、少しずつ、近づいていくんじゃないかなと思いますけど。簡単なことではないですね。 Q:指導者としての小笠原さんの今後のプランは? A:やっぱり育成年代に携わっていることで言うと、ブラジルも、どんどんヨーロッパに選手が抜けていく中、次から次と、育成年代からトップに上がって来てるんですね。 アントラーズもそういう、トップチームからヨーロッパに行く選手が増えてきて、安部裕葵がバルセロナ行ったり、その他、最近だと4,5人かな、ヨーロッパに行く時代になってきてるんで、やっぱりそのトップチームから、ヨーロッパに抜かれた時に、育成から上げられるようにしたいなと。 この15歳もそうですけど、その下も含めて、どんどんトップチームに輩出できるようにしたいですね。 ブラジルからそのためのヒントがあると思うんで、今回勉強して、見てきたものを、アントラーズに還元できればな、というふうに思っています。 ★スペシャルコメントQ:小笠原さんは東日本大震災の被災地の方々を、長期的・継続的にサポートされていますよね。今回、小笠原さんが友好カップに来られているのを見て、逆に東日本大震災の被災地の方々から、小笠原さんの第2の人生への挑戦に、エールが届いています。小笠原さんから、被災地の方々に向けて、メッセージがあれば…。 A:そういうのを見てくれているんですね。本当に世界が繋がってるなと、すごく思います。 ただ、この施設を見ていると、自分も震災以降、岩手県の大船渡市に、みんなで頑張ってグラウンドを完成させましたけど、これほどの規模ではないんです。 やっぱりこういう施設があって、こういう大会があって、選手が育っていくと思うんで、まだまだハード面を整えていく必要が、東北にはあるかなと思っています。 自分の活動としても、こういう大会を作ったりはしてるんですけど、これぐらいの強豪チームは集められてないんで、今、パッと思うこととしては、今度はブラジルのチームが被災地に来てくれて、大会なんか、していけるようになったら、面白くなりますよね。 せっかく交流を持てたんで、簡単ではないんですけどね、そういうふうになってきたら、お互いのためになるかなと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

4チーム全員、シュハスコで打ち上げ!

[2019.09.06]

いよいよ、リオデジャネイロ遠征も終わりに近づきます。リオ国際空港に行く前の、最後のイベントは、4チームの選手とスタッフ、全員揃っての、シュハスコレストランでの打ち上げ。 リオ滞在中は、朝・昼・夜と、ホテルで普通のブラジル人宿泊客が食べるものと、同じ食事をしてきた選手達。唯一の外食であり、しかも、ブラジルの伝統的な焼肉、そして日本でも有名なシュハスコを、本場で食べられるのだから、盛り上がります。選手達、どんな様子だったか。それでは一挙にご覧頂きましょう。   ちなみに、お肉以外にも、サラダバーや温かい料理も自由に食べることができて、U−15の選手達の食欲は、最高潮です。 もう、普通の顔がどんなだか、分かんない選手もいますが、そこはそれ、楽しそうなのが一番!ちなみに、指導陣にとっては、この打ち上げでもう1つ、嬉しかったことがあります。元鹿島であり、元ブラジル代表W杯優勝メンバーのベベットが、奥さんと共に、このシュハスコレストランに来ていたのです。ベベットの鹿島時代、一緒にプレーした小笠原満男さんをはじめ、指導陣は、偶然の再会に感激!もちろん、ベベットも感激で、旧交を温めたのでした ♪ 食事が落ち着いた頃、毎年恒例の一発芸大会が始まります。 見ていた指導陣が一斉に頭を抱えるほど、気持ち良くスベった芸も、まぁ、ないわけじゃないんですが、みんなで笑って、拍手して。こうして打ち上げは時間ぎりぎりまで、盛り上がったのでした ♪今年もハードで、かつ、選手達が歓喜も悔しさも経験、指導陣と共に、多くの成果を得た日本ブラジル友好カップ。皆さん、本当にお疲れ様でした!この後は、大会関係者や、対戦相手の監督のインタビューをご紹介します。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura……

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