日伯友好カップ

華やかに表彰式

[2019.09.03]

第22回日本ブラジル友好カップ、プログラムは最後の表彰式へ。

3位となったフラメンゴには、スタッフが代表で参加し、CFZジーコサッカーセンター会長であり、ジーコの三男でもあるチアーゴから、トロフィーの授与。

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準優勝のヴァスコには、選手とスタッフの1人1人に、元Jリーガー、ブラジルでもボタフォゴの英雄として有名なサントスが、メダルを授与。

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ジーコの長年の仕事のパートナーであり、この友好カップをジーコと共に立ち上げた仲間でもあるアントニオ・シモンエスさんから、トロフィーが手渡されます。

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選手、スタッフともに、まだ元気がない様子の中、ジーコの兄であり、日本代表や鹿島でもアシスタントコーチを務めたエドゥーが、「おめでとう!素晴らしい試合だったよ!」と語りかけているのが印象的でした。
決勝まで到達したこと、そして、あれだけの激闘をしたことは、本当に「おめでとう」に値します。

そしていよいよ、優勝したフルミネンセの表彰。
メダルを授与するのは、鹿島アントラーズ育成部長であり、この大会をジーコと共に支えてきた、高島雄大さん。
優勝チームの選手とスタッフ全員、それに、個人賞を獲得した選手達には、例年通り副賞として、カシオ・ブラジルからG-SHOCKが贈呈されました。

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ちなみに、このG-SHOCKについて、優勝が地元リオのチームだった時に、毎年見られる光景ですが、今年もそうだったこと。
U−15の選手達にとっては、ものすごく嬉しいプレゼント。
みんな、箱を開けてしげしげと眺めたり、チームメイトと見比べたりした後は、スタンドに家族が来ている選手達は、お母さんやお父さんのところに走っていって、そのままプレゼントするのです。
サッカーで頑張る自分を、いつも支えてくれる家族への気持ちに繋がる、素敵な副賞なんですね。

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そして、キャプテンがトロフィーを受け取り、みんなで掲げる、歓喜の瞬間!

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個人賞は、最優秀GK賞に、フルミネンセのアウヴァロ・ノブレガ選手。
エドゥーがトロフィーを授与し、記念撮影は、日本の習慣をマネして、ピースサイン。

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得点王は、4ゴールの同得点で、フルミネンセのガブリエウ・リラ選手と、ヴァスコのジョアン・ウェズレイ選手。
ジーコの次男であり、元CFZ会長でもある、ブルーノからトロフィーの授与。

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そして、大会MVPは、準優勝ヴァスコの、イーカロ・トレード選手が獲得しました。
元鹿島、元日本代表の小笠原満男さんから、トロフィーが手渡されました。

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優勝フルミネンセ、準優勝ヴァスコ、そして、この大会を戦ったすべての選手と指導者の皆さん、おめでとう!

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★大会MVPのイーカロ選手

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(Q:大会MVPを獲得して)すごく幸せだし、何よりもまず神に感謝している。負けたのは悲しいけど、大会MVPを獲得できたことを、すごく幸せに思っているよ。

(Q:あなたが憧れるのは?)僕のアイドルはネイマール。まだまだだよ、まだまだ彼のようなプレーはできない。でも、あんなふうになりたいと願っているんだ。

(Q:夢と目標は?)目標はプロのサッカー選手になること。その目標を達成できたら、ヴァスコのシャツを着て、多くの歴史を築けるような、偉大な選手になるために、やるべきことは何でもやるつもりだよ。

★優勝したフルミネンセのレオナルド・ハモス監督

Entrevistatecnicofluminenselonardo2(Q:2年連続優勝して)すごく幸せだよね。僕らは、下部組織の主な仕事が、プロ選手を育成することだと分かっている。だから、クラブの哲学や価値にのっとったプレーをして、いつでもタイトルを獲ろうと頑張っているんだ。また優勝することが出来て、すごく幸せだよ。

(Q:あなたのチームの長所は?)チームの長所は、チーム全体、チームスピリットだ。だから、彼らは一緒に練習して、一緒にプレーする。そうやって、成果を上げつつあるんだ。

(Q:毎年強くあり続けられる理由)クラブで仕事をしているスタッフがすべてだと思う。そして、僕らの持つ育成のメソッドだ。目的は、より良い選手を育成するために、より良い人間を育成すること。それが僕らのやっていることだ。いつでも、ベストを尽くそうとすること。そして、タイトルを目指すことだよ。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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